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休八写真館プロジェクタ室(書画カメラ)

Fuji Fotovision FV-9



Slide Projector Color Cabin スライド映写機
        カラーキャビン ふたつの照明灯と画像素子からなるプレゼンの器械。マクロレンズが付いたビデオカメラといってよく、映像は外部モニタに出力する。

書画カメラとして使うとき
は、右写真のように照明灯を 左右に開き、スタンドを開けば、自立できるので、書籍などの上に置き、その文字や絵をテレビやプロジェクタに投影する。

フィ ルムの投影も可能で、左右の照明灯を閉じ、スタンドをたたみ、天 地をひっくり返して立て、フィルムキャリアを差し込んで使用する。つまり、光源を落斜照明から透過照明に換えることで透明なフィ ルムを見ることができるようにしている。ネガポジの反転ができるし、縦位置、横位置の回転も可能である。よくできていると思う。

解像度は NTSC (
640 x 480 dot) のテレビサイズ。今ではやや粗い画像だが、色調やフォーカスが自動で調整され、これをマニュアルでも微調整できるのが、なかなか使い安かった。

2001年からの6年間、私はこれで授業をしていた。まだパワーポイントで講義をする前のことで、黒板に文字と絵を描きながらの授業であり、 込み入った図などはプリント配布や教科書で補っていた。こうした図を説明する時が、フォトビジョンの出番である。
スクリーン投影には、デジタルプロジェクタ U3-1080 を使った。 教科書やプリントを教壇にいくつか並べておいて、その場で文字を入れたり、ラインマーカーで色を付けたりしながら説明した。私には必須の プレゼンツールだった。
 
追記1: この機種はAV出力のみであったが、後継機種にはRGB出力のFV-10Dもあった。しかし、それを最後にFVシリーズは終焉した。それで、現 在はコンデジ用のマクロ撮影スタンドを自作して使用している。くわしくはこちら

追記2: 久しぶりに取り出すと、チョークの粉が少しばかり付いていた。チョークを使った講義のこと も思い出した。3時間ほど講義をすると、白衣のお尻 に横一文字のラインができることが常だった。黒板の下にあるチョークの受け皿がお尻の高さにあるからで、ピンクや黄色のチョークの粉が白衣に ラインをひくのであった。


発売年
1997年10月  愛着度★★★
型 式
画像投影装置
レンズ
f 3.6-14.4mm  F3.2 - 4.5  (4倍電動ズーム)
撮 像素子
1/4インチ CCD  総画素数 41万画素 (NTSC 640x480 = 31 万画素)
出力
NTSC映像、S映像端子(ミニDIN4ピン)、V映像端 子(ピンジャック)
大きさ・重さ w62mm x d108mm x h214mm  650g    (使用時  w165 x d225 x h255mm)
関連web
Vasolza さんのページ: http://homepage2.nifty.com/vasolza/fotovision.htm
Design Team WASH さんのページ: http://washblog.exblog.jp/16962451


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