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2022/04/19 |
代表作のひとつ
「奄美の杜(9)〜ビロウとアカショウビン」 |
田中一村(たなかいっそん)は、奄美大島で1977年に没
した日本画家。大島紬(おお しまつむぎ)の職人をしながら、奄美大島の風物を絹本に描いた。 彼の絵は、鮮烈である。絵にいのちを塗り込むようにして、一枚一枚の絵を仕上げている。足がすくむほどの精密さ、むせるような濃 密さ、音が消えたような静寂。 奄美の自然は生命力に富んでいるが、アダンの実、パパイア、クワズイモ、ビロウ、ソテツ、アカショウビン、ツマベニチョウなど が、夕暮れの海、朝早い森を舞台にして、そこにとどめ置かれているのである。 |
『田中一村作品集』 NHK出版、1985年 表紙絵は「奄美の杜 (6) 〜クワズイモとソテツ」(部分) |
『田中一村作品集』 新版
NHK出版、2004年
表紙絵は「アダンの木」(部分) |
『田中一村作品集』 増補改訂版
NHK出版、2013年
表紙絵は「奄美の杜(9) 〜ビロウとアカショウビン」(部分) |
大矢鞆音
『田中一村作品世界 一村の奄美』 NHK出版 2004年
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奄美群島日本復帰50周年記念
『奄美を描いた画家 田中一村展』 図録 NHK出版、2004年
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大矢鞆音
『もっと知りたい 田中一村 生涯と作品』 東京美術 2010年
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南日本新聞社編
『アダンの画帖 田中一村伝』 小学館、1985年 |
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