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「展覧会の絵」 ピアノ曲 (Ar)
"Pictures at an exhibition" piano version (Ar)

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Igor Ardašev
Hiroshi Arimori (有森博)
Mikahil Arkadiev
Andrew Armstrong
Vladimir Ashkenazy Vladimir Ashkenazy Vladimir Ashkenazy Dickran Atamian
Nicholas Austin
原典版 原典版 原典版 原 典版 原典版 原典版 原 典版 arr. Rimsky-Korsakov
原典版
Supraphon 11 2194-2 131
fontec FOCD9241
Russian CD Shop RUCD30108 Cordelia Records
London/ポリドール POCL-9405 London/ポリドール F25L-5311 Teldec Video 9031 70774-6 [LD]
Lyra House LHL1003
私家版
Prague 1994/2/26 富士見市 2005/3/1-3 Moscow 1994 New York 2003/09/11-13 London 1967/6 London 1982/6 London 1983 Pennsylvania 1982/5/1-2 1996
プラハのドボルザーク・ホールでのライブ録音。リヒテルを 思わせるやや 駆け足のテンポで第1プロムナード。ただし、タッチは柔らかめで繊細。グノム以降も同様で全体に幻想的な雰囲気がよく出てい る。雛の踊りではちょっと変 わったアクセントをつけて面白く感じた。全体に透明感にあふれ、流 麗で優しい。こういう展覧会の絵もいいと思う。

イゴール・アルダセフの詳細は不明だが、 CD裏のポートレー トからだと30代後半ぐらいだろうか。髪は黒に近いブラウン、面長で細身。手前に組んだ手の大きさが印象的。


明瞭で端正な演奏。情緒的でありながらほどよく抑制が利い ている。ま た、ビドロなどは独自の解釈があり、影絵のような輪郭の美しさがある。第5プロムナードの左手の旋律の美しさも特筆できる。 カタコンブ冒頭の音の不鮮明さ など数カ所に難があったが、バーバ・ヤーガやキエフのすばらしさで帳消し。おすすめできる。

有森博は1966年岡山の生まれ。
グノムでは独特の間をとりながらの演奏。ビドロでは全部の 音を強奏せ ず、右手の主旋律を見事に際だたせている。非常にていねいな演奏であり、一音一音をおろそかにしない、必然性の感じられる演 奏になっていてすばらしい。迫 力のある演奏を求めるならば物足りないかもしれないが、こういう演奏もいいと思う。おすすめできる。

ミハイル・アルカディエフは1958年サン クト・ペテルブル グの生まれ。ピアニスト、作曲家として活躍しており、1995年にロシア名誉芸術家に選ばれている。
端正な演奏。奇をてらった解釈や妙な力みなどが一切なくて 心地よい。ど の曲も軽やかにスムーズに進んでいくが、あわただしい感じではなく、むしろ幻想的な印象を与えてくれる。 アシュケナージは、30歳(このCD)と46歳の時に「展覧会の絵」を録音しているが、いずれも良い。しかし、この演奏 の方が、やや ゆったりめに演奏されていて、ひとつひとつの音への神経の行き届き方がよく感じられ、個人的にはおすすめ。

アシュケナージ(1937-)は、ゴーリキー生まれ。モ スクワ音楽院出身で、現在はアイスランド国籍。現代を代表するピアニストのひとり。指揮者としても有名で、 2004-7年、N響の音楽監督を務めた。

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Decca 467 127-2

メータ+ロスアンジェルスPOの オーケストラ版とのカップリングCD。

アシュケナージ46歳の時の演奏。見事な演奏。メリハリがあり、かつ、フレーズとフレーズの間の取り方が絶妙。このた め、余韻がよく 響き、 ピアノの音の魅力が十分に引き出されている。プロムナードの美しさは随一。また、「チュイルリーの庭」もよい。彼自身による 編曲のオーケストラ版もカップ リングされた1枚。

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Decca UCCD-3398/9

「展覧会の絵-5態」としてリリースされた2枚組CD。他の4つは、ショル ティのラ ヴェル編、ストコフスキーのストコフスキー編、PJBEのブラス編、神谷百子のマリンバ編。
3部構成になっており、第1部は、アシュケナージ自身によ る曲解説 (26分ほど)。第2部は、ストックホルム放送響を自ら指揮したレオ・フンテク版。第3部に自らの演奏によるピアノ版(原典 版)となる。ウィーン原典版の ピアノ譜などに解説を寄せるアシュケナージならではの力の入り方だ。そしてピアノ演奏は、ロンドン・バービカンホールでのコ ンサートの録画。演奏のあとの 聴衆の拍手が鳴りやまない。アシュケナージもそれに答えて何度も舞台に戻ってきてお辞儀をし、手を振る。そこにエンディング ロールがうまくはいる。製作者 の Christopher Nupen のセンスが光る。映像のすばらしさ、構成の良さもあって、超おすすめできる。DVD化が待たれる。
奔放な演奏。グノムなどは独自の装飾音が入って、ちょっと 面白い。終 始、堂々とした演奏で、キエフの大門でも見事な演奏。ときどき本人のハミングが聞こえてく るのが耳障りではあるけれど、繰り返し聴きたくなる。おすすめしたい。
左右のメロディの交差の仕方が巧妙で第1曲のグノムから引き込まれるものがある。ところどこ ろ、楽譜と音 が違うところがあるが、意図的に変えているようであり、それなりの効果を上げている。全体に原典版に従う演奏だが、第5プロ ムナードはラベルに倣ってか省 略されている。

オースチンは1962年ベルファスト生まれ。このCDは神戸震 災で被災した YWCAビルの再建チャリティーのために作られたも の。
(time 31'46) (time 31'59) (time 34'48) (time 30'39) (time 34'23) (time 32'13) (time 31'23) (time 29'33) (time 31'33)
併録:ピアノソナタ29 番(ベー トーヴェン)、3つのチェコのダンス(マルチヌ) 併録:小組曲より修道院 にて(ボ ロディン)、うぐいす(アラビエフ)、マズルカ第2番嬰ハ短調(バラキレフ)など 併録:5つの前奏曲(ス クリャビ ン)、ソナタ第5番(スクリャビン)、ソナタ・ブレビス(アルカディエフ)など5曲 併録:ソナタ2番(ラフ マニノ フ)、ソナタ9番"黒ミサ"(スクリャービン) 併録:喜びの島(ドビュッシー)、夜のガスパール(ラヴェル) 併録:展覧会の絵(アシュケナージ編) 併録:アシュケナージに よる曲解 説、展覧会の絵(フンテク編) 併録:ソナタ第6番 op 82(プ ロコフィエフ) 併録:プレリュード(ラフマニノフ)、叙情小曲集から2曲 (グリー グ)、プレリュード(スクリャビン)、ジャワ組曲(ゴドフスキー)

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