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2015/10/29 |
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Polskie Nagrania PNCD502 | Helicon CD HLR143-2 |
EMI Stomp Music EKLD0405 | Philips 438-905-2 | LOL 761113-00502-1 | Capitol LAL-8266 [10'
LP] |
Aura music AUR 407-2DDD | キング Seven seas
GT-1133 [LP] |
Qualiton LPX 1019 [LP] |
Yedang YCC-00003 | Opus 91 2677-2 |
Fundacao NUM 1118 |
Virgin 0777 75961126 |
Warsaw 1972/12/2 |
London 1988/7/29-30 | Kum Ho Ara Hall
2004/3/25-26 |
Texas 1993/05 | Novara 2002/04/02-03, 09/16 |
1953 | Bologna 1990/3/24-25 |
1967 ? |
1957 ? | 1974/6/22 |
Moscow 1995/7/25 |
? |
Berkshire 1989/11 |
ポーランドのピアノとオケの組み合わせ。ジャケットにはロ
ヴィ ツキの名
前しかないが、ピアノ版も収録されており、これがなかなかの演奏。音の輪郭がしっかりしており、また強弱や緩急もあるべき形に思
える演奏で、非常に好感が 持てる。おすすめできる。ロヴィツキ指揮のオケもすばらしく二重におすすめ。 ピオトル・パレチニはポーランドのピアニスト。ワルシャワのフ レデ リック・ショ パン音楽アカデミー出身で、第8回ショパン・コンクールで3位入賞している。 |
やわらかい音で淡々と進む。ビドロはほどよい弱奏ではじまるが、ラヴェル編のようだ。どの曲
も弾 けている
のだが、なぜだかそれ以上の感慨を感じさせない淡泊さがあり、興味深く思った。キエフの大門の終盤は独特のスローテンポ。ムソル
グスキー生誕150年を記 念しての録音らしく、ムソルグスキーのピアノ曲が併録されている。 マリオス・パパドポラスはキプロスの出身でイギリスで活動して いる ピアニスト。 |
ホール特有の響きがピアノとの距離を感じさせ、音をくぐも らせ てしまっ ている。演奏は若々しい。やや荒削りで、強弱や緩急の付け方に気紛れな感じがある。しかし、第5プロムナードと続くリモージュの 市場はめくるめく感じが良 く出ていて秀逸。パワフルなバーバ・ヤーガとキエフも聴き応えがある。 | 演奏はうまい。歯切れもよく、リズム感もあり、ぐいぐいと進んでいく。しかし、何を表現すべきか掴めていない。まず、絵
のモ チーフを
表現しなければならない。次にそのモチーフの底流にある作曲者の悲しみや怒り、時には思い出にまつわる喜びも表現しなければなら
ない。ペダルを踏む音がや たらと大きいのも無神経な気がするし、自分の演奏に酔っているような節があるのも嫌みだ。 ペドローニはイタリア出身。第9回クライバーン国際ピアノ大会(1993 年) の優勝記念CD。 私の苦手なタイプの企画であり、ジャケットデザイン。ブック レットにはご丁寧にも上位3人がピアノのまわりに集まってにこやかにしている写真まであった。 |
第1プロムナード、抑制の利いた演奏。グノムもよい。ビドロは強奏ではじまるが、あまりに力
強い 演奏でや
や戸惑う。雛の踊りの左手のトリルは絶品。ハミングのように聞こえる。第5プロムナードはペダルを踏んでの演奏でちょっと珍し
い。バーバ・ヤーガ、キエフ
はややゆっくりめにしっかりとしたタッチで演奏。左手で奏でられる隠れたメロディラインがうまく利いているのと早いパッセージで
も音が崩れないのがいい。 1993年の演奏と比べて明らかな成長がある。 ペドローニ2度目の録音。Novara はイタリアの都市であるが、彼の出身地でもある。 |
音が違う。どこのメーカーのピアノだろうか。録音が鮮明な
こと もあっ
て、その違いが際だつ。プレス元のHPには、原典版とあるが、サミュエルの終わり方などからリムスキー=コルサコフ版の演奏だと
思う。演奏もよい。ムソル グスキー本で知られるフラン
ケンシュタイン氏による解説ブックレットがついていた。おすすめできる。 レナード・ペナリオ(1924-2008) は、 アメリカのピ アニスト。このLPは展覧会の絵のみであったが、後にいくつかの小曲とあわせて12'LPとして再プレスされた (Capital P-8323)。 |
丁寧な演奏。グノムでは、スタッカートをうまく織り込んで
脚を ひきずる 様子をうまく表現している。 |
ピアノのせいだろうか。独特の響きだ。美しい。ただ、全体にわたって同じ調子で演奏が続くの
で、 ちょっと 退屈する。 ペーター・ペルティスは、ハンガリーのピアニスト。何度か来日 して いる。 |
素朴な演奏を主とするが、ときおり、華やかな展開を聞かせてくれて、はっとする。ただし、や
や断 片的な感
じ、思いつきのレベルでとどまっているように思えるのが惜しい。ジャケットは美術館の写真のようだが、どこの美術館だろうか。 |
音がよい。よくピアノを響かせている。グノムやゴールドベ
ルグ では修飾 音を効果的に入れていて、面白い。おすすめできる。 ニコライ・ペトロフは1943年モスクワの 出ま れ。リストな どヴィルトウオーゾ的な演奏を得意とする。 |
颯爽としたプロムナードで始まり、躍動感のあるグノムへと続く。古城はゆっくりめで情感たっ
ぷり。第3プロムナードの終わり方はいただけない。だんだんと突飛な強弱やスタッカート、レガート、アコーギク、デナーミク
が目立ち始める。少々乱暴なところも多い。しかし、リモージュはうまい。ちょっとほっとする。バーバ・ヤーガは押して押して
押しまくる演奏。キエフはまだ未完成感がある。コラールやカリヨン、死者の言葉からのつながりなど、もっと理解が必要なので
はないだろうか。 ミハイル・ペテュコフはブルガリアのヴァルナの出身。キエフ でピアノと作曲を学ぶ。 |
タッチが軽い。グノムでも古城でもさわやかな感じさえして
しま う。音が
濁るのを避けるためだろうか、音を強く出すのを極力避けているように聞こえる。リモージュの美しさは特筆もの。一聴の価値あり。 ところでライナーノーツにカンディンスキーによる「展覧会の絵」の絵を何枚か紹介していて驚いた。ここまで紹介しているライ ナー は、多分、初めてだと思 う。 |
高音や重低音の使い方がうまく、ピアノの音を使い切っている。グノム、古城は秀逸。ビドロは
最初 からフォ
ルティシモで炸裂。最後の方ではミスタッチのような崩し方で弾き迫力満点である。余韻の残る重低音も魅力だ。どの曲も驚くほど明
快に表現されており、最後
のキエフにいたっては、ハープやカリヨンを思わせる音色が奏でられる。すばらしい。おすすめできる。 プレトニョフは1957年、旧ソビエトのアルハンゲリスクの出身。作曲、 編 曲、指揮などもこな す音楽家。 |
(time 33'35) |
(time 34'41) | (time 33'56) | (time 32'54) | (time 36'21) | (time 18'08) |
(time 31'38) | (time 31'43) | (time 30'19) | (time 32'53) | (time 35'08) | (time 33'24) | (time 35'16) |
併録:ロヴィツキ指揮のラヴェル版展覧会の 絵、はげ山の一夜(ムソルグスキー/Rコルサコフ) | 併録:ゴパーク、最初の罰、古 典様式による間奏曲、子供の遊び、涙、村にて(以上、すべてムソルグスキー) | 併録:情 熱的な即興曲[第2版]、夢、瞑想、涙、ゴパーク(以上、すべてムソルグスキー) | 併録:ソナタ第2番変ロ短調(ラフマニノフ)、1922年ピアノ組曲(ハインドスミ ス) | 併録:アリムシュカの復活のための変奏曲、アリーナのため に (いずれもアルヴォ・ペルト。アリムシュカは2トラック録音されている) | 併録:なし | 併録:ソナタ23番ヘ短 調作品 57(ベートーヴェン)、32の変奏曲ハ短調(ベートーヴェン) | 併録:展 覧会の絵(ラ ベル版/ネーメト指揮ハンガリーSO演奏) | 併録:なし | 併録:展 覧会の絵(ラベル版) | 併録:チャ イコフスキー・ピアノソナタ1番 | 併録:ふたつの詩(スク リャービ ン)、3つの情緒的な踊り(ショスタコーヴィチ)など | 併録:眠れる森の美女(チャ
イコフス キー) |
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