© 1996-1997, Kyu-hachi TABATA
ヘルシンキだより #6      1997- 2-17 記

こちらでは Windows 95 マシンがメインです。マックは大学がサポートを放棄したとのことで、少数派です。ただ、Irma のラボには、やや旧型ですがマックは2台あります。研究所は昨年できたばかりの建物で、最新の設備です。ネットの端末もあらかじめあちこちに セットしてあり、つなぐだけでネットに接続できます。ただし、日本語を使えるマシンが今のところ1台もないので(当たり前ですが)、日本語の メールのロードにはちょっと知恵が必要です。結局、私は一番安定していて便利な Nifty をメインに使うことにしました。今回は、私のネット状況を紹介いたします。

6-1 メールアドレス

NIFTY-serve: geb02335@nifty.ne.jp
Osaka Univ:
tabata@dent.osaka-u.ac.jp
Helsinki Univ:
tabata@operoni.helsinki.fi(または makoto.tabata@helsinki.fi)

6-2 私の自宅マシン環境

コンピュータ:
NEC PC9801NS/L
IBM TP755CDV (Mwave 内蔵なので28kbps通信が可能)
Mac 180c
HP 100LX
プリンタ:
Canon BJC35V2 (NEC, IBM, Mac に接続可)
MOドライブ: Epson MMO-640 (IBM, Mac に接続可)
モデム: AIWA 2400(NEC, HP に接続可)

6-3 アクセス方法と接続状況

NIFTY-serve:
自宅のPC機(IBM TP755CDV)から28,800bpsでヘルシンキ市内の Compuserve のアクセスポイントに電話回線で接続。Compuserve の入口で Niftyserve ホストを指定。電話料金はヘルシンキ市内通話なので何分でも10円。Compu + Nifty の回線使用料金が 35円/分ぐらい。大体、1日の通信が 3分以内。

*余談ですが、マシンバックアップとしては、PC-9801NS/L + 2400bps モデムが使用できます。また、HP100LX + 2400bps での通信も特定条件下では可能です。回線バックアップとしては、TYMPAS 回線使用も用意しておりますが、現在のところ不要と考えられるぐらい COMPU 回線が安定しております。

Osaka Univ:
研究所のマック(LC3)から EtherNet で接続。ソフトは1解標準として作成した Eudra FD をいつもと同じように挿入してアクセス(設定などはまったく変更しない)。LC3 は Finish Talk なので日本語はすべて文字化けしているが、気にせずに送受信を行う。ただし、すごく接続時間がかかる。2・3通を受信するのに 5分ぐらい。送信は1通15分ぐらいかかりしかもよくハングアップする。受信したメールはそのままでは読めないので、自宅に持ち帰り、自宅の パワーブック(Mac PB180C)で読む。

*受信に関しては、現在のところ特に致命的なトラブルはありません。また、Nifty からTelnet 回線でつなぐ方法もあります。まったく変更なしで1解標準 Eudra が使えるのは理屈(Eudra は POP ID の指定だけでよい。このため阪大歯学部のサーバーマシンの設定がどこからでも有効になる)では予想していましたが、文字化け表示ながらきちんとメールを読 み込みに行くのを見るとちょっと感動します。

Helsinki Univ:
研究所のマックかPC(Win95)で接続。和文は文字化けし、しかもコード変換がなさ れていない状況だが、FDに落として自宅に持ち帰れば、PC機(TP755CDV)上で EKC または BIN2SJIS といった変換ソフトで読み込み可能に。また、最近は Super MView というソフトの導入で和文の受信が可能に。

*Irma や事務からの連絡はすべてメールで来るので、大学に来た時と帰る時の2回はアクセスしています。大学側はマックのサポートはしない方針を昨年ぐらいに決め たとのことで、マックでの使用はいろいろと制限を感じることがあります。また、マックでのアクセスはマシンの古さも手伝ってストレスがありま す。

6-4 田畑側から見た送受信状況


英文メール 和文メール 英文書類添付 和文書類添付
送信 受信 送信 受信 送信 受信 送信 受信
Niftyserve ×
OSAKA Univ
× ×
HELSINKI Univ

◎きわめて良好 ○可能 △ちょっと無理 ×全然だめ −未検定
*日本から送信する時は Nifty が安定性や簡便さからベストですが、Nifty メールは最大300行まで、バイナリメール不可、電話使用料と回線使用料がかかるという欠点もあるので、もしも長いメールの時は、 Helsinki Univ (or Osaka Univ) あてでお願いします。

6-5 メール時差

フィンランドは日本よりも7時間遅れています。つまり、フィンランド時間の 12時に送ったメールは、どんなに早くついても日本時間の19時数分に受信されます(実際の電送時間は数分のはずです。受信時間−送信時間 −7時間=電送時間)。逆に日本からのメールは、7時間もどることになり、例えば送信時間=19時、受信時間=12時数分といった表示のメー ルとなります。未来からの手紙のような錯覚があります。


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