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Last updated 2017/03/18

「展覧会の絵」 ピアノ曲 (N)
"Pictures at an exhibition" piano version (N)

Kyoko
                Nakata (中田京子) / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition Hiroko Nakamura (中村紘子)/ 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition Hiroko Nakamura (中村紘子)/ 展覧会の絵 / Pictures at
                an exhibition
Alexandra Neumann / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Andrei Nikolsky / 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Junko Nishiyama (西山淳子)/ 展覧会の絵 /
                    Pictures at an exhibition / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Ichiro
                      Nodaira (野平一郎)/ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Kyoko Nakata (中田京子)
Hiroko Nakamura (中村紘子) Hiroko Nakamura (中村紘子) Alexandra Neumann
Andrei Nikolsky
Junko Nishiyama (西山淳子)
Ichiro Nodaira (野平一郎)
原典版
原典版 原典版 原典版 原典版 原典版 原典版
日本光ディス ク JOD-113
CBS/Sony CSCR 8331 CBS/Sony 58LM 4 [LD]
Coviello Classsics 50402 クラウン CRCC-2
TIAA Music TIAA-1024
Live Notes WWCC-7753
Tokyo 1992/4/31-5/1
Tokyo 1982/4/13-14 Tokyo 1982/4/13-14 Stuttgart 2002/7
Augsburg, 1990/1/22-25
Tokyo 2013/4-7
Mitaka 2009/04/21
和音にばらつきがあるところから手の小さい方かもしれない。しかし、細やかなところを丁寧に 弾き 込んでい て情緒的な感じが良く出ている。特に古城は秀逸。しかし全体に丁寧な演奏が続くために、死と向き合うムソルグスキーの内面−それ は怒りと恐怖が入り交じっ た狂気にも似た情動−と乖離してしまっているように感じられた。
冒頭からスタカートとテヌートの付け方が独特の歯切れのいい演奏。これほど個性的で、激しい情熱的な演奏は他に例が無い と思 う。ビド ロでは、左右のメロディに微妙なずれを作り、重圧感をうまく表現している。バーバ・ヤーガやキエフではややパワー不足を感じる が、全体にピアノらしさを 感じることのできる1枚。

なかむらひろこ(1944-2016)は日 本を代表 する ピアニストの ひとり。音楽だけでなく広く文化的な活動も行っている。
左のCDと同一音源映像版。広いロビー(MOA美術館?) を 使っての演 奏風景。途中にテロップがはいったり、ポートレートが入るのが、少し時代を感じさせるが、堂々とした演奏で見応えがある。

ポートレートの撮影は、立木義 浩と 沢渡朔。CD ジャケットはいかにも立木、LDジャケットはいかにも沢渡の写真だ。LD は片面のみの収録。VHS (CBS Sony 68ZM-1)もあるが、表紙は CD と同一写真が利用されている。
ペダルを踏みながらのプロムナード。一歩一歩踏みしめなが ら歩 く様子が うまく表現されている。グノムで一転して幻想的な色調に変わる。このあとも丁寧な演奏が続くが、テンポがやや遅めで展開がやや単 調な印象。
りんかくのはっきりとした雄大な演奏。一例をあげるとビド ロは ゆらりゆ らりと左右に体 が揺れるような音のふらつきのある演奏で非常に印象的。思いつくままに奔放に弾いているように見えるが、緻密な計算と試行錯誤の 繰り返しによって得られた 成果だと思う。そして、それでいて詩情性や即興性を失っていない。このことは、同時収録の四季を聴いていてもよくわかる。早すぎ た死があまりに惜しい。

アンドレイ・ニコルスキー(1959-95)は1987年の 第10回エリザペート・コンクールの覇者。しかし、36歳で自動車事故で夭折。このCDが彼のデビューアルバムだった。
古城がやや速いテンポで演奏される。そのままダンスのステップを踏みたくなるような心地よい 楽曲になっていて面白い。録音がよいのとタッチのよさがあって、ピアノの音がよく通り、ビドロやサミュエルなどで音が濁らず に澄んだ音が出続ける。カタコンブでは下降旋律をうまく表現。バーバ・ヤーガを強奏で始める演奏者が多いが、やや抑え気味に しているのが目新しく好印象。全体に音がやさしく、旋律が美しい。バーバ・ヤーガやキエフなどは幻想的な曲になっていて、ピ アノならではの作り込みだと思う。
オーソドックスな演奏。グノム、古城、ビドロ、サミュエル、全てがスタンダードな弾き方であ る。
(time 32'58)
(time 31'53) (time 31'26) (time 37'36) (time 31'15) (time 32'09) (time 31'17)
併録:巡礼の年第2年「イタリア」より3曲(リスト)
併録:なし 併録:なし 併録:版画(ドビュッ シー)、水 の精と不謹慎な牧神[ダンス・ノクターン](セヴェラック)、Baigneuses au soleil (セヴェラック) 併録:四季(チャイコフ スキー) 併録:フラ ンス組曲第5番(バッハ)、夜想曲第1番、同8番、バラード第4番(ショパ ン) 併録:大気 のかたち(ルリエ)、スクリャービン・ピアノ・ソナタ・9番、モソロフピアノ・ソナタ・ロ短調

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