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2019/12/21 |
写真1.左3本が116フィルム。右2本が
120フィルム。
赤いのが Ilford Selochrome
116。
黄土色のが Ansco Plenachrome 116。 116フィルムも、120と同様、撮り終わったら、封緘する仕組み。 写真2.部品一覧。手前左ふたつがス ペー
サー、右が軸留め。
中段は左からスプールの細い軸、太い軸、マスキングテープ。 後は支柱となる黒い軸。 写真3.太い軸の内側にスペーサーを入れる。 写真4.太 い 軸と 細い軸の位置合わせをする。 写真5.ふ たつのスプールをマスキングテープで固定。 軸留めもマスキングテープで固定。これで完成。 写真6.現像が終わって水洗するところ。きれいに巻け ている。 写真7.きれいな像が出てきました。承諾を得て掲載しています。 まるでタイムカプセルです。 |
きっかけ |
課題1 |
課題2 |
スプールの改造 |
1. |
スプールを上下 に分
けます。太い軸 の内 側に スペーサーをつけて(写真3)、黒い支柱に差してもがたつかな いようにします。 このスペーサーは、生化学 系の 実験 では おなじみの 50ml チューブを切って使いました。ディスポーザブルで安価ですし、耐薬品性もあります。使用済みを洗って再利用。カッターナイフ で切るだけです。部分的に厚みが欲しいところは、二重に巻くようにしました。 |
2. |
黒い支柱を芯に して、太い軸、
細い 軸を セットします(写真4)。太い軸の内部にいれたスペーサーの高さ
を調整して、両者を合わせたときの巾が 67.5mm
になるようにしました。ここの工作が大事な勘所で、正確に寸法を合わせられるまで、根気よく作業します。 フィルム巾は 69.5 mmでしたが、そのサイズだと、フィルムを巻き始めるとすぐに脱落して巻くことができませ ん。実際には、67.5mm まで寄せることできれいに巻けるようになりました。この調整作業は、完全暗黒の状態で実際の フィル ムを 巻いて確認します。きちんとサイズが合うと気持ちよ くフィルムが巻けますが、なかなかうまく出来なくて、途中で何度も中断しました。 |
3. |
スプール巾が決 定できたら、両
者をマスキングテー プなどで 固定します。また、細い軸の上にも軸留めを作ってこれ
もテープで固定(写真5)。これらはすべてがたつきを防止するためです。 テープにはマスキング・テープ、軸留めは先ほどの 50ml チューブの端切れを使いました。チューブは3箇所使っていますが、実質、1本のチューブを3つに切って使っているだけです。 |
現像 |
結果 |
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