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休八写真館デジタルカメラ室

Panasonic Lumix DMC-GX7


Panasonic Lumix
        DMD-GX7
カメラとは不思議 な機械だ。

エレクトロニクスの塊(かたまり)のようなモノになっても、フィルムカメラと変わらないところがやはりある。フィルムで撮ったのか、デジ タルで撮ったのか、区別できない写真も増えた。よいことだと思う。

デジタルのおかげで、フィルムには難しかった室内写真が、もう当たり前のように撮れる。夜景も天体写真も楽になった。スポーツ写 真や鉄道写真もしかりである。これらの写真をフィルムカメラで撮ろうという気はもはや起こらない。フィルムで撮るのは風景写真、人物写真、マクロ写真ぐら いである。

レンズの進化もすばらしい。ズーム比率が高くても自然な写真が撮れるようになった。色 再現もいい。解像度も高くなった。特殊な硝材も開発されている。
そして軽く小さくなった。
 
ハイエンドカメラの進歩もすばらしいが、コンパクトデジカメの進歩もすばらしいし、さらにはスマートフォンなどの内蔵カメラでもびっくり するような写真が撮れたりする。スマホをカメラとして使っている人はごく普通になっているわけで、カメラ人口は桁違いに増えている。
誰でもスゴイ写真を簡単に撮れるようになったことと、ス マホに内蔵されるぐらいカメラが小さくなったこともすばらしいことだと思う。
 
そして、デジタルカメラの進化にわくわくする自分がい る。このカメラはそうしたわくわく感をくれたカメラのひとつだ。
可倒式のビューファインダーである。垂直に立てたらウェストレベル・ファインダー、水平ならばアイレベル・ファインダーとして使えるのだが、中 間の斜めの状態でも使うことができるのがいい(写真)。電子ビュー(EVF)だ からこその機能とかたちである。写真の撮り方の自由度を増してくれるのがありがたい。バリアングル液晶ファインダーでは得られなかった視認性 の高さと自由がある。カメラのあるべき進化だと思う。

フィルムカメラを扱うように、デジタルカメラも使うようになった。フィルムもデジタ ルも楽しめる時代なのがありがたい。

追記1: ボディのみよりも、パンケーキレンズ(20mm F1.7)付きのセットの方が安くなるという、逆転現象があって、レンズ付きを購入したが、バランスが悪い。結局、14-140mm F3.5-5.6 の10倍ズームが常用レンズになった。このほか、フォクトレンダーのノクトン 0.95 などやや重いレンズを使うときにも重宝する。

追記2: スマホの内蔵カメラの小ささと機能性の高さは、補助視覚装置として実装できる(=義眼などに入れる)ところまで来ていると思う。

追記3: 2015年8月に後継機 GX8 が出た。かなり機能アップされていたが、幅も高さもそれぞれ1cmほど増して、重量も100g ほど増した。
 
発売年
2013年9月12日  愛着度★★★
型 式
レンズ交換式・デジタル カメ ラ(ミラーレス一眼)
撮影素 子 4/3型 Live MOS、1684万 画素 (有効画 素数 1600万画素 4,592 x 3,448 pixel)
プロ セッサ
ヴィーナス・エンジン HD2
レ ン ズ
マウント
マイクロフォーサーズ・ マウント (焦点距離は 2.0倍換算)
標準
Lumix G 20mm F1.7 (35mmフィルム換算で40mm相当)
シャッ ター フォーカルプレーン 1/8000〜60秒
測光・ 測距
マルチ測光(1728分割)/中央重点測光/スポット測 光、 コントラ スト 検出型AF
ファ イ ンダー
ビュー
電子ビューファインダー (可動式EVF / 約 276万画素)
液晶
3.0型TFT液晶モニター (約104万画素・タッチパネル)
記憶媒 体 SDカード(SD、 SDHC、 SDXC)
電池 専用リチウムイオン電池   (7.2V 1025mAh 約55g)
大き さ・重さ w122.6mm x h70.7mm x d54.6mm  360g (メモリと電池込みで402g、G 20mm F1.7 II 装着で 489g)
その
カメラ内に手ぶれ補正あり。電子水準器あり。
関連 web
Panasonic LUMIX GX7: https://panasonic.jp/dc/p-db/DMD-GX7.html

Lumix GX7

隅田川テラスの水べりで。オナガガモのつがい。
G-Vario 14-140mm F3.5-5.6

Lumix GX7

茅場町・新川にある雑貨屋さんの看板。ネットでも烏"屋と表記している。
G-Vario 14-140mm F3.5-5.6



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