© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA Last updated 2014/04/17

「展覧会の絵」 室内楽
"Pictures at an exhibition" ensemble






ピ アノトリオ
音楽三昧
                (Ongaku Zanmai) / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Amadeus Chamber Orchestra of the Polish
                  Radio/ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Bläsersolisten der Deutschen
                Kammerphilharmonie/ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Czech Philharimonic
                Octet/ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition Ensemble Berlin / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Ensamble Carpe Diem / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Bekova sisters / 展覧会の絵 / Pictures at
                an exhibition
The Bekova Sisters / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Trio Solisti/
                展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
音楽三昧
(Ongaku Zanmai)
Amadeus
Chamber Orchestra of the Polish Radio
Bläsersolisten der
Deutschen Kammerphilharmonie
Czech Philharimonic Octet Ensamble Berlin Ensamble Carpe Diem The Bekova Sisters The Bekova Sisters Trio Solisti
arr. 田崎瑞博 arr. Agnieszka Duczmal
arr. Andreas N. Tarkman ? arr. Volgang Renz
arr. J.-P.Arnaud, & M.Perez
original arr. original arr. original arr.
ALM ALCD-7016 Polskie Radio PRCD 1561
DS 1004-2 ArteS Mon AS709-2 PHIL 06001
Hortus 070
Claudio CR 4115-2 Chandos CHAN 9672 END 1022
つくば市 1989/8 Poznaniu 2009/1/28 Köln 1993/5 Plague 2001/2/10-/3/26 Munich 2006/10/2-5 Isère-France, 2008/6/11 & 14
ca. 1991 London 1997/2 NY 2006/12/18-20
第1プロムナードはヴィオール族(各種ガンバとヴィオローネ)のかすれ るような音でゆるやかに始まるが、グノムでは一転してヴァイオリンらで緊張感のある展開。緩急の鮮やかさ、音色の多様さに驚かさ れる。古城ではバスリコー ダーがメロディをとるが、オンドマルトノのような、蒸気のような音色は幻想的。霧にかすむ湖上の城が情景として浮かび上がるよ う。ビドロ、リモージュ、雛 の踊りなどもよい。だが、バーバ・ヤーガとキエフは迫力が足りない。全体として、楽器の持つ少し舌足らずな音色、不安定な音程が 面白く、聞きどころだと思 う。

田中潤一(リコーダー類とフルート)、川原 千真 (ヴァイオリ ン、ヴィオラ、ガンバ)、田崎瑞博(チェロ、ヴィオラ、ガンバ)、西澤誠 治(コントラバス、ヴィオローネ)の4人からなるアンサンブルで1984年に結成。

音 楽三昧の HPはこちら。
総勢20名ほどのストリング・オーケストラ。音量が豊かで室内楽としてはかなり迫力がある。 アレンジはシンプルだが、時々、気の利いたアレンジがある。また、弦を知り尽くしたアレンジで、雛の踊りなどではいろいろな 音が飛び出てきて、驚かされる。リモージュでもハーモニクスのような音やドラミングのような音が入り交じって実に楽しい。キ エフもなかなかのアレンジである。弦だけでどこまで表現できるか、認識を新たにできる。おすすめできる。
ドイツ・カンマーフィル(=室内フィル)の管楽器奏者13 名か らなるア ンサンブル。ソリスト級のメンバーが揃っており、圧倒的なうまさ。緩急自在、迫力満点の演奏には非のうちどころがない。編曲もよ く、おすすめできる。 チェコフィルのメンバーによる8重奏。展覧会の絵は抄録で 第1 プロム ナード、古城、第2プロムナード、テュイルリーの4曲のみの演奏となる。収録曲のいずれもが明るくリラックスして聞けるものが多 く、CDとしては心地よ い。 ベルリン・フィルのメンバー11名によるアンサンブル。クラリネットで第1プロムナードが始 ま る。旧友の 遺作展を歩くムソルグスキーの重い心情を表現するように奏でられる。原典版をベースにしているようで、第5プロムナードもある。 テュイルリーやひなの踊り はやさしくおおらかな感じ。室内楽はオケのミニマム編成であるけれど、打楽器群がない。従って、キエフの大門などどのように演奏 するかは結構大きな問題な のだが、格調高い編曲となっていて満足できた。可能ならば、曲ごとの喜怒哀楽やプロムナードの変化がもう少しあってもよかったの ではないかと思えた。 ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、フルート&ピッコロ、オーボ エ& コールアングレ、ホルン、パーカッションの9人編成。ヴァイオリンでプロムナードが始まる。古城やテュイルリ、ビドロ、いずれも なかなかいい。最後のキエ フの出だしのアンサンブルのアイデアが秀逸。是非、聴いてほしい。全体を通して、ハープの音とバウロンのような手持ちの低音の太 鼓の音が上手に使われてい るのが印象的だ。
1997年のものだけかと思っていたら、1991年の収録 も あった。そ して、こちらの演奏の方が、力が入っている。録音もよい。3人姉妹が交互にメロディを紡ぎ出す。雛の踊りなどでのシンクロの良さ もすごい。お互いを引き立 てあう呼吸もいい。ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、それぞれの良さが出ている。おすすめできる。 ピアノトリオ。元はアンコール・ピースだったとのことで、 お楽 しみたっ ぷりのアレン ジ。ラヴェル版同様、第5プ ロムナードは省略されている。構成としては、全体にピアノ中心に進むが、チェロやヴァイオリンの絡みが面白く、三者の掛け合いの ような展開が面白い。軽や かにしかもいろいろな音色を織り込んでいる。

ピアノ、チェロ、ヴァイオリンのベコヴァ姉 妹は カザフスタン 出身で 1989年にデビュー。これが5枚目のCDのようである。
ピアノトリオ。編曲も演奏もレベルが高い。ビドロのチェロ はな かなかい いし、雛の踊りでのヴァイオリンもいい。おすすめできる。

Maria Bachmann (Vn), Alexis Pia Gerlach (Vc),  Jon Klibonoff (Pf) の3人。
(time 33'26) (time 32'44) (time 35'08) (time 6'32) (time 35'45) (time 30'14) (time 30'33) (time 32'04) (time 31'04)
併録:眠れる森の美女(チャイコフスキー) 併録:ピア ノ五重奏ト長調作品34(ザレブスキ) 併録:木管楽器のための セレナー デ(ドヴォルザーク) 併録:胡桃割り人形から 「花のワ ルツ」と「行進曲」(チャイコフスキー)、ユーモレスク、ラルゴ(ドヴォルザーク)、皇帝円舞曲、トリッシュ・トラッシュ・ ポルカ(J=シュトラウス)な ど全20曲。 併録:クープランの墓(ラヴェル) 併録:サダコ(リムスキー・コルサコフ)、はげ山の一夜 (ムソルグ スキー)、道化師の踊り(リムスキー・コルサコフ) 併録:ピアノ三重奏イ短 調(チャ イコフスキー)
併録:ピアノ三重奏ハ短 調(リム スキーコルサコフ) 併録:ピアノ三重奏ホ短調(ラヴェル)

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