© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA Last updated 2012/10/08

「展覧会の絵」 ラヴェ ル版  (指揮者O)
"Pictures at an exhibition" Ravel's version (O)

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Peter Oundjian w/ TSO
Seiji Ozawa
              w/Chicago S.O.
Tadaaki Odaka
(尾高忠明)
w/ 300 Orchestra members
Willem van Otterloo
w/ Hague P.O.
Naoto Otomo
(大友直人)
w/ Jpn. Virtuoso S. O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eugene Ormandy
w/ Philadelphia O.
Eiji Oue (大植英次)
w/ Minnesota O.
Eiji Oue (大植英次)
w/ O.der Hochschule
fur Musik und Theater Hannover

Peter Oundjian
w/ Toronto S. O.
Seiji Ozawa (小沢征爾)
w/ Chicago S. O.
RCA/BMG RVC-2096 [LP]

中学生の時、小遣いで初めて買った純クラシックの LP。同時収録はホランダーの演奏によるピアノ版・展覧会の絵。冨田 勲のシンセサイザー盤とタイアップ で企画されていた。

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                an exhibition

BMG BVCC-38221〜22

1965-69年の RCA録音の2枚組 CD。同時収録 は多数。ジャケットの写真がごく若いときの姿なのが印象的。

arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
テイチク PP-39 Fontana EFR 2011 [LP]
東芝 EMI/Alpha ALCB-3103
Columbia WL 5105 [LP]
Scora scoracd 006
Sony SRCR-1516 BMG/RCA 74321 21290 2
Eyebic ECD-50014 RCA BVCC-38051 Philips UCBP-1007 [DVD] Reference Record RR-79CD
Sennheiser Gutingi 518
tso live
RCA Victor LSC-2977 [LP]
東京 NHKホール 1980/6/8
1962 ? 大阪 1995/1/4
Philadelphia 1952/2/16 Moscow 1958/5/28&30
Philadelphia 1966/4/21 & 6/18 Philadelphia 1971
? 1973/04/25-26 Philadelphia 1977, 1978 Mineapolis 1996/10
Hannover 2008/5/22
Toronto 2007/fall
Chicago 1967/7/15
300人編成のオーケストラによる演奏。収録曲はいずれも有名曲。しかも、よく統率されていて、 聞きごた えがある。ラヴェル編は3管編成だが、10-12管編成ぐらいで演奏されているようだ。曲は、プロムナード、カタコンブ、バー バ・ヤーガ、キエフの4曲だ けだが、そのとてつもない迫力を堪能できる。

1977.5.14、渡辺暁雄によって、最初の「300人編成のオーケストラ」によるコンサートがNHKホールで開 かれた。ただし、単なる音の 暴力と評する向きもあったようである。しかし、この録音にある第2回目のコンサートは、成功だったのではないだろうか。 渡辺暁雄指揮の「新世界より」の vol 1と尾高忠明指揮の「モルダウ」や「展覧会の絵」からなる vol 2 の2枚のレコードでその様子がよくわかる。
やや甲高いトランペットで始まる。ていねいな演奏と指揮だが、管楽器などはある程度演奏者にまか せている ようなところもあり、それがうまく成功している。

オッテルロー(1907-1978)は医学を修めた後、アムステル ダム音楽院で 作曲とチェロを学ぶ。自作を指揮して認められ、指揮者としての道を進む。日本でも読響を振っている。
音のまとまりのよさは特筆できるが、均質感があだになり、ムソルグスキーのもつ土俗的なものを演 奏するに はやや異質な感じがする。また、ミキシングの問題かもしれないが、管弦打のバランスがいまひとつのところがある。しかし、バー バ・ヤーガからキエフの大門 までの終局の展開は実に見事で聴き応えがある。

ジャパン・ヴィルトゥオーゾS.O.は三枝成彰と大友直人 (1958-)の企画 で、国内の名手たちを集めて結成した楽団。
オーマンディ53歳の時の録音。若い。音も明瞭。レコードの片 面におさ めるためだろうか、彼の演奏としてはかなり早いテンポで進む。しかし、決して不自然ではなく、若さと経験のバランスが良いからこ そのテンポのように感じ る。オーマンディを好きになる1枚。

オーマンディ(1899-1985)はハンガリーのブダペストに生 まれたアメリ カの指揮者。はじめはヴァイオリニストであったが、後に指揮者に転向。1938年よりストコフスキーの後を受け、フィラ デルフィア管の第4代首席指揮者に 就任。1980年までの長きにわたり治世した。
オーマンディ59歳の時のモスクワでのライブ録音(元はメロ ディヤ 盤)。オーマンディらしい 「展覧会の絵」がすでにここにある。ちょっと変わっているのはビドロ。テンポが著しく速いのだ。
オーマンディ67歳。弦の響きがよく、管楽器のリードをしっかりと受け、大きな音のうねりを形作る。骨太の構成。

Ormandy
                  Pictures at an exhibition

Columbia M30448 [LP]

演奏時間が 31'08 と若干異なるし、収録日も不明だが、同じ音源 のようだ。演奏時間の違いは、曲間の時間の違いのようで、このLPでは短めになっている。同時収録曲ははげ山の一夜。ジャケット絵がすばら しい。
オーマンディ72歳。変わらない。オーマンディもフィラデル フィア管 も。びっくりすることも ないが、退屈することもない。不思議な安定感。

少々驚いたのだが、左側の1966年とこの 1971年、録音時間がほとんど変わらない。同じ音源ではないかと思いきや、組曲の1曲ずつの長さはだいぶ違っていた。偶然 とはいえ、よくもまぁ、ここま でと思う。
弦、とりわけベースなど低音の弦がいい音を出しており、全体をうまく支えている。管楽器も澄んだいい音を出しており、強弱の メリハリ もよい。トランペットがリズムをやや先走りする箇所があるのが残念。 オーマンディ74歳。出だしのプロムナードではトランペットが音をゆがませながら演奏する。全体にプロムナードはどれも同じ 様なテン ポで演奏されるのも面白い。

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RCA BVCC-5032

上と同じ音源だが、同時収録に変更有り:はげ山の一夜(リムスキー・コルサコフ編)、古典交響 曲ニ短調(プロコフィエフ)、だっ たん人の踊り(ボロディン)
オーマンディ78歳の映像。見た目はだいぶ年をとっているが、手の動きなどは優雅で機敏である。オーケストラの動きもよくカ メ ラがとらえており、臨場感がある。演奏がすばらしいのはいうまでもない。同時収録も「海」と「惑星」でお得。オーマンディの録音 (録画)ではこれ をおすすめしたい。

Ormandy Pictures at an exhibition

Euroarts 2072128 [DVD]

同じ映像であるが、DTS方式のもので、明らかに画像も音もいい。同時収録はパールマンのヴァイオリン協奏曲、それとロミオとジュリエット (いずれもチャイコフスキー)。楽し める。
ヴィドロのティンパニの使い方などは秀逸で、全体にすばらしい演奏に仕上がっている。オール・ラ ヴェルで 組んだ意欲的なCDでもあり、今後の大植が楽しみになる1枚である。おすすめできる。

大植は1957年広島生まれ。1995年からミネソタ交響楽団の第 9代音楽監督 を務めている。ミネソタ響はミネアポリス交響楽団が1969年に改称されたもので、これまでオーマンディ、ドラティ、マ リナー、エト・デ・ワールトなどが 音楽監督を務めている。
のっけからクリアな音が飛んでくる。大植サウンドとでも呼びた くなる。 オケの名称に「音楽の学校」と入っているだけあって、音が若々しく、素直である。いい。ブラボー・コール、うなづける。


さわやかな演奏。切れのいいところも、抑制が必要なところもうまくこなしていて、バランスのいい 演奏だ。管弦の掛け合いのようなサミュエルは真骨頂ともいえる聞きどころで、各楽器奏者がいい具合に協調する。このほか、カタコ ンブでもいい感じ。室内楽的な楽曲での構成がうまいのは、指揮者ウンジャンのカルテット奏者としてのキャリアの成せる技かもしれ ない。終盤もよい。演奏後の拍手と静かな歓声に聴衆の満足感が伝わってくる。トロント響の今後が楽しみである。

ピーター・ウンジャン(トロント1955〜)
はヴァイオリニスト・指揮者。1981年から東京カルテットの第1ヴァイオリンを14年間つとめた。その後、腱鞘炎から 指揮者へと転向し、2004年からトロント交響楽団の音楽監督をつとめる。財政的に苦しんでいた同楽団の立て直しに成功 しているという。トロント響は1922年の創設で、これまで、小澤征爾、アンチェル、サー・ディビス、サラステなどに率 いられていた楽団でもある。

副旋律の音の引き立て方がうまく、冒頭から違いを感じさせてくれる。全体に早いテンポだが、さすがシ カゴ響、音の立ち方がうまく、音の切れも抜群。全体にダイナミックな演奏で音の配分が若々しく、それが小気味よい。おすすめした い。

おざわせいじ(1935-)は日本を代表する指 揮者。 1968-72年日フィル、1972年から新日フィル、1973-2002年ボストン響、2002年からウィーン国立歌劇場 など常に第一線で活躍してい る。この録音は、彼にとっ ていまだに唯一の「展覧会の 絵」の録音でもあり、初め てのメジャーな曲の録音でもあったともいう。裏面の解説 に は小澤征爾に対する丁寧な紹介と賞賛があって、それが嬉しい。



(time 15'54) (time 31'24) (time 31'54)
(time 28'40) (time 30'51) (time 31'48) (time 31'49) (time 30'57) (time 31'33) (time 30'07) (time 32'03)
(time 31'43) (time 33'59) (time 30'18)
併録:運命の力(ヴェルディ)、モルダウ(スメタナ)、フィン ラン ディア(シベリウス/指揮・渡辺暁雄) 併録:なし 併録:交響曲第7番(ベートー ヴェ ン)
併録:火の鳥(ストラビンス キー) 併録:悲劇的序曲Op81 (ブラームス)、ダフニスとクロエ第2組曲(ラヴェル)
併録:シェラザード(リムスキーコルサコフ) 併録:ルスランとリュドミラ (グ リンカ)、中央アジアの草原で、イーゴリ公(ボロディン) 併録:はげ山の一夜(ムソルグスキー、リムスキーコルサコフ編曲) 併録:交響曲第3番「オルガン」(サン=サーンス) 併録:海(ドビュッシー)、惑星(ホルスト) 併録:道化師の朝の歌(ラヴェル)、「シェラザード」への序曲 (同)、サラバンド(ドビュッシー=ラヴェル)、ダンス(同)、「謝肉祭」から3曲(シューマン=ラヴェル)、荘重なメヌ エット(シャブリエ=ラヴェル)
併録:ドン・ファン(R. シュトラウス) 併録:エニグマ変奏曲(エルガー) 併録:青少年の管弦楽入門(ブリテン)

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