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2014/12/29 |
Eric
Vioemans (tr), Harmen Fraanje (p) & Anton Goudsmit (g) |
Friendly
Rich |
Happy
Toco |
Heavy Tuba & Jon Saas |
Mats-up "Same pictures - new exhibition" |
Ralph
Burns & His Orchestra |
Vienna
Symphony Jazz Project |
Vradimir Mosunov | Yaron
Gottfried Jazz Trio and Orchestra |
Yosuke Yamashita Special Band |
improvisation | arr. Richard
Marsella |
arr. Mitsuhiro
Sakakibara |
arr. Helmar.L.Hill | arr. Mats-up | arr. Ralph Burns | arr. Flip Philipp |
arr. Vradimir
Mosunov |
arr. Yaron Gottfried | arr.
Osamu Matsumoto |
Rotterdam P.O. Private [DVD] | Pumpkin Pie
PPCD006 |
Un Tocoto
HTCD-1108 |
ATS Records CD-0560 | Unit Records UTR4172 | Decca DL8555 [LP] |
ATS Records
CD-0751 |
Private ? |
GPR50013 |
JamRice |
Rotterdam | 2009 |
2010/08 - 2011/02 |
Kremsmunster 2003/4/13-15 | Zürich 2005/10 |
1957 ? |
2011/7/11, 12 |
2011 |
Bejing 2011/2 |
Tokyo 2012/7/6 |
ゲルギエフ+ロッテルダムPOの演奏がメインの教育用
DVDに 併録され ているため、抄録的な収録。第1プロムナード、古城、ひなの踊りの3曲のみ。即興演奏のみで構成。 ロッテルダムPOのHPでのみ購入ができる 私家 版扱いの DVD。教育用に作られている。詳しくはラヴェル版、ゲルギエフの項を参照あれ。 |
面白い。独創的なアレンジと演奏。プロムナードはバスーンを中心とした合奏で始まるが、打楽
器、 シ
ンセ、ハープシコードなどさまざまな音が入る。コンテンポラリー、ケルト、バロック、ワールドなど多様な音楽要素もある。にもか
かわらず、雑多な印象があまりないのは不思議だ。バーバ・ヤーガとキエフは特に秀逸。コミカルで陽気でセンスのよいアレンジ
と演 奏は何度聴いても飽きないし、聴くたびに新しい発見がある。おすすめできる。 フレンドリー・リッチは、Richard Marsella (1977-) の別名であり、ユニット名でもあるようだ。このアルバムでは、12名の演奏者たちがクレジットされている。このCDジャケットにデザインされている二人の 人物は向かって左がムソルグスキーで、右がリッチか。HPはこちら。 |
メロディアスな部分はヴァイオリンが担当し、早いパッセージや細かな部分はピアノが担当す
る。そ れにドラムとベー
スが絡んでリズムを整える。いい構成だと思う。何よりもヴァイオリンの音がよく響き、印象的だ。特にビドロの美しさは特筆もの。
本来、ビドロというと重い荷物をひく牛車もしくは人々の姿を表現したものであるが、そういうことを忘れてしまえるよ
うなアレンジ。雛の踊りのあと、リモージュ、カタコンブ、死者の言葉の3曲が省略されて、バーバ・ヤーガ、キエフとすすみ、最後
にもう一度、プロムナードで終了する。軽やかでよどみのない演奏をめざしているのだろう。キエフでは、普通ならば聴かせどこ
ろに なるコラール部を省略するなど、全体の流れを重視しているようだ。 ハッピー・トコは、仙台を中心に活動。1枚目のCDでは、榊原 光裕 (pf)、佐藤聡子(vn)、岸川雅裕(drs)、岩屋真(bas)の4人だったが、2枚目のCDであるこのアルバムで は、およそ半分を佐藤弘基(bas)が岩屋に代わって演奏しているようだ。 |
金管中心のジャズ・アンサンブル。これにテューバのソロ奏
者 Jon
Saasを迎えての演奏。全曲をとりあげている。展覧会の絵の各曲ごとにさまざまなメンバーが入れ替わり立ち替わりで掛け合いの
ようにセッションをしてい く。ビドロなどは最高の
出来だとおもうが、バーバ・ヤーガとキエフの出来がいまひとつ。全体としてのまとまりがなく、組曲としての面白さを失っているの
も残念。 ヘ ビー・テューバは Heimo Schmid によって1933年に創設されたオーストリアのアンサンブル。クラシック、ジャズ、ロック、ファンク、ソウルを統合した音楽 作りをしている。 |
トランペットのマティアス・スピルマンを中心に金管4名、ドラム、ピアノ、ベースの7名編成
だ。 CDは2
枚組で、1枚目がグノム、P1、古城、間奏、テュイルリー、P3、ビドロ、雛の踊りまで。2枚目で、サミュエル、リモージュ、カ
タコンブ、死者の言葉で、
P2、バーバ・ヤーガ、キエフ、となる。演奏は80分を越えるが、退屈することはない。アレンジが新鮮で、曲ごとの切り替えもい
い。またベースの良さ(演
奏+編曲)がなかなかいい具合に効いていると思う。サミュエルは絶品。キエフの終盤もなかなかよい。おすすめできる。 |
ピアノでプロムナードが始まる。全体を通してピアノがリー
ドす る形でピ アノ・セッションのようだ。淫靡で妖艶な古城、サンバのような雛の
踊り、街の喧噪を見事に表現したリモージュなどどれも面白い。雛の踊りから、カタコンブ、プロムナード、リモージュ、キエフと曲
順は多少いれかわる。バー
バ・ヤーガが無いのは残念だが、キエフのアレンジが見事だ。コラールに使われる小太鼓は奇抜だが妙に印象的。やっぱりアメリカ人
のジャズは面白いし楽し い。おすすめでき る。 ラルフ・バーンズ(米マサチューセッツ1922-2001) は、作曲家、ピアニスト、アレンジャー。レイ・チャールズのGeorgia on my mind のアレンジなどもてがけている。 Stanyan
Record SR9016 [LP]
プリッチャード指揮
LPOによるラヴェル版を併緑の再プレス盤('75)。
|
オールイン・ファーガスンの展覧会の絵のように始まるが、やがて、デューク・エリントン調の
洒脱
な演奏が展開する。おもしろい。新しい。ジャズならではの自由な発想とリズムが次々と繰り出される。まだ、こんなに編曲の余地が
あったのだと気づかされる。ブックレットも豪華で Evelyn Grill
という画家の絵がコラボされている。演奏もよく、おすすめできる。併録のはげ山もおすすめ。 Vienna Symphony Jazz Project (VSJP)は1983年の創立。最初は6人編成だったが、現在は11人に拡張。サックス、ヴァイオリン、トラン ペット3、トロンボーン3、ダブルベー ス、ドラム、ビブラフォンという構成である。 "フリップ" フィリップ・ペセンドルファー(1969-) はマリンバ奏者、作曲家。 |
ピアノトリオのような構成だが、実際にはひとりで多重録音しているようだ。ピアノに代わって
シン セやシンセ・オルガンが時々はいるのが効果的。テュイルリの編曲はかなり よい。 ウラジミール・モスノフは、ネットでさまざまな音楽を発信して い る。ダウンロード音楽が主で、CD化は珍しい。HPはこちらとこちら。 |
ピアノトリオにオーケストラ・アンサンブルがつく。ジャズでありながら、弦・管・打がそろっているからだろうか、かなり自由な編曲であるにもかかわら
ず、原曲のイメージが失われていない。ヴァ
イオリンやクラリネットなどの旋律が曲にふくらみを持たせてくれている。そしてピアノの音が芯になってアンサン
ブルをリードする。これだけたくさんの音色を自在に操る編曲センス
はすごい。オススメできる。 |
プロムナードはトランペットからはじまるが、ラヴェル風だと思いきや、ダミ声のような音が混
ざり、ジャズ風にやればこうなるよ、と鮮烈な先制パンチ。あとはスイングの渦である。ジャズ版の「展覧会の絵」はあまたある
けれど、モチーフを上手に残してくれている点が何よりも嬉しい。 山下洋輔 (東京 1942-) はジャズピアニスト。多くの著作でも知られる。 アレンジャーは松本治さんでした。誤記がありましたので修正してお詫びします(140713)。 |
(time 7'21) | (time 24'46) | (time 27'39) | (time 43'52) | (time 81'32) | (time 20'34) | (time 31'41) | (time 36'55) | (time 49'56) | (time 42'29) |
併録:オケ版、ピアノ版、パーカッション版 | 併録:なし | 併録:ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン) | 併録:なし | 併録:なし | 併録:アンダルシア/ス ペイン組 曲(レクオナ) | 併録:タンホイザー序曲、Jammin rienzi (ワグナー)、 はげ山の一夜(ムソルグスキー) | 併録:なし | 併録:なし | 併録:ボレ ロ(ラヴェル) |
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