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2009/09/27 |
オ
ルガン+パーカッション |
オ ルガン+トランペット | オルガン+
現代絵画 |
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松居 直美 w/吉原すみれ (pc) 山口恭範 (pc) |
松居 直美 w/吉原すみれ (pc) 山口恭範 (pc) |
Ronald McKean |
Florence Mustric | Dominic Perissinotto |
Christa Rakich | Shuyler Robinson w/Vincent DiMartino (tp) |
Martin Setchell w/Philip Trusttum (Painter) |
Ernst-Erich Stender | Bernadetta Šuňavská | William K. Trafka | Frank Volke | Carsten Wiebusch | Arthur Wills |
Lieger Organ V (1986) of Suntory Hall |
Lieger Organ V
(1986) of Suntory Hall |
Rosales Opus 16
Organ
(1993) of First Prebyterian Church |
Rudolph von Beckerath Organ (1956) of Trinity Evangelical Lutherian Church |
Basilica of St Patric
Organs (1898) |
G.Kilgen & Son's Organ (1932) in Hartford's Church of St Justin |
Concert Organ by M.P.Moller (1979) |
Rieger Pipe organ of Christchurch Town Hall |
Large organ made by Lubeck Kemper & Sohn (1968) of St. Mary Church |
Rieger-Kloss organ (1922) of St. Catherin's Church |
Aeolian-Skinner
Organ V/225 of St. Bartholomew's church |
Beckrath Organ IV of St. Andreas Church |
Walcker Organ IV (1990/1) of Essen-Werden Church |
Harrison and Harrison organ (1974/5) of Ely Cathedral, |
tr. 田中範康 | tr. 田中範康 | tr. Ronald McKean |
tr. Florence Mustric | tr.
Keith John |
tr. Christa Rakich | tr. Robinson &
DiMartino |
tr.
Keith John |
tr. O.G.Blarr | tr. Bernadetta Šuňavská | tr. William K. Trafka | tr. Frank Volke | tr. Carsten Wiebusch | tr. Arthur Wills |
Sony SRCR 2181 | Sony
78LC105
[LD] |
Private RM981 | MSR Classics MS 1270 | Move MD 3282 |
AFKA Records SK-541 | Mark Custom Rec.MRS-587 | 私家版 [DVD] |
Ornament records 11451 | Diskant DK-0073-2 | ProOrganoCD7084 | Motette CD 120501 | Fermate FER 20029 | Helios CDH55003 |
Tokyo 1987/4/24, 30 |
Tokyo 1987/4/24, 30 | Oakland 2007 ? |
Cleveland
2006/11/12,13,21 & 2007/02/25.26 |
Fremantle 2003 (?) | ? |
Kentucky 1989/5 | New zealand,
2003/3/31 |
Aufnahme 1994 | Kremnica 2004/9/3-4 |
New York 1999 | Dusseldorf- Altstadt | Essen-Werden 1998/11/29-30 | Ely 1980/7/6-7 |
1986年にお披露目されたサントリーホールのオルガンによる演奏。オルガンのみでも十分だが、パーカッションも参加し
た贅沢な演
奏。ラヴェル版をベースにしているのか第5プロ
ムナードはない。パーカッションがしばしば入るが、両者の楽器の特性からアタック(音の立ち上がり)のずれを感じる処が前半
にあるのが残念。しかし、「サ
ミュエル・ゴールドベルグとシュミイレ」と「リモージュの市場」の展開と音色の選択はすばらしい。 松居直美(1956年 - )は、東京都出身のオルガニスト。右のLDと同じ演奏のはずだが、演奏時間はやや長い。LDはコンサート画像が入ってい たが、このCDではスタジオテイク のみで構成されているのかもしれない。 |
左のCDの映像版だが、別テイクが入っているようだ。また、松居さんが演奏に対する考えなど
を語る部分が
冒頭にあるのも興味深かった。オルガン奏者と打楽器奏者ではリズム感覚がかなり違うのと、打楽器の編曲が今ひとつだと感じた
が、演奏はそれぞれ見事だっ
た。映像では、動きのある打楽器はやはり面白く、フィナーレでティンパニ、シンパル、銅鑼、テューブラーベル、グランカッセ
を二人で叩き分ける様子は見応
えがあった。 オルガン・コンサートというタイトル。併録のボレロでも後半、小太鼓を2人で叩くところを吉原さんがひと りで2台叩いていたり して、なかなか面白かった。 |
ソフトな音を好んで使うオルガニスト。天井がかなり高い教会なのだろうか、音の反響がほとん
どなく、空に
抜けていくような錯覚がある。ビドロなどではパーカッションのような音も入るし、第4プロムナードでは電子音のような音も入
る。 |
おおらかにゆったりと歌う。早いテンポは、もともとパイプ
オルガンには
無理なのだから、ゆっくりめに弾く。そういう姿勢がはっきりしているのがよい。ただし、編曲は、ピアノ曲を忠実になぞったも
ので、やや物足りない。パイプ
オルガンならではの複雑な音の交錯や迫力のある低音の旋律などがあってもよかったのではないだろうか。 |
ピアノ版がベースの Keith John 版だが、オルガンの機能や性能が異なるために同じ版という印象が薄い。和音の 音が重なって響きが汚くなるのをうまく避けた演奏になっているのがよい。ビドロでは足音のような音が使われていて面白い。し かし、全体としては技巧に走ら ず、あくまでもオーソドックスにオルガンらしい仕上 がりになっていて、好感がもてる。 | プロムナード、グノム、P、テュイルリー、P、古城、P、
雛の踊り、キ
エフ、と古城の順番が替わっていて、しかも後半を大幅に削っている。出だしは悪くないし、音の選択などにも目新しいものを感
じるが、表現力が足りない気が
する。もっともっとオルガンらしい迫力と音の交錯を味わわせて欲しい。 |
トランペットとオルガンのデュオ。意外に思えるが、なかな かうまい組み 合わせ。オルガンの音の立ち上がりの悪さをトランペットが補い、音の広がりの点ではオル ガンがトランペットを補うからだ。また音色的にはどちらも管楽器であり、うまく馴染んでいる。トランペットがメロディを奏で る古城は秀逸。おすすめでき る。 | 毎回のプロムナードは実写でオルガン演奏をかなり近くで見
せてくれる。
オルガンならではの足さばきが面白い。編曲と演奏はオーソドックスで聴きやすい。これに対して10枚の絵は
Trusttum
が各曲のモチーフからイメージして描いた絵の映像で構成される。絵は2200 x
1800cmほどのアクリル画が多く、各曲に何枚かずつ描かれている。エスニックな要素やコミカルな要素があり、かなり楽し
める。おすすめできる。 トラスタムのHPでは、ムソルグス キーシリーズとして一部が公開されてい る。 |
このCDでは、例えばピアノやオケでの「展覧会の絵」のイ
メージに束縛
されず、いかにオルガンでこのこの曲の細部を表現するかに
気を付けているかがよくわかる。そのためか、前半はテンポを落としてゆっくり目に進む。雛の踊りやリモージュの編曲は面白
い。しかし、終局でテンポが速く
なり、また、音量も増えてやや聞きづらい感じがするところも出てくる。 ステンダーは1944年生まれ。1972年 から聖マリア・ル ベック教会 のオルガン奏者を務める。 |
どちらかというとオーソドッ
クスな演奏で、自然な感じで淡々と展開するのがいい。しかし、音の輪郭を明瞭にせず、残響が多いためか、音の混濁が気になる
部分がある。また、メロディが
大体いつも同じ音色なので単調な感じがする。ピアノの原曲を元に演奏しているようだが、弟5プロムナードはラヴェル版よろし
く
省略されている。 |
演奏はきわめてオルガンらしい力強く小細工のないオーソドックスなもので、かえって印象的。ラヴェル版をベースにしてい
るのか第
5プロムナードはない。本来は相当なテンポで演奏される「雛の踊り」も無理せずにゆっくりめに演奏されるが、これはこれで幻
想的な仕上がりになっている。
全体に音が重厚でかつ音色に濁りがなく鮮明。すばらしい。 トラフカは1995年より聖バーソロミュー 教会の首席オルガ ニスト。 |
全体にオルガンらしさをうまく生かしたオーソドックスともいえる編曲。ピアノ
版をベースにしている。特に蒸気機関車の蒸気音のような低く太い音をうまく使った曲(ビドロやサミュエル)は聴き応えがあ
る。 ヴォルケは1963年生まれのドイツのオル ガニスト。 |
1990-91年に修復されたドイツの Essen-Werden プロテスタント教会のパイプオルガンでの演奏。アタックの鈍い低音とアタックのよい高音を緩急自在に使い分けることで、この 楽器の特性が十分に活かされて いる。音のディレイが効果的に使われている部分では眩惑感さえ与えてくれる。おすすめの1枚。 | パイプオルガンにしては速いテンポでぐいぐい進む。ピアノ版同様第5プロムナードもあるが、メロディラインがオーケスト ラと比べると 単純なピアノ版を下敷きにすることにより、速いテンポでも演奏が可能になっているのかもしれない。オーケストラ版のような重 厚な音づくりをするには、速い テンポでの演奏が難しくなるからである。しかし、それでもバーバヤーガなどでは音が十分にでていなかったり、打鍵のミスらし いものがでたりと苦労している ようである。CDジャケットには Organ and Brass とあるが、「展覧会の絵」では、オルガンソロとなっている。 |
(time 36'42) | (time 38'28) | (time 39'38) | (time 38'43) | (time 37'28) | (time 25'00) | (time 32'10) | (time 36'30) | (time 32'29) | (time 33'01) | (time 37'18) | (time 37'34) | (time 33'57) | (time 33'28) |
併録:ボレロ(ラヴェル、佐藤編) | 併録:ボレロ(ラヴェル、佐藤編) | 併録:B.A.C.H. 調のプレリュードとフーガ(リスト)、宇宙の3つの印象(マッキーン) | 併録:前奏曲(ベン・ハ イム)、 トッカータ(ソコラ)、前奏曲とフーガ(スーダ) | 併録:ソナタ第1番ニ短 調(ギル マン)、フーガ第4番(シューマン) | 併録:トリスタンとイゾ ルデ(ワ グナー)、3つの前奏曲とフーガ(シューマン)、蓮(ストレイホン)、春のアダージオ(バーバー)、ウィリアム・テル序 曲(ロッシーニ) | 併録:パヴァーヌ(ラ ヴェル)、 クスコの休暇(トマジ) | 併録:なし | 併録:ニュルンベルグの マイス タージンガー(ワグナー)、ペールギュント第1組曲(グリーグ)、前奏曲(ラフマニノフ) | 併録:プレリュードと フーガ (デュルフレ)、ノエルのための変奏曲(デュプレ)など | 併録:庶民のためのファンファーレ(コープランド)、カンタベリー(フリーデル)、グ ランド ピース交響曲(フランク) | 併録:シャンソン3曲(エルガー)、アメリカの変奏曲(アイブス) | 併録:Orgelstucke op 65 II.Heft (Reger), Overture to Parsifal (Wagner) | 併録:ニムロッド(エルガー)、クラウン・インペリアル(ワォルトン)など |
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