updated on 2019/12/10

休八写真館＞デジタルカメラ室

Canon EOS 6D Mark II

35mmフルサイズ・デジタル。

初代と比べると、背面の液晶モニターがバリアングルになり、防水・防塵仕様となった。相変わらず大柄だが、それでも EOS フルサイズ・デジタルとしては軽い。

性能は必要十分で、いい写真が撮れる。とりわけ、夜景の良さは特筆もの。ただし、「自分が撮った」のではなくて、「カメラが撮った」ような感覚があって微妙である。EOS 全般にいえることだが、フォーカス、絞り、シャッタースピードなど多くをカメラに任せてしまっているので、撮影者の個性を出しにくくなっているようにも思う。それで、絞り優先にして、露出をプラスマイナスいじりながら、一枚一枚に集中して撮る。フレームや光の入り方を考える。結果をすぐに確認できるので、少しずつ調整して、「自分の写真」にしていく。まるで、カメラとの鎬合い（しのぎあい）である。

画質はよい。満足できる。どんなレンズをつけてもその特性を引き出せるように思う。また、バリアングルのおかげでさまざまな位置から撮影が可能。液晶をひっくり返して背面をフィルムカメラのようにして撮影することも多い。液晶は情報過多であり、ファインダーに集中したくなるからだ。

広角や標準を使うにはやはりフルサイズがよい。その一方で、望遠だと焦点距離の伸びるAPS-Cの方が有利だ。フルサイズとAPS-Cとの使いわけは、デジタルカメラならではの新しいあり方である。レンズ込みで、ハッセルブラッドなど中判カメラの重量に近くなる。かつての中判カメラのような位置にフルサイズデジタルがあると考えてもよいのかもしれない。

追記１：　初代の EOS6D はEOS 5D mark II とほぼ同じ時期にリリースされ、そのコンセプトの違いにびっくりし、そして好感を持った。ボタンの配置を見ると、液晶モニターがバリアングルにできる配置になっていたので、mark II が出るのを待つことにした。

追記２：　ボディはプラスチックになっているが、Wi-fi などにはこちらの方が好都合。スマホの利用は必須に近く、遠隔操作できるアプリがあるし、PDF版のマニュアルを見るのに使う。カメラのGPS機能もなかなかすごくて、EXIF に位置情報が記入される。時代がどんどん進んでいるのを感じる。

追記３：　操作性は悪くない。だが、使うのは露出補正がほとんどで、そうなると単体の露出計の方が早い。フォーカスにしても、いｊろいろ選べることがかえって面倒だ。

発売年		2017年3月　　愛着度★★★★
型式		レンズ交換式・デジタルカメラ
撮影素子		35mm フルサイズ　CMOS、2620万画素　（有効画素数　約2600万　6,240 x 4,160 pixel）
プロセッサ		DIGIC 7
レンズ	マウント	EF シリーズ
	標準	EF 24-105mm F3.5-5.6 IS STM
シャッター		フォーカルプレーン 1/4000～30秒
測光		63分割TTL測光、測光 EV1～20、
測距		測距点 45、測距 EV-3～18、二次結像位相差検出方式AF
ファインダー	光学	倍率 0.71。視野率 98%
	液晶	ワイド3.0型TFT (約104万画素・タッチパネル)
記憶媒体		SDカード（SD、 SDHC、 SDXC）
電池		専用リチウムイオン電池 LP-E6N （7.2V 1865mAh 約80g）
大きさ・重さ		w144.0mm x h110.5mm x d74.8mm 685g (メモリと電池込みで 765g)
海外モデル名		EOS 6D mark II
その他		ライブビューではコントラスト検出方式AFで、顔認識あり。手ぶれ補正はレンズで行う。 GPS, Bluetooth, Wi-Fi 受信機能あり。常用ISO 100～40,000
関連 web		キヤノン・カメラ・ミュージアム / EOS 6D mark II ：　https://global.canon/ja/c-museum/product/dslr866.html キャノン製品マニュアル / EOS 6D marik II：　http://pdisp01.c-wss.com/gdl/WWUFORedirect.....

石垣島の伊野田港。Tokina AT-X Fisheye10-17mm F3.5-4.5	石垣島の白保の森。Tokina AT-X Fisheye10-17mm F3.5-4.5
ヒルギの若木。石垣島の赤崎海岸で。ここからヒルギの森ができる。 Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USM	ヒルギの気根。石垣島の宮良川河口。人々がくつろいでいるかのよう。 Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USM

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