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Last updated 2014/02/26
「展覧会の絵」 ピアノ曲  (Se-Si)
"Pictures at an exhibition" piano version (Se-Si)

Michael Seewann / 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Lorris Sevhonkian / 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Arkady Sevidov / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition Vasili Shcherbakov / 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
 / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Anna Shelest / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Mikhail Sheyne / 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Kazune Shimizu (清水和音) / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition Kazune Shimizu (清水和音) / 展覧会の絵 / Pictures at
                an exhibition
/ 展覧会の絵 /
                  Pictures at an exhibition
Mitsutaka Shiraishi (白石光隆)/ 展覧会の絵
                  / Pictures at an exhibition
Laszlo Simon / 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Michael Seewann
Lorris Sevhonkian
Arkady Sevidov Vasili Shcherbakov
Anna Shelest
Mikhail Sheyne
Kazune Shimizu
 (清水和音)
Kazune Shimizu
(清水和音)
Mitsutaka Shiraishi
(白石光隆)
László Simon
原典版 原典版 原典版 原典版 原典版 原典版 原典版(異稿あ り) 原典版 原典版 arr. Rimski-Korsakov
Genuin GEN 10179
Ambitus amb 97905 ArteNova 74321 46496 2 Classical Records CR-091
Private? Allegro AL99 [LP]
SONY 30DC-5244 Exton OVCT-00046
Meister Music MM-2175
Sverige Radio EC17320
Leipzig 2009/4/6,8-9
Berlin 1996/10/16-17 Moscow 1996/10/1-4 Moscow ?
New York 2010/10
1954 ? Yanai 1988/12/6 Tokyo 2004/08/09-12
Tokyo 2013/9/11
Stockholm 1992
理知的。グノムなどもスタカートの少なく落ち着いたものになっている。ビドロでもあまり強奏 せず にその歩 みのもの悲しさや哀れさを表現している。どの曲も極端な演奏ではなくて、むしろオーソドックスなのだが、よく考えられていて完成 度が高い。ピアノスティッ ク。おすすめできる。

ミハエル・ゼーヴァンはステュットガルト音楽学校のスタッフら し い。同校のHP ではひげ面の彼が紹介されている。
しっとりとした叙情的なピアノ。全体に穏やかな演奏が続くが、ビドロやバーバ・ヤーガでは迫 力の ある演 奏。

ロリス・セヴォンキアンは1959年にパリで生まれたアルメニ ア系 スイス人。
確かなピアノタッチで、理知的な感じのする丁寧な演奏。テュイルリなどは軽く演奏するピアニストが多い中で、ほどよい陰 影を つけた仕 上がりになっており印象的である。

セビドフは日本公演などの経験もあるロシアのピアニスト。
ロシア人による演奏ながら、まるでロシアのものとは異なる演奏になっている。素朴な演奏なが ら、 ロマン チックで繊細さも感じられるのだ。しかも、ほどよい残響のある録音のため、幻想性もひきたつ。キエフの大門での音の整理も好印 象。ピアノの音もすばらし い。一聴の価値あり。
やや荒削りなプロムナードから始まる。足にまとわりつくような重い演奏のビドロ。古城やバー バ・ ヤーガでも音を置きにいくような表現が使われていて面白く感じた。
5人組のピアノ曲を集めた盤。のっけのイスラメイが超絶というかビルトオーゾ風(音をはずし てい る?)で 強烈だ。ずいぶん、曲数が多くなると思っていたら、展覧会の絵は抄録で、プロムナード、古城、プロムナード、雛の踊り、サミュエ ル、リモージュ、カタコン ブ、キエフ(後半のみ)の8曲だった。リモージュの終盤やキエフの終盤でも音が乱れる。譜読みを間違えているのか、わざとなのか わからないが、面白く思っ た。

ミハイル・シェインはロシアのピアニストでレニングラードの生 ま れ。
楽譜はウィーン原典版(シャンデルト校訂)を使用している。はつらつとしたさわやかな演奏。また、バーバ・ヤーガの終 わり頃(1'59"あたり)とキエフの大門の途中(1'17"あたり)で異稿を弾いているのは面白い。

しみずかずね(1960-)は東京出身。 1981年にロン= ティボー国際コンクールで1位を獲得。
繊細で抑制の利いた演奏。濁りのない音。スタッカートの入 れ方 が独特 だったビドロは意外だったが、どの曲もよく考え抜かれた構成だと思う。爆演になることの多いバーバ・ヤーガやキエフでもあくまで もリリカルで穏やかな演 奏。おすすめできる。

のっけから引き込まれる。手元に食い込んでくるような魅力がある、なのにシンプルな演奏。 タッチが正確。音力もある。速いパッセージも乱れない。ややテンポの速いビドロもなかなかよい。オーソドックスな演奏なが ら、これほどの演奏は久しい。原点回帰というべきか。おすすめできる。

ジャケットはカンディンスキーの絵。1928年に「展覧会の 絵」をモチーフにした舞台セットのための連作があるが、これは Un Fete Intime という作品だった。しかし、このジャケ絵にも食い込まれる。白石さんはリロイ・アンダーソン、レグルス回路、成田為三など面白いCDを出していて、その彼 の「展覧会の絵」ということで、かなり楽しみにしていた。期待どおりだった。
スウェーデンのラジオ放送曲のCDだけあって録音良好。演奏は標準的なものだが、大胆に旋律 をと ばしたり、音を落とすところがある。ビドロは弱奏で始まるし、第5プロムナードは省略されるのでリムスキーコルサコフ版だが、サ ミュエルの終わり方は原典版。

ラズロ・シモンはハンガリー出身(1948-)で1966年に ス ウェーデンに移民した。アラウの弟子。カールスルーエの音楽院などで教授をつとめ、ベ^ト^ヴェン・ソナタなどの楽譜の 校訂も行っている。

(time 34'45) (time 35'14) (time 34'06) (time 34'07) (time 33'24) (time 15'55) (time  29'56) (time  32'19) (time  30'53) (time  26'40)
併録:鏡(ラヴェル) 併録:小組曲(ボロディン)、スケルツォ(ボロディン) 併録:フリードマンxロシアPOによる「展覧会の絵」 併録:アダージオ(マルチェロ−バッハ)、幻想曲(モー ツァル ト)、アフォリズム(ショスタコーヴィチ)、子守唄(ショパン)、トッカータ(シューマン) 併録:湖(グリンカ、バラキレフ編曲)、チャイコフスキー の小 曲5編 併録:イスラメイ(バラキレフ)、間奏曲、セレナーデ(ボ ロディ ン)、カンツォネッタ幻想練習曲(キュイ)、バッハの主題による変奏曲、ヌーベレット(リムスキー=コルサコフ) 併録:ピアノソナタ第2番変ロ短調作品36(ラフマニノフ 1913年初版) 併録:夢想、涙、瞑想 (いずれも ムソルグスキー) 併録:スカ ルラッティのソナタ4曲、ベルクのピアノ・ソナタ作品1

併録:多数(6枚組)

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