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2012/10/07 |
ザ・ミュージアム「国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展 」 館内紹介 |
ザ・ミュージアム「国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展 」 作品紹介 |
2012/8 | 2012/8 |
東京渋谷の Bunkamura ザ・ミュージアムで 2012/8/4-10/8
開催の「レーピン展」の web
CM。展覧会の絵をバックに館内の展示を見せる形式。レーピンの作品を多数所有するトレチャコフ美術館からの出品とあって、油彩画57点、デッサンや水彩
画42点というこれまでにない規模となっている。Bunkamura
のあとは、浜松(10/16-12/24)、姫路(2013/2/16-3/30)、葉山(4/6-5/26)と巡回する。レーピンの傑作の数々を堪能で
きる。 このCMの最後に出てくる腕を組んだ長身の男性はトレチャコフ。ロシア絵画の収集と擁護に尽力した実業家であり、レーピンの作 品の多くを購入し、晩年にそのコレクションのすべて(=ト レチャコフ美術館)をモスクワに寄贈した人物である。この絵はトレチャコフの死去の際、描かれたもので、このレーピン展では最後の締め の1枚として飾られていた。 レーピン展では音声ガイドを借りることをオススメする。音声ガイド のBGMにムソルグスキーのピアノ曲がふんだんに使われているからである。何度も何度も聴いた解説や音楽があった。図録 の充実ぶりもこれまでになくすごい。オススメである。 |
東京渋谷の Bunkamura ザ・ミュージアムで 2012/8/4-10/8
開催の「レーピン展」の web
CM。レーピンの作品の中でも有名な「休息−妻ヴェーラ・レーピナの肖像−」「皇女ソフィヤ」「トルコのスルタンに手紙を書くザポロージャのコサック(習
作)」「作曲家モデスト・ムソルグスキーの肖像」「思いがけなく」の5点を紹介している。 展覧会ではどの絵にも圧倒されたが、やはり、ムソルグスキーの肖像はすばらしかった。ほぼ正面を見据えた目、背景を白く飛ばし ているところなど、レーピンの他の肖像画とは違う描き方になっている。そして、絵の大きさがほぼ人物大であり、絵の高さが絶妙で あったこともあって、目の前に生きたムソルグスキーが居るような、まるでレーピンの目を通して、生きたムソルグスキーを見て いるような気持ちになった。 キュイ、スターソフ、トルストイ、ゴーゴリなどの肖像画もよかっ た。農夫たちの宴やコサックたちの姿も見応えがあった。代表作である「ヴォルガの船曳」も「手紙を書くコサック」も習作 のみであったが、多くの絵からレーピンのすごさを感じた。 |
(time 3'14) | (time 4'01) |
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