■渡辺忠恕・訳詞
わが祖国スオミ、 その名ひびけ。 谷間も山も湖(みず)も、 父祖の残せる国よ、 汝をわれ愛す、 祖国スオミ。 国の栄え愛で、 咲くよ花が。 われらの愛は国の 希望と喜び覚ます、 高らかに歌おう、 国を讃え。 |
■松村一登先生による和訳
私たちの国「スオミ」, 母国よ響け この黄金のことば これほど愛すべき渓谷や山や湖や岸辺が どこにあるだろう この北国の祖国のほかに 愛する父たちの国のほかに お前の繁栄がその殻を破り 今こそ花を咲かせるだろう 私たちの愛国心はさらに高まり お前の希望が,喜びが光り輝き そして今,祖国よ,お前の歌が より高らかに響きわたるだろう |
http://www.finland.or.jp/index-j.htmlフィンランド語の研究をされている松村先生のHPではフィンランド語とスウェーデン語の歌詞が紹介されています。松村先生は白水社「エキスプレ ス・フィンランド語」の著者であります。
http://plaza3.mbn.or.jp/%7Ekmatsum/Finn/maamme-j.html面白いことに、フィンランド国歌の旋律は、バルト三国のひとつであるエストニアの国歌としても使われています。またシベリウスの「フィンランディ ア」が第2国歌のような存在なのですが、このフィンランディアの旋律も、アフリカのある国で国歌として使われています。これらは、それぞれの独立 の時にフィンランドが重要な支援をしたことに感謝してのことだと聞いています。国歌のあり方を考えさせられます。
とびら へ | 前へ 次へ |
↑ トップへ |