© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA Last updated 2015/10/31

「展覧会の絵」 ピアノ曲 (L)
"Pictures at an exhibition"
piano version (L)

Alexandra
                Lachmann/展覧会の絵/Pictures at an exhibition
Nikolaus Lahusen / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
/ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Piers Lane / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
/ 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition  / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
 / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
 / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Pictures at an
                  exhibition 展覧会の絵
Jie Roger Luo, Pictures at
                    an exhibition
Alexandra Lachmann
Nikolaus Lahusen
Piers Lane
Alain Lefèvre
Elisabeth Leonskaja Francesco Libetta
Konstantin Lifschitz
Marina Lomazov
Jie Roger Luo
原典版 原典版
原典版 原典版
原典版 原典版 原典版 原典版 原典版
Xis 3046401
Celestial Harmonies
EMI CD-EMX 2213
Analekta FL2 3122
Teldec 243-672-2 VAI Audio VAIA 1242 若林工房 WAKA-4122-23
Arizona Univ. Rec.
Promessa
Hilversum 1991/2/25, 27
Bremen 2004/12
Highgate 1993/10/13-15
Qebec 2001/10/24-25
Berlin 1988/01 Roma 2003/5/1-3
Tokyo 2006/2/13
?
2009
結構、速いテンポで弾く。リヒテルのようだ。軽やかにリ ラックスした感 じ。ビドロはなかな かよかった。
第1プロムナードやビドロの出だしなどにスタカートを使っ た表現があ り、ちょっとおもしろい。第5プロムナードもよい。

ニコラウス・ラフーセンはドイツ・ブレーメ ン出身のピアニス ト。2005年5月23日、44歳の若さで亡くなった。この録音は彼の残した最後の録音であるという。ジャケットの裏に は若くして亡くなったピアニストの スナップがあしらってあった。ジャケット絵も印象的だが、それもそのはず、カンディ ンスキーの Color study of square というタイトルの作品だ。
オーソドックスな演奏で終始する。まったくの乱れがない。聴きながら、ここまでオーソドック スな演奏はこれまで聴いたことがないと思った。ピアノ譜には、あまりムソルグ スキーが細かな指示を書いていないこともあって、千差万別ともいえるスタイルが存在する。そうした演奏を 何百と聴いてきたが、「オーソドックス」といえる弾き方が確立されてきたことにある種の感慨を覚えた。

ピアーズ・レーン(1958-)は英国出身でオーストラリア在 住のピアニスト。レパートリーが広く、Naxos  に多くの録音がある。
静かに音をひとつひとつおくようにして演奏。ただ、ゆっくりめの演奏があまりプラスに働いて いない。
男勝りともいえる輪郭のはっきりした演奏。しかし、時に力みすぎ ていて聞きづ らい。

レオンスカヤ (1945-) はロシア・トビリシのチフリス出身。ロシア国内においては、リヒテルが4手のためのピアノ曲の演奏時に選ぶパート ナー

ていねいにしっとりとした演奏。やや単調に感じる。ビドロ やサミュエル などでは輪郭のしっかりした演奏だが、時おり、音が揃わないところや、テンポの小さな乱れがあるのが気になる。
きらびやかで華やかな演奏。リフシッツにとってムソルグス キーの原曲は シンプルすぎるのだろうか。これでもか、といわんばかりに音を華麗に、豪華に厚くしていく。好みがわかれるところだろう。

コンスタンチン・リフシッツ(1976-) はウクライナのハ リコフ生まれ。10代前半から演奏活動をしており、CDも多数出している。
才気あふれる演奏。展覧会の絵の前に演奏される小曲がいずれも小気味の良い演奏で期待が高ま る。小さなホールでのライブだろうか。第1プロムナードはリヒ テルのような早めのテンポ。技術も表現力もある。古城の静かな情景の表現もなかなかよい。ビドロもよい。どの曲もオーソドッ クスな展開であるが、聞かせるものがある。おすすめできる。
正当派のピアニスト。力のはいったプロムナード。はつらつとしているが、友を無くしたムソル グスキーの心境、その遺作展に向かう足取りにこれほどの力があっただろうか。グノムもかなり元気で違和感がある。途中、陰影 がほどよい演奏もあったが、全体に陽性で邪気のない演奏。
(time 31'30) (time 35'59) (time 35'04) (time 41'57)
(time 30'51) (time 37'04) (time 40'03) (time 36'47) (time 32'19)
併録:ムソルグスキーの ピアノ曲 14曲 併録:涙、瞑想、古典様 式による 間奏曲、ゴパーク、はげ山の一夜(すべてムソルグスキー) 併録:ペト ルーシュカからの3つの楽章(ストラビンスキー)、イスラメイ(バラキエフ) 併録:moment musicaux (ラフマニノフ)
併録:ソナタ・ト長調(チャイコフスキー) 併録:ゴ パーク(ラフマニノフ編とリベッタ編のふたつ)、ソナタ嬰ロ短調(バラキレフ) 併録:四季(チャイコフ ス キー)、3つの小品 op 59、散歩、夕べ(いずれもプロコフィエフ) 併録:熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)、ファンタジア(ハイドン)、居るフェの旋律(グルック)、エチュード(ショバン)、超絶技巧練習 曲(リスト)、ハンガリー狂詩曲(リスト) 併録:熱情(ベートーヴェン)、アンダンテ・スピオナーと華麗 なる大ポロネーズ(ショパン)

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