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updated on 2013/09/29
休八写真館
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工作室
カラーキャビン改造:ハロゲン球の組み込み
白熱電球
ハロゲ ン球
型 番
KP-8 100V 100W
KP-8 100V 150W
フ ジランプ
FP-8 100V 100W
FP-8 100V 150W
JCD-100V 150W
形状
全 光束
1800 lm
2900 lm
3300 lm
色 温度
2970 K
3000 K
3075 K
定 格寿命
50h
50h
200h
値 段
\3,045
\3,308
\2,415
対 応機種
Color Cabin
ELMO CS-Jet/CS-II
-
口金
BA15S (φ15.2mm)
G6.35 (幅6.35mm)
キャビン工業の
カラーキャビン
や
エルモの CSII
などのスライ
ドプロジェクタは、堅牢でシンプルな造り であるため、故障が起こりにくく、ずっと使える機械だと思う。
しか し、ランプが昔ながら の白熱電球の ため、いずれ入手できなくなる可能性がある。それで、カラーキャビンにハロゲン球を組み込むことにした。
ハロゲン球の多くは40V球であり、これを組み込むには、変圧器の組込みが必要になる。面倒な改造になるなぁ、と思っていたのだが、
2010年頃、ハロゲン球のカタログを見ていて、100V のハロゲン球があることに気づいた。
豊富に種類があるわけではないが、フジランプ JCD-100V 150W ならば、光量も色温度もほぼ同等で使用できることがわかった(表参照)。つまり、口金を交換し、光源部の高さをきち んと合わせるだけで、初代のカラーキャビンにハロゲン球を組み込めるようになるはず。変圧器はイラナイ。シンプルな改造ですむ。
以下、改造のあらまし。
材料
・ハロゲン球:フジランプ製 JCD-100V 150W
・ハロゲン球用口金: G6.35
・メガネコード
・メガネコード用プラグソケット
・メガネコード用トグルスイッチ
手順
1.電球関係は秋葉原のミツワ電気照明で、コード関係は
秋葉原の
愛 三電気で購入。
2.ランプハウス部の分解。上部から反射鏡をとりはずし、ランプもとり出す。ここまではランプ交換などをするのと同じ。
3.ボ ディをひっくりかえして、レンズ+ランプのハウジングの底面ネジ6箇所をとりはずして、ハウジングを取り外す。ランプユニットをとりはずすのが目的なの で、ハウジングを外さなくても実は大丈夫なのだが、あとで、ランプユニットを戻すときに厄介な問題が出てくるので(7参照)、や はり、レンズ+ランプのハウジングを外しておく。
4.ランプユニットを取り外す。これが今回の改造する部分だ。写真は、改造して いないもの(左)と改造したもの(右)。所有している4台を見比べると、ランプユニットの形に 若干の変遷があり、写真左は口金周辺までベークライトで覆われているが、右のものは覆われてい なくて改造が楽だった。何台かあるときには、できるだけランプ口金まわりがシンプルなものを選 んだ方がよいだろう。
5.古 い電球口金部のすぐ上に、ハロゲン球用口金を取り付ける。新旧の電 球で光源部分の高さを同じにする必要があるが、この取り付けでほぼ高さがそろう。配線したところで、通電チェックを行い、そのあ とハンダ付け。ハロゲン用口金の取り付けには強力接着剤(セメダインスーパーX2)を使用した。
6.ついでに電気コードのプラグ部を交換。古い型式のプラグソケットだったために、使えるコードが現在 は一本も無かったためだ。そこで、いわゆる メガネコード用にソケットを交換した。メガネコードの途中にはスイッチも取り付け、簡単にオンオフできるようにした。メガネコード接続のためのソケット改 造も案外うまくいった。ここでも途中何回か通電チェック。
7.できあがったランプユニットを元にもどす。ただし、留め金などの関係で、まっすぐにいれることができず、まず斜めにして入れるのだ が、この時に口金がレンズユニットのレンズにぶつかってしまってどうしても入らない。結局、レンズユニットのレンズを全部とりはずして、 口金がレンズとぶつからないようにして、中にいれた。入れたあとにレンズを元にもどし、ハウジングを本体に戻す。
8.通電チェック。うまく光る。光源の位置もいい感じ。オンオフも簡単にできるようになった。改造終了だ。
使い 勝手などはこちら
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