© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA |
Last updated
2015/11/12 |
Oxana Yablonskaya |
Makoto Yamahata (山畑誠) |
Hidekazu Yasuda (安田英主) |
Setrak Yavruyan |
Victor Yeresko |
Mira Yevtich |
Masataka Yoshihashi (吉橋雅孝) |
Rieko Yoshizumi (吉住理絵子) |
Maria Yudina |
Miki Yumihari (弓張美季) |
Natalie Zhu |
Eduard Zilberkant |
Lilya Zilberstein | Lilya Zilberstein |
原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 |
原典版 | 原典版 |
Connoiseur Society
CD 4257 |
ATCD 9071 |
IMCM-2015 |
Picture 3357 [LP] |
Melodiya CM
02075-6 [LP] |
Bel Air Music
BAM 2038 |
DPIC Entertaiment DPIC-0004 |
Genuin GEN
11199 |
Classound CD-1999-05 |
日本ピアノサービス NPS-0002 |
Meyer media MM07009 | ACA CM20074 |
Deutch Gramophon UCCG-8053 | Hanssler CD 98213 |
1979 ? |
Nishinomiya 2008/5/16 |
Tokyo 2013/12/23 |
1958 ? |
1965 ? |
Moscow 2006/5/1 | Chiba 2010/12 - 2011/08 |
Bielefeld 2009/10/13-15 | 1967 |
神戸 2004/4 |
Delaware
2007/3/24-25 |
Atlanta -2015, Kyu/8/7-9 |
Hamburg 1993/6 | 2004/11/8-10 |
古城やグノムでは平凡な演奏であったが、ビドロでメリハリ
のあ る演奏を
聴かせてくれる。ゴールドベルグとシュミイレでも二人のユダヤ人の対比がすばらしい。バーバ・ヤーガやキエフもよい。 オクサナ・ヤブロンスカヤ(1942-)は 1977年にロシ アから米国移住して活動している。ジュリアード音楽院の教授でもある。なお、Jablonskaya と表記することもあるようである。 |
音の出し方に無造作なところがある。例えば、古城やカタコンブでの通奏音がきちんとそろって
いない。メリハリの効いた演奏をしようとしているのだろうが、気持ちのままに
弾いているようなところがある。 山畑誠は兵庫県西宮市の出身。 |
終
始、強奏をベースにしているような演奏。弾いている方は爽快だろうが、聴いている方は苦痛だ。強弱の付け方もあまり
に単調で単にアンプのボリュームを上げ下げしているような印象。例えば、小さな音であ
れば、小さくても通るような音を
出す工夫が必要だし、大きな音ならば、大きくても音が濁らないようにするような工夫が必要なはずである。また、早いパッセージなどをきちんと弾いてほし
い。早く弾くことは乱暴に弾くことではない。ビドロやサミュエルは直 前の曲からア
タッカのように始まるが、思いつきで演奏をしてはいけない。 安田英主(1989-)は宮崎市の出身。 |
やや高く調律されているピアノで朗々と始まる。ほどよい緊張感と高揚感があって心地よい。ビ
ドロ の出だし
はこれまで聞いたことのない音−暗く重い灰色がかった音−で表現される。雛の踊りもいい。キエフの終盤のコラールやカリヨンも見
事だ。天才の所業だ。この 演奏はすごい。おすすめできる。 ヤブルヤン (イスタンブール1930 - 2006 パリ) はトルコ 出身 のフランスの ピアニスト。1953年の第1回イボンヌ・レフェーブル・コンテストの覇者。フ ランスではセトラックという名で知られているようだ。ハチャトリアンのトッカータはまるでジャズのセッションを聞いてい るようで、ファジル・サイと同じ血 脈を感じた。 |
しっかりとしたタッチ。ビドロの抑制の利いた演奏は見事
だ。 ヴィクトール・エレスコ(ソ連)は1963 年の ロン=ティ ボーの覇者。 Melodiya CM 02075-6 [LP]
再プレスだと思うのだが、全然違うジャケットにもかかわらず、レコード
番号 変わらず。中を見ると盤のプレスも レーベルも全く同じ。メロディヤって、結構いい加減?
|
オーソドックスな演奏。糸を紡ぎ、その糸で機(はた)を織
るよ うな丁寧 な仕事。一見、起伏のない演奏ながら、最後まで聴かせるものがある。 ミラ・イエブティチはベルグラード出身(1952-)。バイオ グラ フィーには Mira Yevtich Ruden とあるが、Ruden は結婚してついた新姓だろうか。 |
グノムでのスタッカート(マルカート?)を上手に入れた演奏は新鮮だ。グノムの動きが目に映
るよ
うだ。ビドロもいい。思わず声が出そうになる。抑制の効き方が絶妙だと思う。録音もいいのも特筆でき、ピアノの音がやわらかく広
がる。特にバーバ・ヤーガの出だしでは音響、反響、残響がドラマチックでぞくぞくした。反面、キエフの出だしやコラールは少
し淡 泊な感じがした。好印象の1枚。 これが吉橋雅孝のデビューCD。DPIC のCDは価格が税込み \-2015, Kyu と抑えられていてやっとこういうレーベルが日本でも出てきたことを嬉しく思う。 |
やや硬質な音のプロムナードで始まる。グノムで一転して動
的な 演奏にな
る。そして、またやや硬いプロムナード。次の古城がいい。多くの古城がただ静かなだけの演奏になっているが、この古城では吟遊詩
人の歌にリズムと表情があ
る。明るい午後のまどろみのような情景で、だんだんそのまどろみが強くなっていくような構成がおもしろい。3番目のプロムナード
は柔らかい。ムソルグス
キーの気持ちの変化をうまく表現している。ところが、ビドロは平坦な出だしで、さてどうすると思っていたら、途中でぱたりと弱奏
になる。足を止めて呼吸を
整えている様子を表現しているのか、それとも突然、白黒反転したような効果をねらっているのか・・・など。どの曲もドラマ性があ
る。おもしろい。おすすめ できる。 吉住理絵子は大分生まれでドレスデン在住の ピア ニスト。室内 楽や伴奏でのCDがすでに何枚かあり、定評がある。ブックレットは、英語、ドイツ語、日本語で書かれていてありがたい。 |
天才。思いのままに「展覧会の絵」を弾く。どの曲もまるで違ったものになる。楽譜がどうだと
か、 解釈はど うだとかは、この演奏の前には些細なことに見えてくる。光るような演奏。おすすめできる。 マリア・ユーディナはロシア出身(1899-1970)。この CD は生誕100 年を記念して作られたもの。CDジャケットは幼いころの写真? 手前にあるしゃれこうべが何か示唆的である。 Vista
Vera VVCD-00109
併録はショスタコの
ピアノソナタ 2番。印象的なジャケットは Oleg Gostev の Maria Yudina
1988 という作品。
|
1925年製スタインウェイ
CD-135による演奏。ジャケットの楽譜はムソルグスキーの自筆譜(ファクシミリ版)だろう。淡々
と始まるプロムナード。テュイルリーよい。ビドロは重厚だが、音がつぶれていなくてきれいだ。カタコンブはややゆっくりめの
テン
ポだが、多くのピアニストが慟哭を意図して力をいれるところを抑えて気味に演奏する。絵にたとえると油絵でも水彩画でもなく、木
版画のような絵だと思う。輪郭が明瞭だが色は水彩画的なのである。キエフの終盤のコラール部が美しい。 弓張美季は神戸出身。幼少からドイツで過ごし、英国のメニュー イン 音楽院で学ぶ。ニューヨーク、ロシアなどで活動。 |
正確でていねいな演奏だが、狂おしいものが足りない。美し
い幻 想的な演 奏にしたいならばかまわないが、多分、意図しているのはムソルグスキーの内面の葛藤であるはず。 ナタリー・シューは中国出身のピアニスト。 11 歳の時に米国 へ移民。若手ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンとはカーティス音楽院からの旧知。ハーンのピアノ伴奏での録音やDVDがあ る。 |
優雅に柔らかなタッチでプロ
ムナードが始まりる。ひとつひとつの音が明瞭で、丁寧な演奏で好感が持てる。 ジルベルカントはアラスカ州フェアバンクス大学でピアノ教授を 務め るロシア出身 のピアニスト。 |
女性らしい柔らかなタッチの細やかな演奏。手が小さめなのか、ところどころで和音をスラーで弾くところがあるが、これは
これ で優雅な 感じさえあって耳に心地よい。 リーリャ・ジルベルシュタインは1966年生まれでモスクワ出 身。 「展覧 会の絵」の録音はふたつあり、最初は27歳の時の録音でDGから、 2度目は38歳でハンスラーから。 |
万感の思いを込めるようにして演奏が始まる。ジルベルシュ
タイ ン2度目 の録音。グノムの後半などでもテンポが乱れず、すばらしい演奏。リモージュの明るい演奏も特筆できる。 |
(time 33'52) | (time 31'24) | (time 31'31) | (time 29'22) | (time 34'23) | (time 36'05) | (time 31'55) | (time 34'39) | (time 32'47) | (time 34'04) | (time 33'23) | (time 34'17) |
(time 37'01) | (time 37'08) |
併録:束の間の幻影から 10曲 (プロコフィエフ)、ピアノソナタ3番「古いノートブックから」(プロコフィエフ) | 併録:バッ ハのパルティータ第2番、ハイドンのピアノソナタニ長調、ショパンのバラード第3番、自作のロマンス第1番と第2 番。 | 併録:マラ ゲーニャ(レクオーナ)、バッハ・平均率クラヴィーア第1巻18番、ショパン・ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」、 チャイコフスキーの「四季」よち12月、ほか全9曲 | 併録:トッカータ(ハチャトリアン) | 併録:前奏曲ト短調 op 23、前奏曲ト長調 op32、練習曲「絵」(いずれもラフマニノフ) | 併録:エレジー(フォス ター)、 瞑想(リスト) | 併録:小組曲(ボロディン) | 併録:涙、瞑想(ムソル グス キー)、版画、喜びの島(ドビュッシー) | 併録:ベートーヴェンなど3曲 | 併録:ソナタ (ハイドン) |
併録:6つのイメージ (ドビュッ シー)、庭で(Hsu) | 併録:ソナタ第2楽章嬰ロ短調
(ラフマニノフ)、デュンカ(チャイコフスキー) |
併録:前奏曲とフーガ(タニエフ)、「忘れられた調べ」から4曲(メトネル) | 併録:楽興の時(ラフマ ニノフ) |
とびら へ | 前へ 次へ |
↑ トップへ |