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休八写真館特殊デジタル室(ドローン)

DJI Spark



Dji Mini
        Drone Spark やってみた。面白い。夢中になれる。

機体は軽い。デザイン も秀 逸。価格もこなれてきた。

重さはわず かに 300g。ハトやカラスよりも軽い(*1)。 ドローンとしては小さい部類だが、撮影された画像を見ると、見事に揺れ が無くて安定して いる。つまり、風に 流されない程度の重さではあるようだ。

操作性はよい。機体の性能も画質も風景を撮るには十分だと思う。付 属ソフトも使いやすい。最初は覚えることが多く、また多機能ゆえに複雑に思えたが、何のことはない。スマホやPCと同じく、すべての機能を使う必要は無い わけで、自分に必要な操作を覚えるだけと割り切れば、案外簡単である。GPS機能、自動帰還機能(*2)、 障害物センサーなどが備わっているのはありがたい。

アームが折りたためる機種もあったが、アーム固定の機種にした。可動部が少ない方が、軽量かつ堅牢 であろうと考えたからだ。運ぶときにはコンパクトの方がいいが、現地での準備の手間が4本のアーム分だけ増えることと、プロペラガードを装着 すると折りたた めなくなるので、飛ばすことを考えるとデメリットもあると考えた。

スマホでの直 接操作による操縦もできるが、Wi-Fi の送信距離は短いので、野外での飛行には送信機は必須である (*3)。また、送信機での操作は、スマホよりも格段に便利で、特に 左右のレバーが微妙な動きやスムーズな動きを可能にしてくれる。スマホと送信機を Wi-Fi でつなぎ、送信機から専用電波を機体に送ってコントロールする。ただし、機体がかなり小さいので少し離れると機体を見失う。スマホの画面に映る映像だけを 頼りに飛ぶことになるが、こうなるともう鳥になったような気分である。機体から送られてくるリアルタイムの映像は実にすばらしく、ゆったりと大空 を飛んでいる気分を味わえる。

もっと景色のよいとこ ろでドローンを自由に飛ばし たい。鳥のようにもっと飛びたい。そんな気持ちが湧いてくる(*4)。

*1 街中で見かけるハト(カワラバト)は 360g、ハシボソガラスは 520g、ハシブトガラスは 550-750g。
*2 DJI では、RTH (Return to Home) 機能と呼んでいる。  GPS を使って離陸した場所を覚え、そこに自動で戻ってくる。ボタンひとつで戻ってくるし、通信ロストした場合やバッテリーが少なくなった ときなどにも自動で起動す る。
*3 Wi-Fi では距離 100m、高さ 50m。送信機を使うと、距離 500m まで伸びる。
*4 ドローンには、様々な規制がある。例えば、航空法、電波法、小型無人機 等飛行禁止法、自治体ごとの条例、民法など。200g 以下だとマイクロドローンとかトイドローンといって規制の対象外であるが、200gを越えるドローンはすべてが規制されてしまう。しかし、農業用や人が乗 れるものまですべてひとく くりになっているのはどうかと思う。例えば、小型ド ローン(〜600g)、中型ドローン(〜2kg)、大型ドローン(無制限)のように分けて規制を区分してもよいのではないだろうか。そして、できれば、小 型ドローンはもっと自由にしてもよいとと思う。ハトやカラスよりも軽いのである。また、犯罪防止が目的であれば、それは別な法で裁くべきだと 思う。

追記1: 飛ばせる場所 が限られているのが悩 ましい。気軽に練習できる場 所があるとありがたい。最近はドッグランなどが作られているぐらいだから、ドローンの飛べる公園がもっとあってもよいと思う。電線などが 無いところ、人が歩いていないところが飛ばしやすいので、自ずと川や池の上を飛行することになる。

追記2: Spark には、アクティブトラック、タップフライ、ジェスチャーコントロールといった撮影機能もある。機体にはμSDを入れて撮影データを記録するのであるが、実 はスマホにも自動記録する機能(キャッシュ録画)がある。万が一、機体が 水没したりして回収できなくても、スマホの方にデータが残る。付属の充電器は使いやすくて便利。機体と送信機とスマホの3つの充電が可能である。

追記3: 機体は意外と堅牢。一度、木にぶつけて落下させたが、当たり所がよかったのか、プロペラガードが曲がった程度ですんだ。

追記4: 飛行機に乗るときは、ドローンは機内に持ち込めないので、手荷物として預ける。ただし、スペアバッテリーは逆に荷物室に入れられな いとかで、機内に持ち込むことになる。本体のバッテリーはそのままでよいとのことであるから、ややこしい。

発売年
2017年5月  愛着度★★★★
型式
デジタルカメラ付きクア ドコプター (ドローン)
録画
撮像素子 1/2.3型 1200万画素 CCD (3968×2976 pixel)   動画 1080p 30fps 200万画素 (1920×1080)
レ ンズ 35ミリ換算 25mm F2.6
シャッ ター 電子式、 1/4000〜1/4秒
ファインダー
液晶モニター: 2.7型、23万ドット (960 x 240 dot)、タッチパネル
本体性 能
飛行時間 16分、操作可能距離 500m
障害物検知、GPS、自動帰還、Wi-Fi、スマホ利用可、自動追尾、ジェスチャーコントロール
記憶媒 体 マイクロSDカード 64GB まで。(1GBで5分ぐらい録画できる)
バッテ リー
16分 (実質10-12分程度、充電は80分)
大き さ・重さ w143×143×h55mm 300g (バッテリー込み)
関連 web

DJI Spark https://www.dji.com/jp/spark
DJI Spark マニュアル https://dl.djicdn.com › downloads › Spark › Spark+User+Manual+V1.0_JP.pdf
国土交通省 無人航空機の飛行ルール http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html
有名ドローンメーカー DJI ってどんな会社? https://drone-school-navi.com/news/.....
ドローンニュース https://drone-school-navi.com/dronenews_column/


●付記:飛行の手順●

<前準備>
  1. スマホで DJI マップを起動させ、規制範囲ではない場所であるかどうかを確認。
  2. スマホで DJI Go 4 を起動させる。
  3. 送受信機のスイッチを入れる(2度押しで起動できる)。Go 4 で Connected 表示がでないときには、Wi-Fi でつなげる。少なくとも一度つなぐと2度目からは自動でつながる。Go 4 でフライトモードにして、カメラビューを起動しておく。
  4. 機体を取り出し、プロペラガードなどを装着し、スイッチをいれる(これも2度押し)。平らな地面に置く。カメラビューに機体のカ メラ映像 が映ればOK。
<飛行>
  1. ビデオモードにして録画開始。
  2. Go 4 の「自動離陸」を使う。プロペラが回り始め、1.2mのところまで浮上し、ホバリングする。
  3. 左レバーで上下と定位置での回転、右レバーで前、後、左、右に動かして、操縦する。
  4. 5-6分、飛行をして風景などを撮影する。ゆっくりと自分のいるところへ戻す。
  5. 適当な高さと近さまで戻したら、「自動着地」を使って着陸させる。録画も停止する。プロペラも自動で止まる。
<片付けなど>
  1. 機体の電源をオフにする(2度押し)。
  2. 送受信機の電源をオフにする(2度押し)。
  3. スマホの Go 4 を閉じる。
  4. 自宅にもどって、動画編集。Microsoft Movie Maker を使用。


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