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私のPC歴 (2) Win 98 / XP の時代



Windows の時代になりました。

3.1、95、98、98SE、Me、XP と更新されました。98SE と XP はいいOSでした。

PC はノートパソコンがかなり使えるようになり、デスクトップ機を自作するようになりました。画像をデジタルで扱い、音楽はMP3 で聞くことが普通になってきました。

メディアは、フロッピーディスク (1.44MB) から、MO (230MB), CD-R (700MB), DVD-R (2.7GB) とついにGBレベルに。HDD も 100GB 程度まで大容量化しました。周辺機器の接続はSCSI からUSB となり、USBメモリが普及しはじめます。デジタルカメラの台頭もすさまじく、SDカードなどの小型のメディアが登場。

ネットが日常化してきて、ウェブとメールが生活や仕事にもよく使われるようになってきました。私もHTMLなどを覚えて、 ウェブコンテ ンツを創るようになります。

言語の前についている記号は、 =相当使いました、= 時々使いまし た、= あまり使いませんでした、×= あきまへん、ぐらいの意味です



■5.Windows 95/98/Me: 1996年〜

IBM TP755CDV + Win3.1 + OS/2 (後に Win95 へ) 1996年
フィンランドにもって行ったメインマシンです。定価で 110万円もする高級機でしたが、日本橋Tゾーンで33万円で購入しました。渡航を直前に控え、何かと物いりだった時期 だったこともあり、カミさんは大変 怒って家出騒動となりました。さて、このマシン、AV機能が豊富で、キーボードがしっかりしていて、細部に至るまで満足 感がありました。後にスペースシャ トルにも搭載され、アームの操作などに使われていることを知りますが納得できます。また、3年間も保証があり、キーボー ドを無料で交換してもらったことも ありました。トラックポイントも使いやすく、私は98系からWin系へとスムーズに代わってゆきました。このころ、 230MB MO が 1000円(=4.3円/1MB)。650MB CD-R なら 300円(=0.46円/1MB)。640MB MO も出始めます。愛着度★★★

IBM ThinkPad 755CDV
IBM ThikPad 755CDV

×Microsoft Visual BASIC for MS-DOS:
全然使えない 言語でした。挫折。

×富士通 F-BASIC for Win:
QB ソースが使えるというので購入しましたが、挫折。


◎HTML 3.2 / 4.01:
留学中に 書き送っていた電子メールによる滞在記「ヘ ルシンキだより」を ホームページ上で公開するために覚えました。Web エディタは、NetScape Gold Edition に付いていた composer。ハイパーカード言語は AppleTalk で一度挫折していたのですが、今回は容易に修得できました。

Dell XPS300 + Win95/Win98 1997年
帰国し てすぐ研究室で購入。ヘルシンキでの経験をもとに セッティングしました。100BASE TX、ネットワークプリンタ、カラープリンタ、スライド・レコーダなどをつなぎました。
Akia MB166 + Win95/Win98SE 1998年
個人用 のWin95 環境が欲しくて、大阪日本橋を徘徊。液晶ディスプレイつきで8万円の本機(中古)を見て飛びつきました。10BaseT ソケットもあり、購入したその日から学内LANへ接続。内部の構造やPCマシン独特の仕様を覚えるのによいマシンとなり ました。2000年の年末に自宅マ シンとなり、メモリを増やし(64MB)、HDを換装して(6GB)、Win98SE にグレードアップ。中古で買ったためにリカバリーCDやマニュアルなどがいっさい無いなかで、古いシステムから固有のド ライバを吸い出したりしながらの作 業は、大変、勉強になりました。

○Microsoft Visual BASIC 4.0/5.0:

QB にはまりすぎたためか、フォーム作りにとられる時間がもどかしく、変数の指定方法にとまどい、イベントの貼り付けに面食らい、ランタ イム型(DLL参照 型)のコンパイルに抵抗を感じ・・・・と散々な印象ではじめました。とりあえず、何とか作っ たのが、 単位計算 Q シリーズ。これは留学中、ヤード・ポンド系とメートル・グラム系の単位変換が必要になり作成したものです。帰国後、VBの鉄 人、S氏の助けで一挙に経験値がアップ。VB らしいプログラムができるようになってゆきました。

Dell V350 + Win98 1999 年
CCD カメラ付き顕微鏡の操作用に2台購入。双子なので Taro と Jiro と名付けました。本格的にデジタル画像を扱うことになり、各種スキャナやカラープリンタ、CD-Rなども整備しまし た。Windows LANによってこれらの周辺機器やデータが共用できることもあり、大変便利でした。このため、研究室のマシンが Mac から Win へと一挙に代わり始めました。
Sony VAIO PCG-C1S + Win98 1999 年
目玉 (CCDカメラ)に惹かれて個人用に購入。持ち運びが 楽なので、バックアップマシンとして活躍しました。動画の扱いなどもこのマシンで覚えました。また、電子ブックの殆 どすべてをこれに入れ、DDwin で使うようになりました。トラックポイントも私にとっては魅力でした。スペックは MMX Pentium 266MHz, RAM 64MB (後に増設して 128MB)、HDD 6.4 GB、1.1 kg。画面が1024 x 480 という変わり種で、プレゼンなどに使うには設定を変えねばならないのが玉にキズでした。
自作マシン TB1 + Win98SE 2000 年
ミドルタワーを使った初めての自作マシン。CPU Pentium III 566MHz (後に 768MB), RAM 256MB (後に 768MB), HDD 30GB、マザーボードはギガバイトの GA-6VX7。DVD, CD-R, MO などのドライブ装置と DV ポート、サウンドカードなどもそろえ、画像、動画、音声などの処理を不自由なくできる環境を初めて揃えました。ま た、IBMのスペース・セーバー・キー ボード II (トラックポイント付きのキーボード)を付けたのですが、これが非常に使いやすくて、久しぶりにキーボードで満足しました。NEC PC9801VM 以来だと思います。このマシンを買ってから、パーツの組み合わせ方や購入のタイミングなどを覚え、少しずつ周りのマ シンのパーツ交換をするようになりま す。16倍速対応のCD-Rが、1枚80円で買えるようになりました。気楽に CD-R を焼くようになります。また、30GB のHD でも 1万3千円程度になり、HDのバックアップは、別な HD にとる方が早くてお得な感じになってきました。愛着 度★★★
IBM ThinkPad i1157 + Win 98SE / Win Me 2000 年
冬の ボーナスで家内のために買ったマシン。TP570E の最終型。Mobile celeron 500 Mhz で メモリは64MB (Max 256MB), HD は 12GB となかなかのスペック。そして、CDやFD の入ったベースを分離できるという欲張ったデザイン。


■6.Windows XP: 2001年〜

自作マシン TB1 改 + Win98SE / WinXP 2001 年
TB1号をパワーアップ。 CPU Pentium III 1GHz (133MHz x 7.5 = 997.5 MHz), RAM 768MB(変更なし), HDD 60GB、マザーボード GA-6VX7(変更なし)。また、DVキャプチャボード(カノープス EZDV2)を入れるためにボードやドライブ構成を全面入れ替えしました。プレゼンテーションのために動画編集を行った りするようになりました。後にネッ トワークドライブなどの環境を整え、ネットワークプログラムなど組めるPCになります。愛着 度★★★
自作マシン TB2 + Win98SE / WinXP 2001 年
スモールタワーPC。自宅マ シンのAKIA MB166のHDDが死んでしまい、2台目のPCを組み立てることにしました。学会出張先で立ち寄った大宮のソフマップ で、ベアボーンの ASUS Terminator を購入。これをベースに、TB1号と Akia MB166 からパーツを付け替えました。CPU Pentium III 667MHz(TB1号から。133MHz x5), RAM 1GB (512MB x 2), HDD 30GB(TB1号から)、マザーボードはASUS CUSC。これに IBMのスペース・セーバー・キーボード II 、SCSI ボード、TFTモニタ、外付けのMOドライブ、CD-R などをAkia MB166から。USB 機器も付けられるので、さまざまなメディア変換を行えるようにしました。デジカメとつないで画像管理をしたり、携帯電話 とつないで電話帳のデータ管理をし たり、スキャナ、カラープリンタなどもつなぎました。シーケンスソフトも購入し、MIDI 音楽も楽めるようになりました。マルチメディアの実験場のようになりました。その後、次々とパワーアップ。2008年現 在ではOSがXPとなり、HDD 100GB + 100GB + 300GB、DVD-R などが付いています。愛着度 ★★★

◎Microsoft Visual BASIC 6.0:
Windows にだいぶ馴れてきて、VB にも馴染んできました。VB そのものはバージョンが変わる度に大きく変わった部分もありましたが、このVB 6.0 でほぼ落ちついたようでした。私もこの VB 6.0 でやっと 文献管理ソフト Pigeonhole の Windows 版を完成させます。移植に7年半かかりました。

IBM ThinkPad i1620 + Win Me / Win XP / Knoppix
2001 年
IBM TP i1620職場の サブマシン。CPU Mobile Pentium III 600 Mhz、メモリは64MBを340MBに増設、HD は 20GB。

自宅の i1157 の後継機で、着脱できるウルトラベースがあり、DVDやFD を利用できる。デジタルカメラ装着の顕微鏡の横でデータ管理に使ったり、パワーポイ ントでのプレゼン用で活躍。
2012年に引退したが、 Linux (Knoppix) とのダブルOS機にして時々使う。2022年でも、普通に起動できて、作業できる。愛着度★★
CASIO MPC-216XL + WinXP 2002 年
出張時に必須のモバイルマシン。 CPU Crusoe 600MHz、メモリ256MB、15GB HDD、A5サイズ 990g。 モードの切り替えスイッチでLinux マシンにもなるマシン。2008年以降は引退して、レコード・プレーヤーを Roland のUB4を介して接続し、レコードのデジタル化に利用。EeePC などUMPCが流行しているが、このマシンなどはまさにその先駆け。しかも、設計がたくみで長く使えるようにいろいろと 考えられている名機だと思います。 ハードディスクもPATAがSATAに押されて品薄になり始めたので、最後の替え時と考えて、 15GBから160GBへ換装。ハードディスクのデータ転送は案外難しく、結局、外付けCDドライブを使って再セット アップしました。愛着度★★★
ショップマシン O'zzio MX 2580C + WinXP 2005 年
自宅マ シンのミドルタワー機。CPU Celeron D 325, 2350MHz, メモリ562MB、80GB HDD、17インチ液晶モニタ。中2の娘がお 年玉から5万円、私が5万円を出して、PCデポで購入。XP home をつけてこの値段だったので割得感がありました。このほか、スキャナ・プリンタ複合機や外付けHDDをつけていろい ろなことがひととおりできるようにしま した。いつの間にか、CD-R は80円程度、DVD-Rも100円程度。持ち歩くメディアも 640MB MO を長らく使っていましたが、11月ごろからUSB の2GB フラッシュメモリに変えました。また、カートリッジ型の HDD 3基をアーカイプ用に使っていましたが、これもポータブルタイプのHDD 2基に切り替えました。2012年、現役 引退となり、TB5号として Linux / Win XP 機になりました。
NEC VersaPro VY11F/GL-R + WinXP
2008 年
NEC VersaPro
                  VY11F/GL-RCPU Pentium M 600 MHz、メモリ540MB、HDD 20GB、A4サイズ 990g。NECが2005年 にリリースした最後のピュアタブレット機。講義をパ ワーポイントで行うためにアキバで購入。

HDDが20GBしかないのが欠点だが、1.8インチ 5mm 厚、しかも東芝独自ソケットなのでなかなか適合HDDがなくて、未だ換装できず。とりあえず、32GB CF を3枚購入して、データディスク代わりにしている。しかし、このマシン、本当によくできている。薄いし、軽い し、インターフェースもいい。ペンの反応もよくて、誤動作がほとんどない。パワーポイントでのプレゼンの際に書き込んだりできるので重宝している。USB 端子も3つあり、Wi-Fi もある。NEC、な んで後継機を作らないのだろう。Atom などを積んで、同じコンセプトで作ってもらいたいマシン。2022年においても起動できるのも高評価。愛 着度★★★


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