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休八写真館デジタルカメラ室

Casio Exilim EX-Z1000



Casio Exilim EX-Z1000カ シオの写真には独特の色合いがある。赤や緑の発色 が増し、全体に透明で鮮明な色調になるの だ。
 
この発色の傾向は、先に入手した EX-ZR100 (2011年製) で気づいていたのだが、一機種のみのものか、カシオ一般のものなのか、よくわからなかった。しかし、さかのぼって、本機 EX-Z1000 (2006年製) を購入し、試し撮りをしていて、同じ傾向に気づいた。かたや CMOS、かたや CCD なので、撮像素子に依存する問題ではなく、カシオの色調設定の方針とみてよさそうだ。

EX-Z1000 はコンデジでは、
初めて解像度 1000万画素を越えた機種である。手ぶれ補正が無いので、少し丁寧にシャッターを押す必要がある。背面の液晶ディスプレイはやや粗い表示なので、手ぶれ をしているかどうかはすぐにはわからない。自宅に戻り、PC上でチェックをして、是非がわかる。なんだかフィルムカメラのよ うな手探り感が面白い。

クレードルで充電やUSB接続をするのは、初代エクシリム EX-S1 からの伝統。書画カメラ YD-430 に組み込むカメラは、この EX-Z1000 と同型機のようで、なるほど、クレードルの利便性をよく考えているなぁ、と感心したものだった。しかし、いまや、カシオのデジカメは、すべて USB 接続になってしまった。書画カメラの更新も YD-470 で止まっている。カシオがデジカメの汎用利用をあきらめたのだとしたら、ちょっと残念である。

追記1: デジカメとしては、手ぶれ補正が無く、モニタの解像度も低く、ひと世代前の 機種である。SDも4GBまでだったが、ファームウェア ver 1.3 で、SD-HC に対応。

追記2: 書画カメラの制御ソフトを使えば、クレードルに載った状態で Z1000 をコントロールできるかもしれないと試してみたが、ダメだった。ちなみに、EX-ZR100 をUSBで直結して、制御ソフトの起動を試みたが、これもやはりダメだった。ソフトウェアが専用カメラであることを認識するようなステップが組み込んでい るのだろうか。

発売年
2006年5月   愛着度★★★
型 式
コンパクト・デジタルカメ ラ
撮像素子 1/1.8型 CCD、1037万 画素 有効画素数 1010万画素 (3647 x 2736 pixel)
レンズ f=7.9〜23.7mm(35mm換 算:38.0〜114.0mm)、F2.8〜5.4  最短 6cm
シャッター 1/2000〜1/2秒 (マニュアル露出、高速連写モー ドで は 1/40000)
測 光・ 測距
プログラムAE・コントラスト検出型AF
ファインダー
2.8 型TFT 液 晶モニター VGA(640×480)、QVGA(320×240))
記憶媒体 SD- HCカード(32GBまで)、内蔵フラッシュメモリ 8MB
電池・電源
専用リチウムイオン電池 NP-40 (3.7V 1300mAh 約28g)
大きさ・重さ w92.0mm x h58.4mm x d22.4mm  139g (電池、メモリ込みで 205g)
関連 web
カシオ / EX-Z1000 のページ:   http://casio.jp/dc/products/ex_z1000/

休八写真館

お茶の水・聖橋の飾り欄干。ニコライ堂と湯島聖堂がわかる。
EX-Z1000, 休八写真館

神田明神・門前の甘酒や。中央は大きなタヌキの置物。

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