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Last updated  2019/11/05

使用例と感想


■1.衛生士学科での使用例

衛生士学科の解剖学の消化器系と呼吸器系の講 義で、立体紙模型を活用しました。

講義の2時間を使い、紙模型の作成と完成した紙模型のスケッチを課題としました。紙模型作成では、学生はサイトの動画を 活用 しながら、作成していました。スケッチは色鉛筆を使って描き、観察しながら名称を書き込むよう指示しました。3例をお見せします。


AO さんの感想文
YK さんの感想文
NT さんの感想文
学生には掲載 の了解済みです。 絵をクリックすると大きく表示されます

学生の感想としては、次のようなことが書かれていました。
  1. 紙模型は教科書の図より、わかりやすく、自分で 組み立てる事で、理解しながら覚える事ができた。
  2. 次年度の1年生の講義でも、紙模型を取り入れたら良いと思 う。
  3. 紙模型で家族に説明したい。将来は患者さんに紙模型を使って わかりやすく説明したい。
紙模型作成の時間を取り入れると、講義がより充実したものとなる実感がありま す。また、学 生のやる気を引き出す事にも効果があり、学生の観察力を高め、理解を深める事に役立つと思いました。

次年度も紙模型作成の講義を取り入れたいと思います。
[2019.11.05 KS先生]

■2.理学療法科での使用例

理学療法学科で解剖学の講義を担当しており、 消化器系と呼吸器系の単元で、「喉頭・咽頭の立 体紙模型」を教材として活用させていただきました。

学校割引で学生全員分を購入し、はさみとのりは持参してもらい、1時間の枠を使って、自分たちで組み立ててもらいまし た。ほ とんど添付の説明書だけで、全員が組み立てることができました。次の様な効果があったと思います。
  1. 既存の模型に比べ、立体紙模型は喉頭と咽頭を別々に作成できるため、位置関係が把握できまし た。
  2. 呼吸器系では、声帯ヒダと前庭ヒダの位置や、喉頭を構成する軟骨などの構造を把握する事 ができました。
  3. 消化器系では、喉頭蓋を自分で動かすことができるので、喉頭全体の動きやはたらきを捉えながら考える事がで きまし た。
  4. 1つ1つの構造を確認しながら作成することと、完成した紙模型を観察しながら考えるという二つの過程によっ て、講義だけでは理解が難しい部分の知識を得る事ができたと思います。
  5. 学生からは、「事前の予告があった時からずっと楽しみにしていた」という声や、「持って帰ることができるの がうれしい」といった声が 寄せ られました。
このように立体紙模型は、医療系の学生の理解を深める教材として役立ち、学習意欲を高める効果もあったと思います。今 後、衛生士学校や薬学部・歯学部などの担当講義でも、活用したいと思いました。
[2018.12.27 KS先生]

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