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© 2005-2012, Kyu-hachi TABATA
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休八の
OSCE タイマー Dolphin ver 1.50 |
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[モー ド] |
[用 途] |
[LAN] |
[備
考] |
スタンドアローン | 練習・ デモ 実習試験用 |
不要 |
単体で動かす時のモードです。起動直後はこのモードになっ てい ます。ま た、 クライアント・モードで使用中、何らかの理由でサーバーとの通信が途切れると自動でこのモードに切り替 わり、計時を続行します。 |
サーバー | OSCE実施 (制御用) |
要 |
全クライアントPCを制御する役割です。自身で計時をしな が ら、 TCP/IP による通信でシンクロ信号と動作命令を全クライ アントPCに送信し続けます |
クライアント | OSCE実施 (ステーション用) |
要 |
サーバーから の信号と命令を受けて、計時やアナウンスをします。各ス テーション 内で、受験者と評価者に見える位置に設置してください。 |
←100サイクルのうちの1回目 |
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←現在の動作モードと現在時刻 |
[start] | 計時の開始。表示パターンは1から2に替わります(右 図)。 | |
[pause] | 一時停止。 トラブルなどの時に押して、計時を一時的に止めることができます。表示パターンは3になります (右図)。 | |
[contn.] | 計時の継続。[pause] の解除ボタンです。 | |
[?] | ヘルプの表示。さらにヘルプを印刷したいときは、ヘルプ画 面 (今、ご覧 になっているこの画面)の上でマウスを右クリックしますとポップアップメニューがで ますので、「印刷」を 選んでください。 | |
[cfg] | 設定画面の表示。くわしくは次項。 | |
[ctrl] | サーバーモードとクライアントモードの時には [ctrl] ボタンが表示されます。このボタンを押すとサーバー・パネルやクライアント・パネルを開くことができ、サーバーとクライアン トの間での交信ログを見たり、モードの停止などができます。計時中でも使用できます。 | |
[exit] | プログラムの終了。時間設定が保存されて終了できます。一 方、 画面右上 の×印のボタンを押しても終了できますが、この 時は時間設定が保存されません。 |
[時 刻 合わせ] | OSから指定する(システムのコントロールパネルから呼び
出 す)プロパ ティ画面を直接呼び出すことができます。サーバーとして使用する時
は、正確な時刻あわせが必要ですから、これで時刻合わせをしたり、インターネット時計との同期を行ってください。 *現在時刻が全PCで一致していることは運営上、必須です。しかし、タイムサーバーへのアクセス(OS の net time コマンド)が、通信状況やPCの設定によってうまくいかないことが多いようです。それで、Dolphin では計時開始時にPC間の時刻あわせを行っています。 |
[画 面 の設定] | OSのプロパティ画面を直 接呼び出します。スクリーンセーバーや省エネ設定などを 解除してください。これをしておかないと、計時中にスクリーンセーバーなどが発動します。 |
[作 者 HP] | HP「休八ソフトウェア」を参照できます。最新の情報など が入 手できま す。 |
[ヘ ル プ] | ヘルプファイルを参照できます。今、お読みになっている、 この ファイル が開かれます。 |
[閉 じ る] | 設定画面を終了します。 |
[クロック補正] |
PC の内部クロックの実測を行い、補正をすることができます(■9を参照)。 |
サーバーPC |
クライアントPC |
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試験前(1) |
a)
LANを敷設します。各試験場のPCをLAN に接続します。それぞれでPCを起動します。 b) スクリーンセーバーやスリープ機能は切っておいてください。 c) OSのセキュリティプログラムが働いて、「ブロック解除をしますか?」というようなメッセージが出ることがあります。ブロックを 解除する、ファイアウォー ル を解除する、としてください。 d) Dolphin がインストールされていなければ、インストールします。 e) Dolphin を起動します。 |
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試験前(2) |
a) [cfg]
ボタンを押して、設定画面(■8を参照)を開き、時間や繰り返し回数を入力します。 b) モードのラジオボタンを「サーバー」にします。 c) 「Server Panel」というパネルが開きますので、下の [Server on] を押します。押すとこのボタンは[Server off] となります(上図は押したあと、2つのクライアントが接続した状態)。 d) 「クライアントの接続待ち」から始まる交信ログがパネルのテキストボックスに表示されます。 主画面では左下に「server mode」と表示され、右下には [ctrl] という黄色いボタンが出現します。 e) 接続チェックをするなら、主画面の[start] ボタンを押して計時を始めます。すでにクライアントが接続されていれば、それらがシンクロして動き始めます。また、先にサーバー が動いている状態で、クラ イアントを後から接 続すると、その接続と同時にシンクロされて、サーバーと同じタイミングで計時とアナウンスがされるようになります。こうして接続 の確認と制御のチェックが できます。 f) サーバーパネルに表示されている IP address (上図の例では 172.24.31.31)はクライアント接続に必要です。放送設備を利用するか、担当者に印刷したものを取りに来て もらうとよいでしょう。また、固 定アドレスを使用していれば、IP address に変更がないので、事前の通知が可能です。 [右のクライアントの作業へ続く] |
[左のサーバーの操作のあと
で] a) サーバー担当者からの通知(サーバーIPアドレスとサーバー起動の連絡)を受けてから、作業にとりかかります。 *サーバーPCのサーバー機能がオンになり、チェックのための 計時 を開始した後 で す。 b) まず [cfg] ボタンを押して、設定画面(■8を参照)を開きます。モードのラジオボタンを「クライアント」にします。 時間や繰り返し回数を入力する必要はあり ませ ん。サーバー とつながると サーバーの設定情報に従うからです。 c) 「Client Panel」というパネルが開きますので、次の2カ所に情報を入力してから(必須)、下の [Client On] を押します。このボタンは [Client Off] に変わります(上図は Off になった状態)。 server IP:
サーバーの IP アドレス(例 172.24.31.31)
client name.: クライアントの識別名(例 1B-tanaka) d) 「接続要求」から始まる交信ログがパネルのテキストボックスに表示されます。接続が成功すると、主画面左下のところに「client mode」と表示されます。また、右下ボタン群が無くなり、 [ctrl] という黄色いボタンだけが表示されるようになります。また、サーバーと同じタイミングで計時とアナウンスが始まるはずです。 |
試験前(3) |
全PCとのコネクト(=LANでTCP/IP通信が相互に可能になった状態)が成立したら、
ク ロック補正
をサーバーで行います。すると、全PCでのクロック補正がシンクロして行われ、それぞれのPCで固有のクロック示数が得られ、よ
り正しい計時が可能になり ます。 |
*特に作業はありません。全て
の操 作がサー バーからの命令で自動実行されます。 |
本番 |
a)
すべてのPC接続が確認できたら、テストランの計時をとめてリセットします。本番での計時は、サーバー担当者が主画面
で [start] を押すことで始まります。 b) 実行中は、すべての命令がサーバーから出され、全クライアントを支配します。なお、サーバーのコントロールパネルにある [Client List] ボタンを押すと、クライアントリストパネル(下図)が開き、現在接続されているPCを調べることができます。 c) 各クライアントのパワーの差によっては、計時に遅れが生じることもあります。このため、移動時間、読み込み時間、試験時間それぞ れの最初の15秒目に同期 信号がサーバーから出され、サー バーと全クライアントの同期をとっています。これらの信号の交信状態は、サーバー・パネルやクライアント・パネルに表示されま す。 d) 何事もなければ、最後まで計時が進んで、自動で計時が終了します。サーバー担当者が [exit] を押しますと、クライアントPCも一斉にプログラム終了となります。 |
*特に作業はありません。全て
の操 作がサー バーからの命令で自動実行されます。 *ただし、次のようなチェックメッセージ(=通信エラー発生)が出た時は、速やかに担当者(サーバーPC担当者な ど)に 知らせて、復旧作業をしてください。 <エラー表示が出た時> a) LANケーブルの断線やハブの故障などの通信エラーが生じると、下記のようなメッセージがでます。 b) この警告は、多くの場合、サーバーPCに表示されますが、トラブルの種類や場所に依ってはエラーの起こったクライアントPCのみ に表示されます。 c) エラーの種類は、サーバーパネル、クライアントパネルの通信ログにコードで示されていますが、試験中は原因追及より現状復帰が重 要ですので、不調の 原因を大まか に把握して、ハブやケーブルを取り替えていく作業を優先してください(詳細は■10)。 d) この警告は [cfg] ボタンや [ctrl] ボタンを押すと消失します。また、サーバー・パネルやクライアント・パネルにある[ChkMsg Clear] ボタンでも消えます。 e) 断線しているのに、クライアント・オン状態で動いていることもあります。そういう場合は、一旦、クライアント・オフして、クライ アント・オンしなおして通 信を復旧してください。 |
[状 況] |
[原 因] |
[対
処] |
計時が止まっている。 再開できない。 クライアント接続できない。 |
OSCEタイマーの不調 | 再設定。再操作。 |
クライアントPC自体の 不調 | 予備のPCに取り替える(★)。 | |
PCがスタンドアローンで動いている。 クライアント接続できない。 ハブのランプが消えている。 |
ケーブルの断線か接続不 良 | ケーブルのつなぎ直し。ハブのランプが点灯しなけれ ば、取 替え。それで も駄目ならハブの不調が考えられる。 |
ハブの不調 | ハブを代える(★)。 |
[内 容] | [内容の説明] |
[対
応する音 声ファイ ルの内容] |
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1行目 |
3,1,1,5,1,100 | 試験開始前の時間、移動時間、読みとり時間、試験時間、フィードバック時間、 繰り 返し数 | |
2行目 |
1,1,1,1,1,1,1
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アナウンスのオン・オフ(On=1, Off=0) | |
3行目 | b2min.wav | 2分前のアナウンスの音声ファイル名 | "残り2分です" |
4行目 | b1min.wav | 1分前のアナウンスの音声ファイル名 | "残り1分です" |
5行目 | b30sec.wav | 30秒前のアナウンスの音声ファイル名 | "30秒前" |
6行目 | b10sec.wav | 10秒前のアナウンスの音声ファイル名 | "10秒前" |
7行目 | serif0.wav | 試験開始前のアナウンスの音声ファイル名 | "まもなくOSCEを開始します。最初の受
験生 は準備を してください。 " |
8行目 |
serif1.wav |
移動開始のアナウンスの音声ファイル名 | "次のステーションに移動してください。" |
9行目 | serif2.wav |
読みとり開始のアナウンスの音声ファイル名 | "課題を読んでください。" |
10行目 | serif3.wav |
試験開始のアナウンスの音声ファイル名 | "試験開始です。" |
11行目 | serif4.wav | フィードバック開始のアナウンスの音声ファ
イル 名 |
"フィードバックを受けてください。" |
12行目 | serif5.wav | 試験終了のアナウンスの音声ファイル名 | "OSCEが終了しました。ご苦労様でし
た。" |
13行目 |
jihou440.wav |
3, 2, 1秒前を示す時報の音声ファイル名 | 440Hzのビープ音 |
14行目 |
jihou880.wav | 0秒を示す時報の音声ファイル名 | 880Hzのビープ音 |
15行目 | 試験開始前 |
試験開始前に表示されるメッセージ | |
16行目 | 移動時間 | 移動時間に表示されるメッセージ | |
17行目 | 課題読み時間 | 課題読み時間に表示されるメッセージ | |
18行目 | 試験時間 | 試験時間に表示されるメッセージ | |
19行目 | フィードバック |
フィードバック中に表示されるメッセージ |
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20行目 | スタンバイ |
試験開始前に表示されるメッセージ |
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21行目 | 一時停止 |
一時停止時に表示されるメッセージ |
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22行目 | 1001 |
通信に使用するポート(ここの変更は要注
意!) |
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23行目 | 172.24.31.31 |
サーバーIP(クライアントパネルで入力) | |
24行目 | 1A-yamada |
クライアント名(クライアントパネルで入 力) |
引
数 |
動
作 |
1 |
起動後、設定画面を出した状態で待機します。 |
2 |
起動後、クライアントパネルを出した状態で待機します。 |
3 |
起動後、サーバーパネルを出した状態で待機します。 |
control.exe
firewall.cpl
control.exe ncpa.cpl setup.exe copy "Dolphin.cfg" "c:\Program Files\Q-soft\Dolphin\Dolphin.cfg" /Y cd "c:\Program Files\Q-soft\Dolphin" c: Dolphin.exe 2 |
2005年・H17年度〜 | 鹿児島大学・歯学部 | [歯学系OSCE] |
2006年・H18年度〜 | 鹿児島大学・医学部 | [医学系OSCE] |
2007年・H19年度〜 | 大阪大学・歯学部 |
[歯学系OSCE] |
大阪大谷大学・薬学部 |
[薬学系OSCE] | |
2009年・H21年度〜 |
第一薬科大学 |
[薬学系OSCE] |
日本薬科大学 |
[薬学系OSCE] | |
2011年・H23年度〜 |
東京医科歯科大学・歯学部 |
[歯学系OSCE] |
ver 1.50 | ヘルプとパッケージの見直し。公
開。 |
2012/8/17 |
ver 1.48 | 第4回鹿児島大学歯学部OSCE(2009
年9月)で使用。非公開。 (1) 横長画面に対応。 (2) 時間精度を 0.1秒から 0.01秒に上げる。 (3) PCのクロック誤差を補正するため、クロック補正機能をつける。 (4) クロック補正をシンクロして全PCで一斉にできるようにする。 (5) エラーメッセージを改良。 |
2009/6/6 |
ver 1.30 | フリーウェアとしてベクターにて公開。 (1) 音がくぐもる現象があったが、wav ファイルの Prev のタイミングを替えることで解決。 (2) サーバーパネル、クライアントパネル、PCリストパネルを可変ウィンドウに替える。 (3) サーバー・オンとクラインアント・オンのオン・オフをトグルスイッチ化。 (4) サーバーパネルを改善し、 エラー発生時の原因PCを表示できるようにした。 |
2006/10/1 |
ver 1.26 | 第1回鹿児島大学歯学部OSCE(2006
年9 月)で 使 用。非公開。 (1) デジタル表示のちらつきを最小限に。表示色の一部変更。 (2) 試験前のカウントとアナウンスができるように変更。これに伴い設定ファイルの書式を変更。 (3) 設定画面に、時刻合わせ、画面設定、HP参照などができるボタンを設置。 (4) 練習用にフィードバックの時間を加えた。これに伴い、設定画面と設定ファイルを変更。 (5) クライアントパネルの入力情報を保存できるようにした。ポート番号も設定変更可能に。 (6) 実行時に引数をつけ、任意の動作モードを指定できるようにした。 (7) 断線などによる通信エラー発生時、「エラー発生」という点滅表示で示すようにした。 (8) サーバーモードで表示されるクライアントリストパネルを改良。つねにソートされるようにした。 (9) 待機時にもシンクロをできるようにして、最初のアナウンスからタイミングが合うようにした。 |
2006/9/22 |
ver 1.00 | フリーウェアとしてベクターにて公開。 (1) 表示メッセージを増やす。こ れにより設定ファイルの書式を変更。 (2) 各PCの計時誤差を0.5秒から 0.05秒までに短縮。 (3) 計時の精度をあげるために内部クロックの参照をすべて取りやめる。net time コマンドも使わないようにする。 (4) 現在時刻の表示を追加。 |
2005/10/30 |
ver 0.90 | 鹿児島大学歯学部OSCE最
終トライアル(2005年9月)にて使用。非公開。 (1) サーバー側のエラートラップを強化。テスト時の頻繁な断 線/再接続操作に耐えられるようにする。 (2) サーバー側にはサブパネルを新規作成し、接続されているクライアントのリストを表示。 (3) クライアント側はIPアドレスの入力画面をひとつにまとめる。 (4) チャット機能を削除し、代わりに通信状態を表示できるよ うにする。 (5) 遅れ補正信号の方式を変更。 |
2005/9/13 |
ver 0.60 | 通信エラーのトラップ、誤操作のトラップ、 時間 の同期 ルーチン、音声ルーチン、内部クロックの参照など、予定していたルーチンのほぼすべてが完成。こ れで最初のテストランを行 う。非公開。 | 2005/8/1 |
ver 0.00 | 通信部(フリッパー)が完成し、本格的な作
成に とりかか る。 |
2005/7/15 |