© 1984-2016, Kyu-hachi TABATA last updated 2015/02/26

■7 書式編集

■7.1 ウィンドウ

サーチでリスト出力されたものの出力形式を指定する「書式」を編集できます。自分の必要に応じて、さまざまな書式を作り、書式名をつけて、保存す ることで、いつでもさまざまな書式を使うことができます。



a) プルダウン・メニュー

メニューに示されているイニシャルは、Alt キーと組み合わせて押すと有効で、キーボード上からメニューを選択したい時に便利です。

b) 書式名とノート

書式にはそれぞれに名前を付けることができ、編集することができます。▼印を 押すとコ ンボ・リストとして表示され、選択できます。また、ノート欄には書式についての用途や注意書きなどを入れておきます。

c) ソート

文献の並べ方を指定できます。著者ABC順、ソートなし、発表年123順、発 表年 321順、レコード番号123順、レコード番号321順の6とおりがあります。

d) 著者名と編者名

人名の表記方法を選びます。先頭著者、2番以降の著者、区切り方、省略方法、 大文字化 の6項目について選択できます。また、同様に編者についても設定します。7.3 節で 詳述。

e) 語順式

論文リストにする時の形式を、語順式で表して登録します。雑誌論文、編集雑誌 論文、単 行本、その他の4つに分けます。

e) ボタン

ボ タン
機 能
メ ニュー
ショートカット
[Back] 前の書式を表示します 。 書式(F) - 前へ(B) Ctrl + B
[Next]
次の書式を表示します。
書式(F) - 次へ(F) Ctrl + F
[Save] 登録や更新された書式の内容を保存します。
書式(F) - 保存(S)
Ctrl + S
[Close] この画面を閉じます。 書式(F) - 終了(X)
Ctrl + W

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■7.2 人名の変換

1) 先頭著者: 次のような形式からひとつ選びます。

1; Aaaa, A. A.
2; Aaaa, A.A.
3; Aaaa, A A
4; Aaaa, AA
5; Aaaa A. A.
6; Aaaa A.A.
7; Aaaa A A
8; Aaaa AA
9; Aaaa-AA
10; A. A. Aaaa
11; A.A. Aaaa
12; A A Aaaa
13; AA Aaaa
14; A.A.Aaaa

2) 次の著者: 次のような形式からひとつ選びます。

1; Bbbb, B. B.
2; Bbbb, B.B.
3; Bbbb, B B
4; Bbbb, BB
5; Bbbb B. B.
6; Bbbb B.B.
7; Bbbb B B
8; Bbbb BB
9; Bbbb-BB
10; B. B. Bbbb
11; B.B. Bbbb
12; B B Bbbb
13; BB Bbbb
14; B.B.Bbbb

3) 区切り: 次のような形式からひとつ選びます。

1; ____, ____ and ____
2; ____, ____, and ____
3; ____, ____ & ____
4; ____, ____, & ____
5; ____, ____, ____
6; ____; ____; ____

4) 省略の方法: 次のような形式からひとつ選びます。

1; 省略せず
2; 先頭著者のみ '科研調書など
3; 3名以上は 先頭著者 + et al.
4; 3名以上は 先頭著者 + others
5; 3名以上は 先頭著者 + other(N)s
6; 3名以上は 先頭著者 + other N members
7; 6名以上は 6名 + et al.       ← Vancouver style で使用
8; 6名以上は 6名 + others
9; 6名以上は 6名 + other(N)s
10; 6名以上は 6名 + other N members
11; 25名以上は 24名 + 最終著者 + et al.  ←NLM で使用
12; 25名以上は 24名 + 最終著者 + others
13; 25名以上は 24名 + 最終著者 + other(N)s
14; 25名以上は 24名 + 最終著者 + other N members

5) 大文字化: 次のような形式からひとつ選びます。

1; Yes (大文字化)
2; No (通常表記)

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■7.3 語順

語順式には、次のようなルールがあります。

1) 必ず、最後に改行記号 [/] がひとつ以上必要です。もしも入力された語順式に [/] が無い時は、自動で付加されます。

2) 同じ記号がふたつ、または二つ以上ある場合、後ろの方が、正しく表示されない場合があります。

3) 制御記号 * ^ @ | は、特定の記号の前後につける時に利用します。例えば、雑誌の Vol をボールド表記にしたい時に |[V]| などとして利用します。

4) 使える略号には次のようなものがあります。

[M] Memo
[A] Authors
[T] Title
[J] JP name      
[V] Vol
[PS] p start
[PE] p end
[Y] Year
[E] Editors
[B] Book title
[K] Keywords
[L] Link
[FR] Bank name - Reco No.   
[F] Bank name
[R] Reco No.
[D] Date
[N] 通し番号 (1から)
[Nx] 通し番号(xから)   
[/] 改行記号

*下線*
^肩字^
@添字@
|ボールド|
[O] DOI
[U] URL 

<tb> tab   

* Book title は編集モノの時の編集タイトルでもあります。
* 略号は必ず角カッコの中に入れて使います。
* 肩字、添え字、下線、ボールドなどの文字修飾記号は、修飾したい部分の始めと終わりに入れます。
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■7.4 新しい書式の作成

書式の設定画面には、新規作成というメニューがありません。既存の書式を別名で保存し、それを手直しするようにして、新しい書式を作ってくださ い。これは あまりに選択肢が多いため、全くの新規作成は大変手間がかかることを考えての方策です。手順は次のようになりま す。

1) 新しく作りたい書式にもっとも近い書式を表示します。

2) 書式名の欄に新しい書式名を入力します。それから Form - Save または [Save] ボタン。

3) ノート、人名、語順式などを修正します。終わったら Form - Save または [Save] ボタン。
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■7.5 できないこと

1) 同じ雑誌からの引用が続くときに用いられる ibid.(=同じく)という表示。

2) 「本の語順」の形式に合わない本の出力。例えば、編集者名や巻号が無い場合。

3) 同著者、同年発表の論文が複数ある時の例えば、1996a, 1996b といった表記。
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