© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA Last updated 2010/12/31

「展覧会の絵」 器楽曲(オルガン A-C)
"Pictures at an exhibition" instrumental (organ A-C)













オルガン+パーカッ ション
Pictures at an exhibition
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Oskar Gottlieb Blarr
Pictures at an exhibition by
                Bonig
Pictures at an exhibition by Briggs
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Pictures at an exhibition by Chapman
Anne Chollet
Chorosinski

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Nicola Cittadin & Philip Tarr
Hansjörg Albrecht
Pierre-Yves Asselin Ales Barta Oskar Gottlieb Blarr Oskar Gottlieb Blarr Winfried Bönig
David Briggs
Cameron Carpenter Keith Ronald Chapman
Anne Chollet
Andrzej Chorosinski Andrzej Chorosinski Nicola Cittadin & Philip Tarr
Drossen Organ
in St. Nikolai

Cavallie-Coll organ (1880)
of Cathedrale Sainte-Croix
Rieger Cross Organ (1975) IV
of Dvorak Hall
Rieger-Orgel
of Neander-Kirche
Rieger-Orgel
of Neander-Kirche
Die Jann-Orgel
im Konzerthaus, Bamberg
Organ
of Blackburn Cathedral

Marshall & Ogletree Opus 1
John Wanamaker
Grand Court Organ

Organ ff St.François, Lausanne
Siegfried Sauer Orgel
of Stadhalle Am Johannisberg
Grand Organ of Army church
in Jelenia G
óra
Merklin Organ of
St. Elizabeth's Church in Basel

tr. Hansjörg Albrecht tr. Pierre-Yves Asselin tr. O.G.Blarr tr. O.G.Blarr tr. O.G.Blarr tr. Winfried Bönig
tr. Keith John
arr. Cameron Carpenter tr. Keith R.Chapman
tr. A. Chollet tr. O.G.Blarr tr. O.G.Blarr arr. N. Cittadin & P. Tarr
Oehms OC 632 Denon 33CO-102 Exton OVCL-00038 Schwann Musica Mundi
VMS 2050
[LP]
Koch Schwann
315.007
Ambitus amb 97910 Lammas Records 153D SMD-061 Vantage Record V2CD 694-001 Gallo CD-1297 MDG 320 0818-2 DUX 0145 Raum Klang RK-2903
Kiel 2008/4/21-27
Orlean 1985/7/29-30 Prague -2015, Kyu/8/30 Dusseldorf 1977/5/9-11 Dusseldorf 1978 Bamberg  1994/5
2002/11/18-19
New York
Philadelphia
Lausanne, 2009/8/10-12 Wuppertal 1997/9/1-4 Góra 1999/7
Basel 2009/7/1-5
カタコンブやバーバ・ヤーガ、キエフなど、和音が重なると ころで、あま り音が濁らず、また低音で奏でる旋律がかなり美しい。キエフ終盤のアレンジもなかなかよい。
音の強弱だけでなく、音 の広がり方などまで計算された演奏で、オルガンらしさを堪能できる。グノムなど本来、テンポの速い曲でもゆっくりめに、しか もフレーズの1音目にアクセン トを強くおいて演奏される。プロムナードも5曲すべてがそろっており、ビドロの演奏などからも原曲を基にしているのが伺え る。同時収録もヴィドールのオル ガン交響曲で豪勢だ。おすすめできる。

アスランは1950年モントリオールの生ま れ。
「芸術家の家」ドヴォルザーク・ ホールでのオルガン演奏。オルガンもチェコのメーカー、リー ガー・クロス社製。パイプオルガンの特性を無視するような休止やスタッカートがあるが、音響の良さ(残響)がうまく活かされ る部分となり、面白い演奏と なっている。

バールタ(1960-)はチェコ出身。
プロムナードは5つあり、ゴールドベルグも原典風なのだ が、ビドロは弱 奏で始まる(リムスキー=コルサコフ風)。キエフの大門がやや単調な感じなのが惜しい。終盤への橋渡しになるコラール部分を もう少しうまく表現できなかっ たのだろうか。Blarr 版は最初期のオルガン編曲であり、現在、最もよく演奏される版となっている。これは、その編曲者自身による演奏であり貴重。 是非とも、CDとして再プレス し てして欲しい1枚。 1977年と同じ音源の可能性を疑っていたが、どうも違うものらしい。古城、電子音楽のよう で面白い。ビ ドロも生き生きと伸びやかに演奏されていて面白い。
オーソドックスな編曲と演奏。低音の使い方がうまい。自然に耳に入ってくる音が心地よい。オ ルガンを聞い ているという特殊性を忘れてしまうような演奏。

面白いオルガン演奏だ。グノムでは、ウィンドチャイムがき らきら光る飾 りもののようにふんだんに使われる。このオルガンにはこうしたパーカッションも組み込まれているのだろうか。展覧会の絵のオ ルガン演奏では、テンポが重要 と思うが、どの曲もテンポや間の取り方が絶妙だ。おすすめできる。
うーん、すごい。こういう演奏があるとは。いい意味でこれ までにない演 奏。オルガンらしさを使い切って、展覧会の絵を鮮烈に演奏している。デジタルオルガンを使用しているらしくシンセサイザーの ような機能もあるようだ。好き 嫌いが分かれるかもし れないが一聴の価値有り。個人的にはおすすめ。

DVDが同梱されており、ドキュメンタリー 風の演奏風景や、 本人作で万華鏡のような映像(Kaleidoplex)と「展覧会の絵」の演奏 のコラージュ作品がある。ジャケットの写真は本人の絵だが、この押しの強さと際物的なイメージは強烈だ。
優れた音質と響き。パーカッションも含まれる膨大な種類の 音。圧倒的な 迫力。世界最大級のオルガンの実力を知ることができる。編曲や構成はオーソドックスだが、第2プロムナードやキエフの大門で は鐘の音まで入る。一聴の価値 あり。大音量で聴きたい。

ペンシルヴァニア州フィラデルフィアのジョ ン・ワナメー カー・デパートのメインフロアにある世界最大級のオルガン。手鍵盤が6段もあり、ストップ数も膨大。くわしくは、友 の会のHPへ

23年間、このオルガンを演奏していたチャップマン(カリフォルニア 1945-89)の不慮の死を悼み作成された2枚組CDアルバム。
レパートリーは「バッハからバカラックまで」と言っていたというが、 クラシックのみが収録されてい る。

オルガンの音とホールの響きがかなりよい。低音を効果的に使うアレンジとなっていてともする と重い音楽に 偏るはずであるけれど、音楽としての軽快さを失っていないのがいい。後半やや単調だが、原曲を尊重した編曲・演奏となってい る。おすすめできる。
最初のプロムナードからなんとなく安心感がある。グノムで はELPを思 わせるドライブ感、古城では叙情性あ ふれる演奏。また、第5プロムナード以降の展開はやや抑制を利かせて演奏する。オルガンの演奏はともすると圧倒的な音量で威 圧的なものにもなりがちである が、この演奏はそうしたものとは一線を画すものであり、大変、好感が持てた。おすすめできる。

チョロシンスキーは1949年のモスクワ生 まれ。このCDに は有名な オーケストラ曲が収録されているが、 いずれもオルガンらしいオーソドックスな演奏。
聞いたことのある演奏。どこかほっとする。1997年の録音と同様、音の清明さに対する気遣 いがうれし い。
オルガンの Cittardin とパーカッションの Tarr による編曲と演奏。ジャズや現代音楽的な要素もある。二人だけで演奏しているにもかかわらず迫力もある。パーカッションの音 が教会の高い天井に響きながら 聞こえるのが、まるで舞台音楽を聴いているようだ。面白い、面白い。おすすめできる。

ニコラ・シッタディンはイタリアの若いオルガン奏者。フィリッ プ・タールはバ ロック音楽のティンパニスト。キエフのあとにホルンを交えての「涙」、トランペットを加えての「古城」もあって、こ れらも面白い。
(time 36'07) (time 40'47) (time 36'49) (time 33'42) (time 34'07) (time 39'26) (time 37'42) (time 32'31) (time 34'36) (time 39'21) (time 35'38) (time 32'52) (time 49'22)
併録:死の島(ラフマニ ノフ)、 ペトルーシュカ(ストラヴィンスキー) 併録:オルガン交響曲第 5番 (ヴィドール) 併録:天使の夢(ルビン シュタイ ン/レマール編)、前奏曲嬰ハ短調(ラフマニノフ/シン編)、 交響曲第6番「悲愴」(チャイコフスキー/シン編)、くるみ割り人形(チャイコフスキー/イェニーチェク編) 併録:なし 併録:6つのルーマニア民族舞曲、トランシルバニア舞曲、 ブルガリ アのリズムによる6つの舞曲(いずれもバルトーク) 併録:ヘンデルのテーマによる変奏曲(ランドマン) 併録:An Occasional Trumpet Voluntary (Gowers)、Cathedrales(Vierne)、Danses improvisees(Cochereau) 併録:New York City Sessions (Carpenter) 併録:アラベスク1番、 同2番 (ドビュッシー)、パヴァーヌ(ラヴェル)など多数。 併録:シャコンヌ(バッハ)、死の舞踊(リスト) 併録:モルダウ(スメタナ)、Danse Macbre (サン=サーンス)、魔法使いの弟子(デュカス) 併録:幻想的なフーガ(リスト)
併録:キエフのあとに「涙」(ムソルグスキー)、そして「古城」を再び演奏。

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