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休八のストレッ チタイ マー

Q-stretch   ver 1.14


■1 ストレッチ体操のお供に

ストレッチ体操とは「伸ばす」「曲げる」「ねじる」「まわす」「はずむ」の5つが基本で、ゆっくりとした動作で行う体操です。また、「ゆっくりと 呼吸を整 えるリラックス状態」と「ゆっくりとした動きで特定の部位の筋肉を緊張させる状態」を何度か繰り返して行うのが特徴です。つまり、休憩20秒、ス トレッチ 20秒、これを12回繰り返すといったような形式です。しかし、これを普通のタイマーなどでやるのはちょっと面倒です。
 
そこで、ストレッチ用のタイマーを作ってみました。休憩時間(秒)、ストレッチ時間(秒)、何本行うか、を入力すると、あとは開始ボタンを押すだ け。中断 や再開もできます。単純なので、使いやすいはず。さあ、体のあちこちをこれでほぐしていきましょう。


[休憩状態の計時]

休息状態では1秒ごとに●印が出てきてカウントされます。最後から10秒が黄色、最後から4秒が赤色になり、ピッ・ピッ・ ピッ・プーンと鳴ります。左の例 では20秒にセットされています。


[ストレッチ状態の計時]

ストレッチ開始です。1秒ごとに秒数がカウントダウンされていきます。0秒になると「ストレッチ開始」と「X秒」の表示が消 え、シャラーンというアラーム 音がなります。



■2 操作方法

(1) 時間の設定

右上の時間枠の所に1問あたりの時間(秒)と移動時間(秒)、問題数(繰り返しの回数)を入力し、リターンを押してください(リターンを押さない と入力し たことになりません)。入力が正しく行われたかどうかは、合計の秒数表示の変化とチャイム音で確認できます。 ここでは例として「休憩 20秒、ストレッチ 20秒、これを 12本」の設定を示します。



(2) 計時開始

画面上の「開始」ボタンをマウスで左クリックすると計時開始します。また、すぐにボタンの名称などが下記のように変わります。



(3) 計時の中断と再開

電話がかかってきた、来客があった、など、一時停止したい時は「中断」ボタンを押してください。下記のようなボタン表示になります。また、再開し たい時 は、「再開」ボタンをマウスで左クリックすると、続けてカウントすることができます。はじめから計時しなおすときは「リセット」を押してくださ い。



(4) 計時の表現

計時が始まると緑の丸()が画面で1秒ごとに表示されてゆきます。最後の10秒に なると黄 色い丸()、 4秒 になると 赤い丸()に替わり、かつ最後の赤丸4つのところでは「ピッ・ ピッ・ピッ・プー ン」という 時報が鳴ります。それから 「移動してください」の表示が出て、5秒をカウント。これが1セットで、12回繰り返されます。

現在、何本目かは左上に示されます。12問終わると、「終了しました」の表示とともに「ポンポンポンポーン」と合図のアラーム。

* 各時間の設定が短すぎると、これらアラーム音が鳴らない場合があります。これは、直前のアラーム音が鳴り終わらないうちは、次のアラーム 音が発声されない からです。また、PCの負荷がかかっている時なども音声が不十分になる場合があります。いずれにしても、計時優先で進んでいますので、ご 了承ください。

*移動時間がセットされていない(= 0秒になっている)と「ストレッチ開始」のメッセージも出ません。


(5) ヘルプ

「?」ボタンを押します。 ヘルプを印刷したいときは、ヘルプ画面(今、ご覧になっているこの画面)の上でマウスを右クリックしますとポップアップメニューがでますので、 「印刷」を 選んでください。

(6) 画面のリサイズ

画面右上の×印の左横にあるボタンを押すと全画面表示と縮小表示が切り替わります。また、縮小画面の右枠、左枠、下枠、右下隅の部分などをマウス でドラッ グすると任意の大きさに変わります。

(7) 終わり方

「終了」ボタンが有効になっている時(青表示)に押すと時間設定が保存されて終了できます。一方、画面右上の×印のボタンを押しても終了できます が、この 時は時間設定が保存されません。


■3 カスタマイズ

Q-stretch.exe と同じフォルダ内にQ-stretch.cfg という設定ファイルがあります。これををエディタなどで開き、内容を書き換えると細かなカスタマイズができます。


[標準の内容]
[内容の意味]
1行目
20,20,12
休憩時間、ストレッチ時間、本数
2行目 Q-Start.wav
始める時の音
3行目
Q-Jihou1.wav
時報その1
4行目
Q-Jihou2.wav
時報その2
5行目
Q-Jihou3.wav
終了の合図
6行目
ストレッチ開始 
移動時に表示されるメッセージ(10文字程度まで)
7行目
終了です
試験終了時に示されるメッセージ(10文字程度まで)
8行目
10
1行あたりの円の数(普通は10個)

1行目は Q-stretch 上での時間設定が保存されているだけですが、2−5行目の wav ファイル名や、6−7行目のメッセージ、8行目の円の数はこの設定ファイルでしか変更ができません。時報の音などが気に入らない時は、自分で用意 した wav ファイルを指定したり、そのファイル名を上記デフォルトにある名前にリネームしたりして使用するとよいでしょう。

もしも、この設定ファイルの設定がうまくいかなくなったり、標準に戻したい時は、この Q-stretch.cfg を消去します。すると、Q-stretch.exe が新たにデフォルト値から構成される Q-stretch.cfg を作成してくれます。


■4 たくさんの秒数をカウントしたいとき

設定時間は1問あたり30-40秒程度を前提に画面を作っています。このため、秒数が長くなるとカウントはできるもののマークなどが画面に収まらなくなります。こうした場合は、上記カスタマイズの CFG ファイルの8行目(1行あたりの円の数)の数を増やすことで対応することができます。


■5 謝辞

このソフトを作るきっかけは、「休八の繰り返しタイマー」をストレッチ体操に使っているというメールを2004年4月に鈴木さんという方からいた だいたこ とです。この「繰り返しタイマー」というのは組織学実習などの試験用に開発したタイマーですが、(試験時間 [秒] +移動時間 [秒] )×問題数、という繰り返しを設定できるタイマーなので、なるほど、ストレッチ体操にも使えそうです。でも、そのままではやはり少し不便なところ もあるの で、「マイナーな改良をしていただけたら」というリクエストが添えられていました。実は私も腰痛体操(=ストレッチ)を時々やりますので、いっそ 専用のタ イマーを作ることにしたのが、この「ストレッチタイマー」です。きっかけをくださった鈴木さん、ありがとうございました。


■6 履歴

ver 1.14 ヘルプを修正。インストーラーを廃止して簡易パッ ケージで配布。プログラムは変更なしです。 2012/8
ver 1.13 インストーラのバグフィクス(古いバージョンが ある時、 インストールできませんでした)。
2005/12
ver 1.12 画面のまばたきを減らしました。音が時々でなく なるバグ も解消。
2005/8
ver 1.00
公開。
2005/5


■7 著作権など

このソフトは、フリーウェアであり、著作権を放棄したものではありません。ヘルプファイルやアイコンも含めて、改変したものを第3者へ譲渡するこ とを禁じ ます。

このソフトへのご意見等は、下記へお願いします。感想、バグ発見や改善のアイデアなどがありましたら歓迎します。最新情報や、他の自作ソフトなど の紹介 は、私のホームページにありますので、どうぞおいでください。

http://www.geocities.jp/qqbjj485/Q-soft/index.htm

田畑 純 (休八)
たばた まこと (きゅうはち)