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休八写真館資料室

現像液の染み抜き



現像液が衣服に付くと、茶色く変色してまず取れることはありません。しかし、次の処方で染み抜きが可能です。
ただし、白衣以外では試していませんので、参考にされる方は自己責任でお願いします。

準備

A液: 3.7% NaCl - 3.7% CuSO4 液 5mL  (NaCl 0.185g と CuSO4 0.185g を 5mL の水に溶かす)

B液: 43.6% チオ硫酸ナトリウム液 5mL  (Na2S2O3 2.18g を 5mL の水に溶かす)

反応液: A液 5mL + B液 5mL + 水 90mL = 100mL

手順

1) 反応液を衣服の汚れたところに付ける。平皿などを使ってしばらくつけておく。染みこみが悪い時には、少しもむ。

2) 5-10分ほどで色が落ちてくるので、さらに3-5分おく。

3) たっぷりの 1-3%酢酸に付けて、反応を止める。

4) よく流水で洗浄する。

補足

この処方は、タンパク電気泳動(SDS-PAGE) のあとに行う銀染色で、過染した時に行う脱色方法の応用です。
他にもよい処方をご存じの方がいれば、是非、お知らせください。


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