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休八写真館特殊デジタル室(ビデオカメラ)

Sony Handycam DCR-PC7



Sony
        Handycam DCR-PC7 パスポート・サイズという宣伝文句で発売されたデジタルビデオカメラ。

小さく軽いのに操作がよくて、録画開始の赤いボタンの枠部分を回転させることで録画と再生を切り替えられたり、再生関係のボタンは使用できる 時だ け点灯し たりして、迷うことがほとんど無かった。

しかも、画質がよくなった。それまでのビデオカメラ−8mmビデオカメラ−と比べるとダントツで、粗さがほとんどなくなっていて、とても驚い たの を覚えて いる。

デジタル・ビデオカメラはひとコマ、ひとコマが鮮明なデジタル画像になっていて、これをぱらぱらマンガのように連続させて動画とする。以前の ビデ オカメラ では静止画にすると不鮮明な画像であったから、デジタルカメラの登場は、かっての 8mm や 16mm の映写機時代のムービーの復活のようにさえ思えた。

ちょうど、留学に出発する直前の発売だったし、ビデオカメラを持っていなかったこともあって思いきって購入した。留学時代のさまざまな記録と 子供 の成長の 記録を録ることができた。仕事でも活躍してくれて、実験室でさまざまな記録を撮った。

四角いデザインはコンパクトで機能的でなかなか良かった。ズームも使いやすく、フォーカスが常に合うのもカメラとは違う便利さだった。動画の 良さ を初めて 実感させてくれた機械、Sony の凄さを実感させてくれた機械だった。

追記1: 1980年代から90年代の Sony は Walkman, Hnandycam, VAIO, Aibo など魅力あふれる製品を次々と世に出した。ものすごい勢いがあった。新しい市場をどんどん切り開いていった。

追記2: バッテリーが結構早くにダメになっ た。ベルト部分 の人工皮革も数年で変性してぼろぼろになった。バッテリーの外装も変性してしまいべとべとになった。機械の性能はすばらしかったが、こう したメカ以外のと ころでの欠点が後年ほど目立ったのが残念だった。

発売年
1996年9月  愛着度★★★★
型式
mini DV式 デジタルビデオカメ ラ
録画
撮像素子 1/3型 68万画素 CCD (有効画素数34万画素 640 x 480 pixel)
レ ンズ 4.2〜42mm F1.8-2.6 (35ミリ換算 38-380mm)
シャッ ター 電子式、1/4000〜1/60 秒
ファインダー
ビューファインダー: 0.55インチカラー液晶、 11.3万画素
液晶モニター: 2.5型、8.4万ドット
録音
回転2ヘッド、16ビッ ト 48kHz/12ビット 32kHz
入出力
AVミニ出力×1、S映 像出力 ×1、DV入出力端子(IEEE1394準拠)×1、
マルチコネクション端子(26ピン特殊コネクター)×1
記憶媒 体 mini DV カセット (DVM80RM使用時 SP=80分 /LP=120分)
バッテ リー
NP-F100 (ビューファインダー使用時約30分)
NP-F200 (ビューファインダー使用時約50分)
大き さ・重さ w59mm x h129mm x d118mm 500g (NP-F100装着で 620 g)
関連 web
SONY / PC7 プレスリリース:  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/199608/96V-094/
SONY / PC7 取説PDF:    http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/3858174041.pdf



フィンランド・サヴォンリンナでの遊覧飛行。1997年夏。
ギンカクラゲ。鹿児島・開聞岳ふもとの花瀬公園の海岸で。


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