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休八写真館資料室

レンズマウント変遷史



レンズマウントの歴史をまとめてみました。

スクリュー式はネジをしめる形式のもの、スピゴットはレンズとカメラの連結部のリングを回転させて締めるもの、バヨネットはレンズを回転させて締 めるも の。フランジバックはレンズマウント面からフィルム面までの距離。


マ ウン ト名
規 格
備 考
↓スクリュー式
別 名
互 換
マウント
口 径
フ ランジバック
 
↓ スピゴット式
 
↓バヨネット式
?
C


25.4mm
(1in)
17mm 17.526mm
16mmシネカメ ラ Bell&Howell の 70C (1928年) から始まる?。ピッ チは0.794mm(32 山/1インチ)。工 業用カメラ、顕微鏡カメラの標準マウントとして普及。
?
CS


12mm 12.5mm
Cマウントのフランジバックを短くした規格。ピッ チ は同じ監視カメラなどで普及。
1930
Leica (Screw)
L39
L
Canon S
39.0mm
28mm 28.8mm バルナック・ライカのレンズマウント多く のメー カーが追随。スクリューピッチは1/26in。
1931


Voigtländar Bergheil Delux



なし
フォールディングカメラであったのでフランジバックはレンズによる。レンズ ボードの 変形とみることができる。
1932

Contax
Cosina VC 44.0mm 32mm 31.75mm RF機コンタックスのマウント
1936


Ihage Exakta


38.0mm 45mm 44.7mm 一眼レフ・エキザクタのマウント。ミラーのためにフランジバックが長くな る。
1948
KW Praktiflex
M40

40.0mm
45mm 45.46mm M42の先行マウント。スクリューピッチは1mm。
1949
KW Praktica
M42
P
Pentax
Cosina ZS
42.0mm
45mm 45.46mm 初 期のフランジバックは45.70mm。ユ ニヴァーサルマウントの代表。ス クリューピッチは1mm (望 遠鏡用のTマウン トは直径は同じだが、ピッチが 0.75mm)。
1952 Asahiflex
M37

37.0mm 45mm 45.5mm 旭 光学の一眼レフ、アサヒフレックスのマウント。
1954


Nikon S S

44.0mm 32mm 31.95mm コンタックスマウントとほぼ同じだが、コンタックスレンズだと無限遠 がでない。
1954


Leica M M
Konica KM
Rollei RM
Epson EM
Cosina VM
Cosina ZM

43.9mm 28mm 27.8mm RFの名機ライカM3に 始まるマ ウン ト。多くのメーカーが追随。
1957

KW Praktisix
P6
Pentacon six
59.0mm
74mm
74.10mm
中判一眼レフのユニヴァーサルマウント。多くのメーカーが追随。
1957


Hasselblad V V

69.0mm
75mm
74.9mm
中判一眼レフ・ハッ セル 500シリーズのマウント。
1957
T2
T

42mm
55mm 55mm
ピッチ 0.75mm。タムロンの規格で望 遠鏡カメラの標準マウントとして普及。
?
T1

ピッチ 1.0mm。M42マウントと同じマウントになるが、フランジバックが異 なるので使用するにはアダプタが必要。
1959
  Nikon F F
Cosina ZF 44.0mm 46mm 46.5mm 一眼レフの名機ニコンFに始まるマウント。
1964    
Leica R
R
  49.0mm 47mm 47.15mm ライカ一眼レフのレンズマウント。
1971

CanonFD
FD

47.9mm 42mm 42.0mm キャノン F-1 に始まる一眼レフのマ ウント。1964年のキャノンFLマウ ントと上位互換。
1972


Olympus OM OM

44.8mm 46mm 46.0mm オリンパスM-1(OM-1)に始まる一眼レフのマ ウント。
1974


Yashica Contax
Y/C

48.0mm
45mm 45.5mm
ヤシカ・コンタックスRTS に始まる一 眼レフ・マウント。
1975


Pentax K K
Cosina ZK
45.0mm 45mm 45.5mm アサヒペンタックスK2に始まる一眼レフ・マ ウント。M42との互換性高い。
1985


Minolta A A

50.0mm 44mm 44.5mm ミノルタα7700 に始まるAF一 眼レフ・マウント。
1987


Canon EF
EF
Cosina ZE
54.0mm 44mm 44.0mm キャ ノンEOS650に始まるAF一眼レフ・マ ウント。
2006


Four Thirds 4/3


38mm 38.67mm オリンパスとコダックが提唱。デジタルカメラ時代の規格
2008


Micro Four Thirds m4/3


20mm 約20.0mm フォーサーズのフランジバックを短くした規格。オリンパスとパナソニックで 策定。
2010


Sony E
E

58.9mm
18mm 18.0mm
ソニーNEXシリーズのマウント。後にフルサイズに対応した FE となる。
2011


Pentax Q
Q


12mm 9.2mm ペンタックスQのマウント。


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