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2012/03/25 |
小
穴版 |
ピアノ・マンドリン合
奏版 |
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Crystal Mandolin Ensemble "Prism" |
Ensemble Amedeo 第10回記念演奏会 |
ARSNOVA Mandolin Orchestra |
Fukuoka Symphonic Mandolin Ensemble |
Ensemble Amedeo 第20回定期演奏会 |
Fukuoka Symphonic Mandolin Ensemble w/ 夏川由紀乃 |
KaVa san Trio |
arr. 小穴雄一 (第1版) | arr. 小穴雄一 (第2版) |
arr. 小穴雄一 (第3版) |
arr. 小穴雄一 (第3版) |
arr. 小穴雄一 (第4版) | arr. 小穴雄一 | original arr. |
(オリジナルレーベル) | (オリジナルレーベル) | ARS-008 (オリジナルレーベル) | FSME (オリジナルレーベル) |
(オリジナルレーベル) | FSME (オリジナルレーベル) | MTK-005 (オリジナルレーベル) |
東京武蔵野 1990/2/11 |
東京 1994/1/29 |
大阪 2002/3/17 |
福岡 2003/11/24 |
文京区シピック・ホール 2004/1/24 | 福岡 2011/10/29 | 高 島 1997/5/7-9 |
Mn1(4)、Mn2(4)、 Md(4)、
Mc(2)、Gt(4)、Cb(1)という編成。マンドリンという楽器の音の良さを随所に感じる編曲であり演奏である。
原曲に沿った編曲であるが、時々、 ラヴェ ル版の華やかさも盛り込まれている。おすすめできる。 クリスタルMEは、中央大と慶応大のコンマスやトップを歴任したメンバーで結成された団体。中村亨さん、小 穴雄 一さんが指揮を、 青山忠さんがコンサートマスターを務める。この盤は、1984-94年の10回の定期演奏会からまとめた3枚組CD。日本初 演(多分世界でも初演)のマン ドリン版「展覧会の絵」が収録されており、小穴版の最初の形態を知ることができる点でも貴重。 |
この小穴・第2版は
大編成の弦楽合奏用だが、マンドリンでどこまで表現できるか真摯に取り組んだ編曲であり演奏である。時にこれでもかといわんばか
りにマンドリンがかき鳴ら
され、パーカッションが思い切りよく炸裂する。最後まで高いテンションで演奏し続けて、バーバ・ヤーガからキエフの大門へ。最後
にカリヨンが打ち鳴らされ る中、
フィナーレを迎える。演奏が終わると観客から拍手とともに「ブラボー」の声。興奮が伝わってくる。おすすめできる。 アメデオは1980年に結成された関東の社 会人 マンドリンク ラブ。100名を越える大所帯で、小穴さんが アレンジャー兼指揮者を務める。アメデオの公式HPは こ ちら 。CD の購入もできる。小穴さんのエッセイも楽しい。アメデオは多くのマンドリン曲を作曲したアメデオ・アマディにちなむという。 |
総勢80名余の演奏は迫力満点。ティンパニやパーカッションがいい音を出しており、ビドロな
どは まさにス ペクタクル。雛
の踊りではさまざまな弦楽器がうまく絡み合って面白い。サミュエルはマンドリンの音の良さが出ていて聞き所。この後、ややテンポ
が速くなって演奏の荒いと
ころも出てくるが、カタコンブと死者の言葉のところで持ち直す。どちらも重厚で沈鬱な感じがよく表現されていたし、最後まで高い
テンションが続く。キエフ では興奮をよく自制しつつ、見事なフィナーレ。迫力がある。 アルスノヴァMOは1997年 に関 西で結成さ れ、2002年9月に解散。このCDは解散公演の約半年前に 大阪のいずみホールでの公演収録。アルスノヴァの公式HPは こちら。 |
総勢50名近くのマンドリン弦楽合奏で、福岡の春日スプリング ホールで
行われた第35回定期演奏会の録音。編曲は合奏とソロをうまく織りまぜ、緩急も程良く、マンドリンの響き、ギターやベースなどの
弦楽器の響
きがよく活かされていて耳に心地よい。重厚な部分の迫力は言うまでもないが、軽快な部分が意外にも聞き所で、楽しげに演奏してい
る様子が目に浮かぶ。「展
覧会の絵」の面白さは1曲1曲の違い、落差にあることに気づかせてくれる演奏。聴いている方も楽しい。 同アンサンブルのHPは こちら 。 CDは完売とのこと。 |
1800名のホールをほぼ満席にした第20回定期演奏会の様 子。メン
バーは140名にもなるという。そして、第20回という節目の定期演奏会。全曲にわたってマンドリンの音のやさしさ、細やかさが
感じられる。パーカッショ ンや管楽器が入る大編成用だが、その分、音があわせに
くい様子も見受けられた。しかし、全体にアレンジも演奏も楽しくて、何度も何度も聴いた。 ゲストには小川典子さんを迎え、ピアノ協奏 曲で 共演。また、 アンコールの2曲はいずれものびのびと演奏していて実に楽しい。最 後を飾る「青い地球は誰のも の」はアメデオのテーマ曲ともいえる曲だそうで、高揚感がある。 |
ピアノの導入でプロムナードが始まる。マンドリンがすぐに入ってきて互いに呼応するように旋
律を 奏でていく。硬いピアノの音と柔らかいマンドリンの音の調和が心地よい。古城では、マンドリンが主で、ピア
ノが装飾的な旋律を奏でる。まるでバレリーナがひとり舞台の真ん中で軽やかに踊っているようで美しいアレンジだ。また、ビドロでもピアノの
低音がいい感じで響く。ただし、テンポの速い曲ではマンドリンがやや苦しそうだ。死者の言葉では、マンドリンならではの心理
描
写。続くバーバ・ヤーガの強奏は迫力がある。キエフの冒頭をピアノだけにしたのも面白い。バーバ・ヤーガとの対比もねらったのか
もしれない。ピアノとマンドリン、この組み合わせに可能性の大きさを感じた。 同アンサンブルのHPは こちら 。 CDの購入もできる。 |
1987年に結成されたマンドリン(川口雅行)、ギター(松本 吉夫)、 チェロ(成川昭代)のトリオ。この
アルバム「夏」は、1994年ごろからコンサートでとりあげていた「展覧会の絵」を録音したもので、トリオとしては4枚目のアル
バム。ラヴェル版同様に第
5プロムナードがないが、内容はオリジナル性の高いもので、3人が巧みに曲をつむいでいく。アレンジのうまさは「洒脱」という言
葉がぴったり。この曲への 思い入れも随所から伝わってくる。おすすめできる。 川口さんのHPは こちら 。 松本さんのHPはこ ちら 。 ど ちらからでもCDを購入できる。 |
(time 37'19) | (time 36'32) | (time 36'32) |
(time 37'00) |
(time 36'41) | (time 38'20) | (time 39'58) |
併録:ジェノバ序曲(カラーチェ)、四季よ り「夏」 (ヴィヴァルディ)、弦楽のためのセレナーデ(ドヴォルザーク)、中世の放浪学生(アマディ)、華燭の祭典(マネンテ)、ア ニーローリー(イギリス民 謡)、胡桃割り人形より「行進曲」、あし笛の踊り(チャイコフスキー)など、多数。 | 併録:マンドリン集まれ!(ブラッコ)、日本徘徊(アマデイ)、リリー(ミ シェリ)、 愛の悪戯より第1幻想曲(ボッタッチアリ)、ヴェスヴィエス山の山頂を差して(デンザ)、ウォルトディズニーメドレー、火の 鳥(ストラビンスキー) | 併録:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(グリンカ)、弦楽セレナーデ・ハ長
調(チャ イコフスキー)、木星(ホルスト)、喜歌劇「軽騎兵」序曲 (スッペ) |
併録:シベリア狂詩曲 (イワノ
フ、小穴雄一編曲)、二つの悲しき旋律・作品34番より「春」(グリーグ、小穴編)、カレリア組曲(シベリウス、小穴編) |
併録:イタリア奇想曲(チャイコフス キー)、ピアノ 協奏曲第2番ハ短調(ラフマニノフ)、ディスニーメドレー2、蒼い地球は誰のもの(冨田勲) | 併録:弦楽のためのアダージョ(バーバー)、 トリプティーク(芥川也寸志)、詩人の瞑想(マネンテ) | 併録:3つの前奏曲(ガーシュイン)、「四 季」より 夏(ヴィヴァルディ)、サマータイ ム(ガーシュイン) |
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