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休八写真館アクセサリー室(小型露出計)

Cosina Voigtlander VC Meter



Cosina Voigtlander Exposure Meterコシナの露出計。LEDで適正値がわかる。

かつてのフォクトレンダーがコシナのブランドとなって復活した。さまざまなマニュアル機のリリースにも心惹かれたが、この露出計にも、その本 気度 がうかがえた。使いやすいし、わかりやすい。でも、古いカメラを使う時など、シャッター速度の系列があわなかったりするし、ハイライトやシャドウ の露出部変更の時に混乱する。露出が合うまでふたつのダイヤルをぐりぐり回すのもなんだかまだるっこしい。

カメラがマニュアルなのだから、メーターも指針型で作って欲しかった。しかし、そこをこういう風に作るところが、現在のフォクトレン ダーの在 り方なのだろう。カメラに組み込む部品と共有化することを考えると、こういうメーターになるのだろう。

ただ、外部露出計には、内部露出計とは違う要求性がある。それは、表示がわかりやすく、操作性がよく、携帯に便利で、汎用性に富むこと。こ れらが実現されるのならば、アナログ、デジタルを問わない。液晶のようなデジタル表示であっても、適切な絞りとシャッター速度の組み合わせ がひと目でわかればそれでいい。250の8ね、60の2.8か、などとわかるだけでよいのだ。

VCメーターは、露出を決めるために絞りとシャッター速度のふたつのダイヤル操作が必要。そこで、露出が合ったら、今度はカメラの方の絞りと シャッター速度のダイヤル操作をすることになる。無論、絞りかシャッター速度のどちらかを固定にして撮影することが多いとは思うが、同じよう な作 業を露出計とカメラの両方で二度やらねばならないのは、少々、億劫だ。

追記1: 「250の8ね、60 の2.8か」というのは、シャッター速度 1/250、絞り 8 の組み合わせ、シャッ ター速度 1/60、絞り 2.8、 の組み合わせということ。これらがわかれば、あとはカメラの方のダイヤルあわせで補正もできる。

追記2: 後継機 VCメーター2は、形式こそほぼ同じだが、ふたつのダイヤルの間が空いて、5本の線で絞りとシャッター速度の関係が読み取れるようになった。

発売年
1999年12月   愛着度☆☆☆
型式
クリップオン型 反射専用
受光素子 SPD素子 (LR44 x2 使用)
測光範囲 EV 1-20 受光角 30°
大きさ・重さ w37mm x h25mm x d38mm 42g
関連 web
コシナ/VCメーター: http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/acce/vc-meter/index.html
オリンパスOMファン/VCメーター: http://www.asahi-net.or.jp/~rn6h-imi/vc.htm


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