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2014/05/20 |
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マンティコアとは架空の動物で、ELP のレーベル名。中には、豪華なブックレットがあり、新録音も多い。 ELPは1970-74の活動がピー ク で、77年に活 動再開したが、 1980年に解散。その後、メンバーそれぞれ、ソロや別グループで活動していたが、1991年に再結成し、1992年に アルバム「Black Moon」やボックスセット「The Return of Manticore」をリリースした。しかし、1997年のモントルー・ジャズ・フェスでの演奏を最後に活動を停止し た。 |
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Emerson,
Lake
&
Palmer "Live at the Isle of Wight Festival" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "The Birth of a Band" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "展覧会の絵 [完全版]" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "Pictures at an exhibition" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "The Atlantic Years" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "Promenade Gates" |
Emerson, Lake & Palmer "Works Live" |
Emerson, Lake & Palmer "Works Orchestral Tour" |
Emerson,
Lake & Powell "The Sprocket Sessions" |
Emerson, Lake & Powell "The Score" |
Emerson, Lake & Palmer "Live at the Royal Albert Hall" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "The return of the manticore" |
Emerson,
Lake
&
Palmer "Live at Montreux 1997" |
Carl Palmer "Working Live - Volume 3" |
Emerson, Lake & Palmer "40th Anniversary Reunion Concert" |
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arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. ELPowell | arr. ELPowell |
arr. ELP | arr. ELP | arr. ELP | arr. CP band |
arr. ELP | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Victor
VICP-60443 |
Eagle
Vision EV 30154-9 [DVD] |
VAP VPBR-11133 [DVD] |
RHINO R2 72225 | Atlantic AMCY-444/445 | Highland1 HL 053-54#EL1 (CDR) | Sanctuary Midline SMDDD084 | Manticore [DVD] |
Avalon MICP10923 | 61004 (CDR) |
Sanctually Record SVEM0351 [DVD] | RHINO R2-72234 | Eagle Vision EE
39040-9 [DVD] |
Victor VICP-64850 |
Concert One [DVD] |
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Isle
of Wight 1970/8/29 |
Isle of Wight 1970/8/29 | London 1970/12/9 | Newcastle City Hall 1971/3/26 | Newcastle City Hall 1971/3/26 | NY 1972/4/10 |
Montreal 1977/8/22 |
Montreal 1977/8/26 | London 1986 | Lakeland 1986/10/4 |
London 1992/10 |
1993 | Montreux 1997/7/4-19 | London 2008 |
London 2010/7/25 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ELPにとっては結成初ライブからわずかに6日後の2度目
のラ イブ演奏 で実質的なステージデビューで貴重だ。録音状
態はよくないが、臨場感があり、聴衆が次第にELPの音楽に揺さぶられていく様子がわかる。キエフの大門の最後で2門の大砲を炸
裂させるのもファンとして
は聞き逃せない。このCDは1998年にリリースされた発掘盤。3人のインタビュー録音も最後についている。 60年代後半から70年代初頭にかけて大規 模な ロックフェス ティバルが 世 界各地で行われたが、その中でもワイト島ライブは最後の巨大イベントとなった。というのも主催者側、参加者、聴衆の三者の意 識のずれが表面化したためライ ブの運営が破綻し、後半、崩壊状態となったためである。しかし、 ELPは圧倒的な演奏で一挙に知名度をあげた。曲目は、 ワイト島型の全8曲という 抄録版だが、演奏時間はかなり 長い。 |
前半がインタビュー。後半がワイト島ライブの映像で、左の
映像 版とな る。キエフではキースがオルガンを前後に大きく揺らし、キーボードを逆向きから
弾いて見せたりする。最後の空砲は、キース、ついでグレッグが一発ずつ点火。このDVDは2006年リリースされた。 曲目は、ワイト島型の全8曲という抄録版。映像の途中で出てくるオーケストラ 演奏 の映像は、ジュリーニ+フィ ルハーモニア管の1964年のもの。 Sony Music Ent. LVD 49335 [DVD]
ワ イト島ライブ全体をまと めたドキュメンタリー映画。貴重な映像だ
が、ELPはキエフの大門のみでわずかに2分ほどの扱い。
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3人が音を合わせるために互いをよく見ながら演奏しているのがわかる。特にカールのドラムがキースのキーボードプレイと
グレ グの
ヴォーカルをかみあわせ、うまく押し出させている。写真はDVD版。完全版と謳っているのは、「展覧会の絵」だけでなく、未開
人、石をとれ、ナイフ・エッ ジなど、当日のコンサート・ナンバーも収録されているからである。 ELP は1970年6月にイギリスで結成されたロックバンド。メンバーはキース・エマーソン(キーボード)、グレッグ・レイク (ベース)、カール・パーマー(ド ラム)。いわゆるプログレッシプ・ロックのトップバンドのひとつである。展覧会の絵は初期のライブでは必ずと言っていいほど 演奏されていたらしいが、アル バムとしては後回しにされ、多くの海賊盤が流通されるようになったため、1973年に3枚目のアルバムとして急遽リリースさ れた。曲目は、ロンドン型の全 11曲。 |
1973年に3枚目のアルバムとしてリ
リースされた。ELPの名と「展覧会の絵」を世に広く知らしめ、さまざまなジャンルの人々に転機を与えた衝撃の1枚。一般に
ELPの「展覧会の絵」と言っ た時にはこのアルバムの演奏を差す。原曲に忠実なものとオリジナルをう
まく織りまぜて進行。キース・エマーソンの抜群のキーボード・プレイ、カール・パーマーの若々しいドラム、グレグ・レイクの甘い
ヴォーカルがうまくかみ合 う驚異的なライブ録音。私にとって、最もおすすめの1枚。 ロンドン型の全11曲。 同時収録の「ナットロッ カー」は「クルミ割り人形(ナッツクラッカー)」のアレンジ。ところで、LP版の装幀は、外絵は空白の額縁、中絵は 絵の入った額縁が並んでいるとい うものだった。この中絵をカヴァーにしたCD盤(下記)も過去に出ていて、今では結構な値が付くこともあるコレクターズアイ テム。LPを持っていれば、い いような気もするが・・・ Warner Pioneer 20P2-2049
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2枚組のベストアルバム。展覧会の絵は左のアルバム「展覧会の絵」の音源を抄録していて、1, 8, 9, 10,
11の5曲という最小構成。 ELPはアルバムごとに曲構成を変えている が、下 表のように整理できる。基本となるのは、70年のロンドン型だ。
(*はオリジナル性の強い曲。◎はオケとの協 奏)。 |
展覧会の絵リリースまもなくのライブ録音。ベストアルバムのような贅沢な曲ぞろい。アイデア
も豊富だ。やはり、この頃の勢いはすごい。ただし、展覧会の絵のトラックは、出だしの録音が悪く、人々の声で結構入ってい
る。ちょっとがっかりだが、演奏が始まるとだいぶ良くなる。カールのドラミングの冴えが目立つ。よくこれだけのスピードで手
数を増やせるものだと驚嘆。キースもグレッグも負けていない。終盤前にいれた即興演奏は今ひとつだったが、やはり、この頃の
ELPは絶頂だと思う。 |
モントリオールのオリンピックスタジアムで行われたライ
ブ。オ ケと合唱
団も加わっている。そのため、楽譜どおりに弾くような演奏もあるものの、全体としてはELPの3人が3人とも思いきったプレイを
しているところも多くて、
なかなか感動ものだ。嬉しいことにオケもレベルが高く、かなり早いパッセージにも乱れずにしっかりとついてきている。キエフのコ
ラール部はオルガンのよう
な音色で演奏されるが、これがスタジアムの中にこもるように広がるように静かに奏でられる様子は感動的。キエフの終盤では男声合
唱も入る。聴き応えがあ る。 "In concert"
Victor VICP-64233
邦盤で、しかも紙ジャケK2HD仕様で再プレスされたもの。もともと2枚組
であ るもの
を曲数を減らして1枚にしてある。展覧会の絵そのものはUK盤のものと変わらないが、オケの音が聞こえにくい気がす
る。演奏のあとの拍手に交じってグレッ グが指揮者とオケの名を叫んでいる(UK
盤にはない)。音質はかなりよい。
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ワークス・ツアーのライブ映像。つい最近までこんなのがあるとは知らな
かった。CDだけだと聞き落としがちなオケの音も映像があるとわかりやすい。エンドロールで指揮者の名がGodfrey
Salmon だとわかる。Inferno などでキースと一緒に仕事をしている人物だ。 footstomp
FSVD-092
ブートレグとして先行発売されていたDVD。中身は全く変わらない。 チャプターメニューでキエフの大門などを選ぶとわかるけれど、ジャンプ先映像がひとつずれているというミスもそのままで 収録されていた。 Manticore 版は2枚目のサービスDVDをつけて正規版としただけのようだ。 |
ロンドンのスプロケット・スタジオで行われたリハーサル・セッション。全米ツアーのためのリ
ハー サルのベ ストテイクらしいので、録音日は 1986/8/15よりも前だろう。ELPowell
としては唯一のスタジオ録音である。構成は、プロムナード〜キエ フの大門というシンプルなもの。 |
プロムナードとキエフの大門のみであるが、パーマーとはひ
と味 違うパウ エルのドラムもおもしろい。音が大きくてパワーを感じるが、やや大味なところが惜しい気もする。 1980年に解散したELP だが、1986年にエマーソンとレイクが、コージー・パウエルをドラマーに迎えて活動再開。アルバム1枚とツアー1回のみであり、公式には、このユニットを"ELP" と呼ぶことは許されていない。しかし、そのコンセプトや ツアー曲からみて、ELP のプロジェクトとして企画されたと考えてよい。ファンにとっては空白の時期となりつつあった80年代を パーマーに替わって埋めてくれ た今は亡きコージー (1947-98)に感謝したい。 この盤はブートレグだが、 録音 は オーディエンスではなく、サウンドボード(sb)。ELPowell のブートレグとしては録音 の良さで知られている。 2003 年の公式ブートレグ "Live in concert" にも収録されているほどだ。ただし、「展覧会の絵」は収録されなかったのでこの盤は貴重。 |
1992年の再結成ライブ。プロムナード、グノム、プロムナード、バーバ・ヤー
ガ、キエフの大門と93年新テイク版に沿った曲目と曲順。ただし、バーバ・ヤーガでは、後半にカールのドラミング・ソロが4分
30秒ほど入っていて、 ちょっと変わっている。このライブにはCD版
もあるが、「展覧会の絵」はDVD版のみで収録されている。 イギリスの夏のクラシック音楽の祭 り、プ ロムスコン サートの開かれるのが、このロイヤル・アルバート・ホール。 |
4枚組のボックスセット(右写真)で、1枚目に新テイクのスタジオ録音版がある。効果音などを多用し、宇宙をイメージし
たよ うなドラ
マティックな展開が随所に現れる。しかし、3人の存在感が希薄で、すでにロックとしてのおもしろさはない。グレグのヴォーカルも
そうだが、彼らの感覚の 「老い」を感じるのは少し悲しい。 曲目は、新テイク型の全6曲。下記のアルバムでもボーナストラックとして再収録され た (演奏時間は 15'28 となっている)。 "In the hot seat"
Victor VICP-5400 |
タルカスから続けて、バーバ・ヤーガとキエフを演奏。ライ
ブそ のものの
完成度が高く、再結成直後に感じられたロックテイストのかげりは微塵もない。面白い。いい。楽しい。展覧会の絵も曲数こそ絞られ
ているが、新しいアレンジ もなされていて、終始、楽しめた。おすすめできる。 モントルー市はスイスのレマン湖ほとりにあ る。 モント ルー・ジャズ・フェスティバルは1967年から続くヨーロッパ最大のジャズ・フェス。1992年に再結成されたELPだが、 このライブ以降、再び休息に 入った。 |
ギター Paul Bielatowicz、ベース Stualrt
Clayton、これにカール・パーマー。ドラムはほとんど70年ELP版どおりで、これにギターとベースが自由に絡んでくる。
プロムナード、グノム、プ ロムナード、古城(賢人)、タルカス、プロムナード、バーバ・ヤー
ガ、死者の言葉で、ブルース・ヴァリエーション、バーバ・ヤーガ、キエフの大門という豪華メドレー。シンセとヴォーカルなしでの
演奏は大変そうだが、グノ ムなどはうまくまとめているし、古城でのアルペジオはいい。終盤のコ
ラール部もよかった。聞き慣れたELPの「展覧会の絵」とは違うシンプルな演奏。 |
結成40年。最後のコンサートから12年という。最初のアルバムからの曲がいくつも演奏され
るの
は、原点に戻ることを意識しているからだろうか。展覧会の絵の構成は1993年の新テイク版。冒頭のプロムナード、カールのドラ
ムが力強い。賢人ではグレッグのヴォーカルもいいが、キースの入れる尺八のようなメロディが美しい。バーバ・ヤーガからキエ
フへ
のつなぎ部ではサイレンの音がうまく使われる。キエフのコラール部、キースのシンセだが、ヴォーカルっぽい音が入るのがいい。カ
リヨン部のカールの演奏もいい。聴衆、盛り上がっている。舞台の両袖もスタッフたちが大勢立って演奏を見ている。最後に左右
に配 置された大砲が打たれる。ワイト島ライブ−最初のライブ−を彷彿とさせるフィナーレであった。 ロ ンドンのビクトリアパークで行われたハイ・ボルテージ・フェスティバルのヘッドライナー。全113分の収録でELPを久 しぶりに満喫できた。なお、展覧会の絵の構成はライナーにあるものとは若干異なるようである(ヴォーカル版のプロム ナー ドが無かった)。メイキング映像が付いていて、三人のインタビュー映像もある。 |
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(time 35'47) | (time 23'12) | (time 39'30) | (time 33'22) | (time 12'50) | (time 17'44) | (time 15'36) | (time 13'16) | (time 5'35) | (time 5'30) | (time 18'02) | (time 15'33) | (time 7'26) | (time 22'15) | (time 15'26) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
併録:未 開人、石をとれ、ロンド、ナットロッカー | 併録:石 をとれ、ナイフ・エッジ、ナットロッカー、インタビュー映像多数 | 併録:未開人、石をとれ、ナイフ・エッジ | 併録:Nut rocker | 併録:多数 | 併録:多数 | 併録:多数 | 併録:多数 | 併録:多数 | 併録:The
score, Knife edge, Touch and go, Mars, Karn Evil 9 |
併録:多数。 | 併録:多数 | 併録:多数 | 併録:Peter Gunn, Romeo and Juliet, Nutcrocker, など全9曲。 | 併録:多数 |
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