updated on 2014/02/16

休八写真館＞特殊デジタル室（ビデオカメラ）

Sony Handycam HDR-CX170

こんなに小さいのにハイビジョン録画が出来る。

Sony のDVカムは DCR-PC7から使っているが、この16年の間に高画質化と録画メディアの変化が著しい。画質については、1996年の DCR-PC7 が 640 x 480 pixel (約30万画素) 、2000年のDCR-PC110 で 1920 x 1080 pixel (約200万画素)、2010年の HDR-CX170 で 2048 x 1536 pixel (約310万画素) であるから、およそ10倍の高画質化だ。

録画メディアについては、ミニDVテープ、ミニDVD、ハードディスク、SDカード、内部メモリなどが実用化され、録画時間の長時間化、消費電力の低減、カメラの小型軽量化が可能になった。Sony 固有のメモリースティックは未だに使われているが、SDカードに対応している。内蔵メモリは 32GB あって、画質にもよるが３～１３時間の録画ができる。

液晶モニタはタッチパネルになり、操作性が上がった。動画と静止画の切り替えも簡単で、操作に迷わない。レンズも明るいままで、高ズーム比になっている。これで大きさも重さも半分以下になっているのだから本当に驚く。また、ＰＣとの連係が実に簡単なのも大きな変化だ。USBだけでつなげるようになり、内部メモリやＳＤメモリの録画ファイルを簡単に転送できる。惜しむらくは、SDカードと内部メモリの連続録画ができないことだと思う。

追記１：　付属ソフトの PMB もなかなかよくて、Panasonic Lumix G2 で撮影した AVCHD Lite の動画も再生できるので重宝だ。Panasonic Lumix G2 の付属ソフト PhotoFun では、G2で録った AVCHD Lite 画像は再生できるが、HDR-CX170で録った AVCHD 画像は再生できなかった。

追記２：　USBでコンピュータと接続でき、データ転送も簡単。

発売年

2010年1月　　愛着度★★★

型式

ハイビジョンビデオカメラ

録画

撮像素子

1/4型 420万画素 CCD　（有効画素数310万画素　2048 x 1536 pixel）

レンズ

Carl Zeiss Vario-Tesser 2.5-62.5mm F1.8-3.2 （35ミリ換算 37-1075mm）

シャッター

電子式、 1/4000～1/4秒

ファインダー

液晶モニター：　2.7型、23万ドット（960 x 240 dot）、タッチパネル

録音

回転2ヘッド、 32kHz　12 ビット（ステレオ1、ステレオ2）

入出力

AVリモート端子ミニ出力（コンポーネント、映像音声出力兼用）×1
HDMIミニ出力 ×1、ミニUSB端子×1

記憶媒体

内蔵メモリ 32GB および SD カード（SDHCメモリーカード）。撮影時間は下記。

FX モード
(24Mbps)
FH モード
(17Mbps) HQモード
(9Mbps) LP モード
(5Mbps)

内蔵メモリ使用時
約3h00m
約2h55m
約7h50m
約13h20m

SD カード使用時
約2h55m
約3h50m
約7h45m
約13h10m

バッテリー

60-125分（NP-FV50使用時の撮影可能時間）

大きさ・重さ

w50×h56×d106mm 210g （NP-FV50装着で 260g）