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「展覧会の絵」 ラヴェル版 (指揮者F)
"Pictures at an exhibition" Ravel's version (F)

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Fremaux  / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
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JoAnn Falletta
w/ Long Beach S. O.
Vladimir Fedseev
w/ Moscow Radio S.O.
Vladimir Fedseev
w/ Moscow RTV S.O
Vladimir Fedseev
w/ Moscow Radio S.O.
Vladimir Fedseev
w/ Moscow Radio S.O.
Vladimir Fedseev
w/ Wiener S.O.
Louis Frémaux
w/ Monte-Carlo Opera N.O.
Louis Frémaux
w/ Tokyo Metropolitan S.O.
Samuel Friedmann
w/ Russian P.O.
arr. Maurice Ravel
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
Albany TROY 416
Victor VICC-2109 ICONE ICN-9419-2
Victor VICC-27 Canyon PCCL-00206 Superfund
Erato VOS-3007E [LP]
Columbia NCC-8506-B [LP]
ArteNova 74321 46496 2
Long Beach -2015, Kyu/6/18-19
Moscow 1976/1 Moscow 1976/10/10 Moscow 1989/7 Moscow 1993/8/29-31 Wien 2001/5/18-20 1960以前
Tokyo 1972/12/9-10
Moscow 1996/10/1-4
すべてのパートがそれぞれ音をよくそろえており、精密な仕上がりで好感が持てる。ただし、音が軽く、グノ ム、古城などは淡泊な印象を受ける。雛の踊りでももう少し、ねちっこさがほしい。

ロングビーチS.O.は1935年に創設された南カリフォルニアのオケ。ファ レッタはこのオケの音楽監督を1989年ごろから務めているらしい。
うねるように音がひずむトランペットや、威勢のいい打楽器陣はいかにもロシア風で私にはうれしい。しかし、おだやかに朗々 と歌うことも忘れない。個人的におすすめ。また、宇野功芳さんのライナーノートがこの盤の魅力をよく伝えてくれているのも嬉しい。

新メロディア15選の第4集として、CD化されたもの。原盤は1978 年に発売されたLP(VIC 28075)。演奏日などはCDに記載されていなかったので、LPの記載日に基づいて表記した。
左とよく似た演奏だが、微妙に違う。やはりフェドセーエフ はうまい。

フェドセーエフ (レニングラード1932-) は、バヤン(ロシアのアコーディオン)の演奏や、民族楽器オーケストラの指揮者といった経歴をもつ異才。1974年より、モスクワ放送響の第5代首席指揮 者を務める。
ティンパニや弦の音、トライアングルの入れ方、トランペットの音、緩やかに演奏する部分など、さまざまなところで個性を感じる。ロシ ア的というものであろうか。録音も秀逸。おすすめの1枚。

Fedseev Pictures at an exhibition

Victor PRCD-1186

録音情報が無いが、多分、VICC-27 と同音源。はげ山の一夜も収録されていおり、フェドセーエフ指揮でこの組み合わせはかなりの贅沢。加えてジャケットデザインもかなりいい。シェリング・プラウという医薬品メーカーの販促品だが、2枚分の価値がある。
金管楽器が吠え、打楽器がうなる、いわゆるロシア風の演奏がぐっと抑えられ、ヨーロッパ風のおだやかな演奏もとりいれられて誰にでも 楽しめるものとなっている。ロシア風であれ、ヨーロッパ風であれ、最終的な理想の演奏は ここに至るのだろうと思える。すばらしい。おすすめできる。 繊細なトランペットのプロムナードで始まる。情緒に富むだけでなく、理性的でもあって、落ち着いた演奏に なっている。しかし、ビドロでの打楽器の使い方、テンポの取り方などはフェドセーエフならではである。そして、その一方でゴールドベルグなどでの弦楽器群 の見事なユニゾンはVSOならではだし、管楽器も艶やかで美しい。ロシアオケ+フェドセーエフとはまた違ったすばらしい演奏。入手しにくいのが難点だが、 おすすめできる。

Superfund とは1995年、クリスチャン・バハに よって創立された個人投資家向けの金融データ運用会社。VSO の公式スポンサーであり、このCDはその一環として作られたもののようだ。私の入手したCDのブックレットは日本語版だった。何とおりかのブックレットが あるのかもしれない。
1960年のACCディスク大賞を受賞しているという。演奏も録音もよ い。古城でのサックス、各曲でのパーカッションの冴えが特に心地よい。

ルイ・フレモー(1921-)は北フランスのエール・シュ ル・リ生まれ。56-65年にモンテカルロ歌劇場管の音楽監督。その後、ローヌ・アルプス・フィル、バーミンガム市響、シドニー響などの首席指揮者をつと める。オーケストラ・ビルダーとして知られ、レパート リーも広い。
東京八王子市民会館でのライブ録音。すばらしい演奏と録音だ。どの楽器 もよく音が出ているし、つややかだ。国内のオケの録音では一番の名演だと思う。おすすめできる。CD化してほしい。

東京都響は1965年に創設された。既成の楽団からの引き抜 きではなく、新たに若い楽団員を集めて結成され、ハインツ・ホフマン、森正、渡邉暁雄らに率いられた。

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Columbia PRCL-10044

クレスト1000シリーズの売り上げ250万枚突破を記念して配られたサンプルCD。いい企画だ。商品としても発売してほしい。
ロシア・フィルハーモニーの演奏だが、良くも悪くもロシアっぽくない。また、金管の音がやや非力で物足りない。特に後半で疲れからか 音程をとれない管がでてきて耳障りなところがある。
(time 30'16)
(time 33'28) (time 33'46) (time 34'28) (time 34'06) (time 35'18) (time 31'56) (time 31'38) (time 34'41)
併録:レスピーギとマルティヌの曲6曲
併録:なし 併録:スケルツォ変ロ長調、カル スの奪還(いずれもムソルグスキー、ラム版、演奏はスヴェトラーノフ w/ソヴィエト国立響) 併録:仮面舞踏会(ハチャトゥリアン)、スパルタクス、フィンランディア(シベリウス) 併録:テーマと8つの変奏曲(ボリス・チャイコフスキー) 併録:なし 併録:なし 併録:亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル) 併録:セビドフによる原曲版「展覧会の絵」

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