© 1984-2016, Kyu-hachi TABATA last updated 2014/08/30

■3 カード (レコード編集)

■3.1 ウィンドウ

論文のデータを入力するためのウィンドウで、この1枚のカード型画面をレコード、著者名やタイトルなどの入力欄をフィールドといいます。論文の数 だけレコードができることになります。著者名や雑誌名の入れ方にルールがあります。



a) プルダウン・メニュー

メニューに示されているイニシャルは、Alt キーと組み合わせて押すと有効で、キーボード上からメニューを選択したい時に便利です。主要なものは、3.3節以降で説明します。

b) レコード番号とスライダー

カード左上の大きめの数字がレコード番号です(上の例では3000番)。ここ は入力も で きるようになっていて、移動したいレコード番号を直接入力することでそのレコードに移動することができます。また、レコード番号横のスライ ダーは、真ん 中のタブをマウスでドラッグするようにして左右のどちらかに動かすと、レコードを移動することができます。タブの右か左の領域をクリックして も、タブのス ライドができてこれも便利です。スライダーの左端にあるのが開始レコード番号、右端にあるのが最終レコード番号です。

c)スタイル
Journal, Book, Monograph, etc という4つのスタイルがあります。ここを替えることで入力項目を替えることができます。基本画面は同じですが、無効な項目にシェードがかかり ます。 それぞれのスタイルによって有効な項目は次節の表をご覧ください。

なお、実際には、シェードがかかっていても、マウスなどでそのフィールドに移動でき、そこでのデータ登録や更新が可能です。これはスタイル変 更などを行う ことで、シェードがかかってもすでに登録されたデータをコピーして別なフィールドに生かすためです。
d) ボタン

ボ タン
機 能
メ ニュー
ショートカット
1レコード前へ 1レコード前へ レコード(R) - 前へ(B) ctrl + B
10レコード前へ
10レコード前へ


先頭のレコードへ
先頭のレコードへ


1レコード後へ 1レコード後へ レコード(R) - 次へ(F) ctrl + F
10レコード後へ 10レコード後へ


最後のレコードへ 最後のレコードへ


[New] 新しいレコード画面を出します。 レコード(R) - 新規レコード(N)
ctrl + N
[view Link] Link フィールドのレコード番号をリスト表示します。 レコード(R) - リンク文献を見る(L)

[view URL] URL フィールドのPDF等を webブラウザで表示します。 レコード(R) - URL を見る
[view DOI] DOI フィールドのPDF等を web ブラウザで表示します。 レコード(R) - DOI を見る
[Sim Srch]
同一内容のレコードを探します。重複登 録のチェック です。 レコード(R) - 類似文献(S)
[Save]
このレコードを保存。


[Quit]   ピジョンホールの終了。 バンク(B) - 終了(Q)


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■3.2 フィールド操作(データ入力)

ひとつのレコードは全部で12のフィールドを持ちます。フィールド間の移動は マウスか、リターンキー、タブキーで行 います。 シェードのかかったフィールド(上の例では、Editor と Book)は、そのスタイルでは使えないことを意味しています。入力ルールは次の4節で 詳述します。

フィールド名
備考
最 大文字数
スタイルごとの有効な項目
Journal
Book
Monograph
etc.
Memo
メモ欄。抄読会などで紹介された論文などは日付や紹介者な どを入力。ま た総説などでしたら、review と入れたりするのに使える。
70




Author
論文の著者をカンマで区切りながら。基本は M.J.Tabata, T.Matsumura, K.Kurisu と入れる。特殊な名字や2世、3世などの入力にもルールあり。
210




Title
論文タイトル。monograph の場合は本のタイトル。最後のピリオドは自動で付く。
280




Editor
編集モノの場合の編者名。入力形式は Author と一緒。
210




Book
編集モノの編集タイトル。
140




JPcode
雑誌名、出版社名をあらかじめ JPコード(J) エディタで入力しておき、そのコードを入力。実際には、コンボ選べるのでコードを覚えたりする必要はありません。詳しくは4.6節
数字




vol
雑誌の巻号。特殊な巻号でも入力できる。etc. では日付欄に利用。
20



mon
start page
開始ページ。特殊なページ番号でも入力できる。etc. では日付欄に利用。
10



day
end page
終了ページ。1503-1517 の場合など、17 と入れると自動で1517 と変換。
10




year
年号。50以上の番号を入れると 1900年代、50以下なら 2000年代に変換してくれる。例えば、86と入れると 1986、4 と入れると 2004と変換。
数字




keyword
キーワードなどを入れる。タイトルなどで使われていない言葉を選んで入れるのがよい。また、 abstract の一部を入力するのにも使える。
280




link
関連論文のレコードを 13, 35, 25, 17 などと入力。詳しくは4.10節





URL
PDFファイルのURLを入力します。詳しくは 4.11節
300
DOI
PDFファイルのDOIを入力します。詳しくは 4.11節 300

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■3.3 レコード操作

メ ニュー操作
機能
ボタン
ショートカット
レコード(R) - 次のレコードへ(F) 次のレコードへ移動 (最終レコードの時には新しく作る) 1レコード後へ ctrl + F

- 前のレコードへ(B) 前のレコードへ移動 1レコード前へ ctrl + B

- 新しいレコード(N) 新しいレコードを作る。 [New] ctrl + N

- レコード内の全データ・コピー(C) 表示されているレコード(複写元)の全項目の内容がテンプレートにコピー されま す。


- レコード内の全データ・ペースト(P) テンプレートにデータがあるとき、その内容がペーストされます。


- レコード内の全データ・消去(D) 必要がなくなったレコードを空白化(=データを消去する)に使用します(*注1)


- 直前の状態に戻す・アンドゥ (U) 直前に行ったデータの修正などを破棄し、元の状態に戻します。各項目別の修 正を行っ た後や、全消去 (Clear_all) の後などに、その修正/消去を取り消すことができる便利な取り消し機能です。


- 検索リストへ移す(A) 検索画面が表示され、Record list に現在のレコード番号が追加されます。


- リンク論文を見る(L) Link フィールドにあるレコード番号の論文リストが表示されます。 [view Link]


- URLを見る(U) URL フィールドの論文PDFを標準ブラウザで表示そます。 [view URL]


- DOIを見る(D) DOI フィールドの論文PDFを標準ブラウザで表示します。 [view DOI]


- 類似文献を調べる(S) 現在の文献とよく似た文献がすでに登録されていないかどうかをチェック(*注2) [Sim Srch]

- パネル印刷(P) 現在表示されているレコードがディスプレイ表示の形式でプリントされます。
ctrl + P

注1) もっぱら、重複して 登録して しまったときに利用します。ただし、データを消去しても、レコードは空 白レコードとして残ります。これは、番号だけが残っている状態で、新規レコードと同じ白紙のレコードです。空白レコードはサーチでも一覧できます。また、 空白レコードには別な文献データを入力することで再利用できます。

注2) 文献の登録数が増えてくると、登録の重複がしばしば起こります。こうし た重 複を避けるために、現在編集中の文献と同じ内容の文献がすでに登録されていないかどうかを確かめる機能です。もしも重複があ れば、現在の登録データを破棄 し、別な新しいものに差し替えるか、両者をよく較べて、不要な方を次節で述べる方法で消去します。この文献チェックは JPコードと Vol, Start p. などが同じかどうかをまず調べ、次にタイトルの始めの数文字を比較して判断しています。
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■3.4 文書編集

各フィールドの中での文章を修正するときに使います。ショートカットは一般的なダイヤモンドキーが適用されます。

メニュー操作
機能
ショートカット
文書編集(E) - 直前に戻す(U)
直前に戻す
ctrl + Z

- 全てを選択(A)
全てを選択
ctrl +A

- 切り抜き(T)
選択部分をカット
ctrl +T

- コピー(C)
選択部分をコピー
ctrl +C

- ペースト(P)
ペースト
ctrl +V

- 消去(D)
選択部分を消去
ctrl +D

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