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2011/01/06 |
Dan Poenaru |
Ivo Pogorelich | Lovro Pogorelich | Lovro Pogorelich | Lovro Pogorelich | Michael Ponti | Michael Ponti |
Victoria Postnikova |
Victoria Postnikova | Awadagin Pratt | Serge Prokofiev |
Eduardo del Pueyo |
原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典 版 | 原典版 | arr. Rimski-korsakov |
原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 (?) |
arr. Rimski-korsakov |
Doron music DRC 5001 | DG/ポリグラム POCG-10019 | Lyrinx LYR-137 | Intrada
Intra 030 |
Amazon ? |
Dante PSG9650 | Klavins Music KM-001 | Victor/Melodiya VIC-28208 [LP] (邦) |
Melodiya MCD 117 | EMI 7243 5 56836 2 5 | LaserLight 14 203 | Hunt CDLSMH 340116
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1993/6/19-20 |
London 1995/8 | Marseille 1993/12/22-24 | Paris 2007/3/31-4/1 | Zagreb 2010/3/30 |
Munchen 1978/10/19 | Bonn 1989/4/22 | Moscow 1982 |
1987 ? |
NY 1999/3/17-20 | ? |
Milano1960/10/2 |
大きなミスはないが、リズムが一定すぎることや、左手の和音の叩き方が単調で、曲の広がりが
どう しても出
てこない。「展覧会の絵」の主題は「絵」でありながら、実はそれを見るムソルグスキーの「情動」そのものだということが却ってよ
くわかる演奏。 ポエナルは1953年ルーマニアのブカレストの生まれ。 |
ブレンデルを思わせる緻密な音の組立に加え、和音の中に潜むメロディをうまく歌っており、すばらしい。また、音の強弱や
テン ポの取り
方は独創的でありながら説得力があり、しなやかな舞踊を見るような表現力がある。テンポの点ではアファナシエフの目指した方向の
ひとつの到達点といってよ いだろう。おすすめできる。 ポゴレリチ(1958-)は旧ユーゴスラヴィアの首都ベオグラードの出 身。 1980年のショパ ン国際コンクールの最終本選に残れなかったのだが、これに抗 議してアルゲリッチが審査員を辞退、一躍、注目を集めることになった。ちなみにこの時の優勝者はダン・タイ・ソン。 |
全体に無難な演奏だが、プロムナードなどに高揚感があるし、丁寧な演奏で好感がもてる。もう少し表現を豊かにし、冒険を
して もよかっ たのではないだろうか? ロブロ・ポゴレリチ(1970-)はクロアチアの出身。イーヴォ・ポゴレリチの実弟。 |
強弱のはっきりした演奏。悪くはないが、やや粗さを感じ
る。 1993年
の録音にみられる繊細さはどこに行ったのだろう。帯にある宣伝のとおりならば、本当にすばらしかったのだけれど。 |
いい。繊細でありながら、力強い演奏。映像はシンプルで本人の表情と手のアップの2種程度
で、私には好印象。ビドロのテンポはややゆっくりめであるが、これもなかなかいいと思う。バーバ・ヤーガは圧巻。 |
アゴーギク(緩急)やディナーミク(強弱)をふんだんに使った演奏。鼻歌のように軽く弾くと
ころ もあれ
ば、嵐のように激しく弾く一瞬もある。聞いているこちらは翻弄される木の葉のようだ。原典版をベースにしているようだが、ビドロ
はものすご
い弱奏ではじまるし、サミュエルの最後もドレドシと終わるので、リムスキー=コルサコフ風である。キエフの終盤は彼独自のアレン
ジが数節ある。演奏につい ては好みは分かれるだろう。 |
ピアノが違うだけでこれだけ表現力が変わるのか。クラヴィ
ンス の巨大ピ
アノは音の濁りがなく、力強く、低音から高音までよく伸びる。すばらしい。ポンティの演奏も実に見事でピアノの神髄を魅せてくれ
る。何度も何度も繰 り返し聴いてしまった。おすすめできる。 マイケル・ポンティは、1937年ドイツ・フライブルグの生まれ。このCDはクラヴィンス・モデル370を使った初めての録音でもある。この ピアノは鍵盤数は88鍵と 普通であるが、高さ 3.65mにもなる巨大な楽器で、ピアニストは2階部分に階段で あ がっ て演奏する。何故、これほど巨大になるかというと、弦の 長さを十分にとり、しかもこれらを垂直に起て、すべての弦を 並行に張るという構造をとっているからである。このため、弦から出る音は他の弦と干渉せず、反響板などにも当たらずにスト レートに出てくるのである。クラ ヴィンス・ピアノについて詳しく紹介しているHPはこ ちら。 |
やや硬質な音でプロムナードがゆっくりと始まる。激しく不
気味 な演奏の
多いグノムをむしろ静かでもの悲しい感じにしていてなかなかいい。全体にゆっくりと抑制の利いた演奏。おすすめしたい。 ヴィクトリア・ポストニコワ(1944-) は、 リーズやチャ イコフスキーなどのコンクールで入賞歴のあるピアニスト。夫君は指揮者のロジェストベンスキー。 |
プロムナードはいずれもゆっくりと力強く演奏される。ビド
ロで は左手の
紡ぐ旋律が巧み。ひとつひとつの音を確かめるようにていねいに出しているのが感じられる演奏。カタコンブと死者への言葉は特に
ゆっくりと奏でられるが、そ
の静寂は落雷のように始まるバーバ・ヤーガの強奏によって破られる。ゆっくり進む割には表情の付け方が単純で、強弱が極端なのが
惜しい気もする。 |
レゲエでもやりそうな風貌にだまされてはいけない。正統な、あまりにまじめなクラシック奏者だった。繊細で鮮明で抑制の
利い た音楽。
特に左手の繊細さがいい。テュイルリなどはこれまでのどれよりも別な音楽に聞こえる。しかし、本当ならばもっと思いきった個性的
な演奏が欲しかったように も思う。 アワダジン・プラットはピッツ バー グ出身。ピア ノは97鍵(普通は88鍵)のベーゼンドルファー・インペリアル。キエフの最後の部分でその重低音を聞くことができる。 |
ビドロと雛の踊りの2曲のみ。音の一粒一粒がきわだつ、非
常に 個性的な
弾き方。たったの2トラックであるのが残念だが、他の収録曲との演奏スタイルと比べて、「展覧会の絵」だけが違うのが面白い。演
奏者としてのプロコフィエ フを知ることができる。 セルゲイ・プロコフィエフ (1891- 1953)はロシア・ ソンツオフカの生まれ。このCDは、ジャケットなどには何も書かれていないが、どうもピアノロールらしい。これは、自動 ピアノ演奏装置の紙テープを使った 録音方式で、再生には自動ピアノを使う。19世紀末ごろに使われていた録音様式で、ラッパ 管で 集音してロウ管に録音するのと比 べると格段に再現性が高いという。 Rondo Gold 1003 [LP]
LP時代のもの。収録曲は若干異なる。な
ぜ、チェスの駒? と思っていた が、プロコ
フィエフはチェスの名手でもあり、チャンピオンと分けるほどの強さであったともいう。納得。
|
第一プロムナードから独特のアゴーギグ(=テンポやリズム
の意 図的な変
化をつける音楽表現)。面白い。グノムもいい。しかし、古城からやや平凡な演奏になる。ひなの踊りでは、ややテンポを遅らせてま
た独特の解釈を示す。おす すめできる。 |
(time 33'59) | (time 42'16) | (time 36'06) | (time 34'34) | (time 36'37) | (time 32'53) | (time 33'19) | (time 42'50) | (time 46'22) | (time 37'56) | (time 5'14) |
(time 34'59) |
併録:フランクの曲3曲 | 併録:高雅にして感傷的なワルツ(ラヴェル) | 併録:6つのソナタ(プロコフィエフ) | 併録:前奏曲集作品 23&32(ラフマニノフ) | 併録:なし | 併録:ソナタ op 58(ハイドン)、夜のガスパール(ラヴェル)、ハンガリー狂詩曲(リスト) | 併録:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22、2つの夜想曲 作品27、マズルカ・イ短調 作品17-4、別れの曲 作品10-3(以上いずれもショパン)、ハンガリー狂詩曲(リスト) | 併録:なし | 併録:クリミヤ南岸で、 子供のこ ろの思いで、子供部屋、クリミヤ:グルズフ、涙、紡ぎ女、情熱的な即興曲、最初の罰(いずれもムソルグスキー) | 併録:パッサカリアとフーガ ハ短調(JSバッハ、Pratt編)、ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ (ブラームス) | 併録:自作のピアノ曲9 曲、ガ ボット(グラズノフ)、グリレン(ミアスコフスキー)、前奏曲・風の詩(スクリャビン)、シェラザード(リムスキー=コルサ コフ) | 併録:ラヴェル編・展覧 会の絵 (クリュイタンス+ミラノ放送響の演奏) |
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