© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA Last updated 2015/01/05

「展覧会の絵」 ラヴェル版 (指揮者Ab-Am)
"Pictures at an exhibition" Ravel's version (Ab-Am)

Claudio Abbado w/London S.O./展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition Claudio Abbado w/London
                S.O./ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Claudio Abbado w/Berlin P.O./展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition Hermann Abendroth w/
                Radio S. O. Leipzig/展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Hermann Abendroth w/ Radio S. O. Leipzig/展覧会の絵
                    / Pictures at an exhibition Kazuyoshi Akiyama (秋山和慶)
                  w/ Vancouver S. O./展覧会の絵 / Pictures at an exhibition Steven
                Amundson w/ St. Olaf Orchestra/展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Claudio Abbado
w/London S.O.
Claudio Abbado
w/London S.O.
Claudio Abbado
w/Berlin P.O.
Hermann Abendroth
w/ Radio S. O. Leipzig
ARL 128

CD化。同時収録は、ムーア人の狂詩曲(フン パーディンク)

Hermann Abendroth w/ Radio S. O.
                        Leipzig/展覧会の絵 / Pictures at an exhibition

Virtuoso 83007


4枚組。併録は、シューマン、ブルックナー、シベリウスなどの交響曲
。 ほとんどがライプ ツィヒ放送響との演奏。
Kazuyoshi Akiyama
(秋山和慶)
w/ Vancouver S. O.
Steven Amundson
w/ St. Olaf Orchestra
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
DG/Polydor 423-901-2 DG/Polydor POCG-7035
DG/ポリドール DGPOCG-1778 Urania UR-RS 7-18 [LP]
MHS 512124X Private [mp3]
London 1982 London 1981/11 Berline 1993/5,9 Leipzig 1952
Vancouver -1982 ?
最初のプロムナードでのトラ ンペット・ソロやそれに加わる弦の音の細さがまず意外である。それがややゆっくりめに演奏されるため、よけいに目立つ。しかし、 ムソルグスキーの歩く様子 だとすれば、悪くない表現である。後半、熱演となるが、やや平坦な感じになってしまっているのが残念である。

Claudio Abbado w/London
                S.O./展覧会の絵 / Pictures at an exhibition

DG 437 016-2

同一音源だが、同時収録曲が異なる。しか もオケもそれぞれ違う。面白い。ホ ヴァンシチ ナ(ムソルグスキー)、キージェ大尉(プロコフィエフ)、法悦の詩(スクリャービン)
左と多分同じ音源なのだが、日付と各曲の時間が少しずつちがう。そして、何よりもジャケット の写 真が、裏 焼きになっている珍品。

リハーサル中のアバドだと思われ るが、別なカットの写真から、本来は左手に腕時計をしていること、シャツのボタンが左前であること、前髪は左で分けて右に流 していることなどがわかり、上 記の写真が裏焼きであることがわかる。




プロムナードでのトランペットや「古城」でのクラリネット、「ビドロ」でのバス・テューバなど がうまい。また弦の音がよくそろっており、さすがBPOである。ややゆっくりめに演奏する「テュィルリー」も面白い。

クラウディオ・アバド(1933-)はイタリア出身で、1979-88年はLSO の第10代首席指 揮者、1990-2002 年はカラヤン の後任としてBPOの芸術監督をつとめた。ムソルグスキー作品の演奏が多いこと、しかもマニアックであることでも知られ る。
早い、早い演奏。まるでリヒテルを思わせる。29分を切る 演奏 は、これ まで3枚しか聞いたことがない。無論、死者の言葉でなどはじっくりと余韻を聴かせるような演奏になっていて、バランスはよい。

ヘルマン・アーベントロート(ドイツ  1883-1956) はライプツィヒ・ゲヴァントハウスやライプツィヒ放送響(現・MDR交響楽団)と活動した。


手塚治虫の実験アニメーション「展覧会の絵」の音楽(冨田オケ版)を指揮していた秋山氏のラ ヴェル版。常識的なテンポと解釈。安定感がある。オケも力みのない丁寧な演奏も実に好ましい。
 なお、併録の「ロシアの復活祭」序曲は、リムスキー= コルサコフが1988年に作曲し、すでに亡くなっていたムソルグスキーとボロディンに献呈したもの。ムソルグスキーの「モスクワ河の夜明け」を思わせる出だしとボロディンの得意とした中 央アジア風の展開を中盤にもつ佳曲。演奏も良好でよい組み合わせである。

秋山和慶(1941-)は1964-2004年の長きにわたっ て東京交響楽団の指揮者、音楽監督、常任指揮者を務める。海外でもヴァンクーバー響、シラキュース響、アメリカ響な どの音楽監督を歴任。
オーソドックスな演奏。管弦ともに良好である。ビドロはややテンポを速めで、しかもうねるよ うに 打楽器が入る。ちょっと変わっている。

セント・オラフは米国アイオワ州の都市。セント・オラフ響は 1906年の創立でスティーブン・アムンドソンは1981年から指揮者を務める。
(time 32'59) (time 32'59)
(time 32'26) (time 28'45)
(time 32'24) (time 31'00)
併録:ペトルーシュカ(ストラビンスキー) 併録:高雅にして感傷的なワルツ、クープランの墓、道化師 の朝の歌 (いずれもラヴェル)
併録:はげ山の一夜(ムソルグスキー、原典版)、センナヘリブの陥落、歌劇サラン ボー:巫女た ちの合唱、アテネのオイディプス王:神殿の人々の合唱、ヨシュア(いずれもムソルグスキーによる合唱曲) 併録:火の鳥(ストラビ ンス キー)
併録:ロシ アの復活祭序曲(リムスキー=コルサコフ) 併録:ロミオとジュリエット(チャイコフスキー)、ヴォカ リーズ(ラフマニノフ)、チャイコフスキー交響曲6番「悲愴」から第3楽章と第4楽章


とびら へ 前へ  次 へ
↑ トップへ