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「展覧会の絵」 ラヴェル版  (指揮者N)
"Pictures at an exhibition" Ravel's version (N)

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永岡国雄
w/ 宇都宮高校管弦楽団
Daniel Nazareth
w/ Slovak P.O.
Daniel Nazareth
w/ Slovak P.O.
Gyula Németh
w/ Hungarian State O.
Hungaroton LPX 11586 [LP]

収録日などの情報がないが、左のCDと多分
同一音源。デ ザインは秀 逸。すばらしい。同時収録はホバンシチナ、はげ山の夜(いずれもムソルグスキー)。

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キング Seven seas GT-1133 [LP]

B面にペルティシュ演奏のピアノ版とカップリングした邦盤。ハンガリー出身のピアニストとハンガリーのオケの組み合わせだ。
Tomomi Nishimoto
(西本智実)
w/ Russian Bolshoi S.O.
Tomomi Nishimoto
(西本智実)
w/ Lithuanian Nt. S. O.
Tatsunori Numajiri
(沼尻竜典)
w/ Jpn. P.O.
Moshe Nussbaum
w/New Festival O.
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
私家版 [LP]
NAXOS 8.550051 NAXOS DVDI 0999 Hungaroton Classic
HCD 31859
キング KIBM1030 [DVD]
Gramophon UCCG-9976
自主制作 JPS-40CD
Sarabandas srl CD 55124
宇都宮 1976/09/12
Slovak 1987/7/4-9 Slovak 1987/7/4-9  Budapest 1971/12/7-28 Moscow 2003/5/15
Vilinius 2010/2 福岡 2004/2/22
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高校生による展覧会の絵。さすがに難曲すぎ、最初からヴァイオリンが苦 しそうだ。しかし、あやうい状態ながらも懸命な演奏は続き、何と完奏してしまう。ジャケット背面の経過説明を読むと壮絶な努力の末にこの日-文化祭-を迎 えたことがわかる。そして終盤には堂々の演奏を見せる。リモージュのみは省略されていたが、ほぼ全曲をものにしたことに変わりない。この頃の高校生には共 通してこういうひたむきさがあったと思う。時代の記録としても価値がある。

宇都宮高校は1879年創立の栃木県立の普通科高校。一学年の定員が900-1000名というマンモス校でもある。
出だしのトランペットはややゆっくりめで、このあとも全体にゆっくり ゆっくりと進む。霧の中を進む ような感じでやや物足りない。最後のバーバ・ヤーガやキエフでは、金管の高い音がでなくなってきて、低音がやたらめだつ。

ナザレスはボンベイ出身の指揮者。
音源は左と同じ。「音楽の旅」という、NHKの名曲アルバムによく似たつくりで、演奏風景は一切でない。 映像はロシア美術館、ヤルタ郊外の公園、ピョートル宮殿などロシア各地の名所旧跡を曲の内容と関連づけて紹介してくれる。NHK名曲アルバムには「展覧会 の絵」の全曲版があれば、かくやと思う。
出だしのトランペットの音がよくない。それだけで、だいぶ損をしている のではないか。金管楽器と打楽器類 がやや雑な演奏になっているのが耳につく。

ジュラ・ネーメト(ブダペスト1930-) はハンガリーの指揮者。


楽しみにしていた西本+ボリショイの「展覧会の絵」がCDではな く、DVDで発売された。ウレシイ。仕上がりの荒いところ、ロシアのパーカッションがやや遅れ気味に炸裂する部分があるが、期待以上の面白さ。西本の指揮 は明解で華 がある。個人的に大変おすすめ。

西本智実は1970年大阪の生まれ。大阪音大作曲科を卒業 後、ロシアに留学して指揮を学ぶ。ロシア・ボリショイ交響楽団ミレニウムは1994年に設立された。2002年から西本を首席指揮者ととして迎え入れた。
展覧会の絵は西本にとっての2度目のリリースであって興味深く聴いた。好演であったと思うけれど、古城の サックスの音(クラリネット?)、ビドロの遅いテンポ、サミュエルのトランペット、死者の言葉での凡庸な演奏などには、違和感があった。録音の問題もある とは思うけれど、弱奏での繊細な表現が足りないように思った。また、音の立ち上がりが揃っていないのもいただけない。もう少し、器用なオケを振った時の演 奏を聴いてみたいと思った。

バルト三国のひとつ、リトアニアのビリニュスでの録音。構成は、前半がオペラ 曲、後半が展覧会の絵。ボーナスDVDは西本とスミ・ジョーへのインタビューやリハーサル風景。
出だしのトランペットがやや固い。また、オケの音はフィラデルフィア・ サウンドを思わせるところがあるが、テンポの速いところや、高い音域のところでは、楽器の音が十分に出て居らず、音が細く聞こえてしまうのが残念。音の広 がりや奥行きがもっとあるとよいのだか。

沼尻竜典(りゅうすけ)は1964年の生まれ。99年4月か ら東京フィルハーモニー交響楽団の正指揮者、2004年からは日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者を務めている。
全体にオーソドックスな仕上がり、テンポも適切で好印象。録音があまり よくなくて、輪郭のはっきりしない演奏になっているのが惜しい。

(time 35'58) (time 35'43) (time 35'43) (time 32'34)
(time 32'38) (time 32'49) (time 33'14) (time 34'23)
併録:フィンランディア(シベリ ウス)、校内合唱コンクールの入賞曲3曲、男声合唱団の4曲 併録:はげ山の一夜(ムソルグス キー、リムスキーコルサコフ編)、中央アジアの草原にて(ボロ ディン)、ポロブシアン・ダンス(ボロディン) 併録:中央アジアの草原にて(ボロ ディン)、ポロブシアン・ダンス(ボロディン) 併録:ピアノ版展覧会の絵 (Peter Koczor の演奏)
併録:ボレロ(ラヴェル)、火の 鳥(ストラビンスキー) 併録:喜歌劇「こうもり」より序曲、田舎娘に扮するときは(J. シュトラウスII)、ヴィラネル(デラックァ)、歌劇「椿姫」より「前奏曲」、「ああ、そはかの人か〜花から花へ」(ヴェルディ)など 併録:ハイドンの主題による変奏 曲(ブラームス) 併録:は げ山の一夜、ボリス・ゴドゥノフから4曲(いずれもムソルグスキー)

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