© 2000-2024, Kyu-hachi TABATA Last updated 2014/04/13

「展覧会の絵」  ラヴェル版  (指揮者So-Sz)
"Pictures at an exhibition" Ravel's version (So-Sz)

Tugan
                Sokhiev & O. Natl. Capitole Toulouse/ 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Sir Georg Solti
                & Chicago S. O / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition Sir Georg Solti & Chicago S. O / 展覧会の絵
                / Pictures at an exhibition
Sir Georg Solti & Chicago S. O / 展覧会の絵
                / Pictures at an exhibition
Marc Soustrot & O. P. Pays de la Loire/
                展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
/ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Pinchas Steinberg & ORF-S. O./ 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition
Markus Stenz & Melbourne S. O./ 展覧会の絵 /
                Pictures at an exhibition Evgeni Svetlanov &
                USSR S. O./ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Evgeni
                Svetlanov & USSR S. O./ 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition
Evgeni Svetlanov &
                USSR S. O./ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition Evgeni Svetlanov & BBC
                S.O. / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
George Szell /
                展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
George Szell & Cleveland
                O. / 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition
Tugan Sokhiev
w/ O. Natl. Capitole Toulouse
Sir Georg Solti
w/ Chicago S. O
London K28C-80

アルミのような光沢紙を使い、そこに虹のように色をつけ、キエフの大門だけを影絵のように浮かび上がらせている。 PC上 では光沢が表示できないため、この 大胆さ、見事さが全く伝えられないのが残念。好みは分かれるかもしれないが、この大胆なデザインでこそ、CDジャケット にも採用してもらいたい。同時収録 は クープランの墓(ラヴェル)のみ


Sir Georg
                Solti & Chicago S. O / 展覧会の絵 / Pictures at an
                exhibition

Decca UCCD-3398/9

「展覧会の絵-5態」としてリリースされた2枚組CD。他の4つは、アシュケ ナージの ピアノ編、ストコフスキーのストコフスキー編、PJBEのブラス編、神谷百子のマリンバ編。
Sir Georg Solti
w/ Chicago S. O
Marc Soustrot
w/ O. P. Pays de la Loire
Pinchas Steinberg
w/ ORF-S. O.
Markus Stenz
w/ Melbourne S. O.
Evgeni Svetlanov
w/ USSR S. O.
Merodiya Mel CD 10 02034

スケルツォ Bメジャー、古典的手法による間奏曲、はげ山、カルスの奪還が併録されたムソルグスキー管弦楽曲つくし。ロシアの音が楽しめる。輝くブラスの音色がいい。

Evgeni Svetlanov & USSR S. O./ 展覧会の絵 /
                    Pictures at an exhibition

Moscow Studio Arc MOS 20019

死の歌と踊り、ホヴァンシチナ、カルス の奪 還などムソルグス キー尽くしになっている。
Evgeni Svetlanov
w/ USSR S. O.
Evgeni Svetlanov
w/ BBC S.O.
George Szell
w/ Cleveland O.
Sony SBK 48 162

同音源を使用。併 録 は、ハーリ・ヤ ノシュ (コダーイ), キージェ中尉 (プロコフィエフ)

George
                    Szell & Cleveland O. / 展覧会の絵 / Pictures at an
                    exhibition

Columbia Odyssey Y32223 [LP]

同音 源。 リヒテルの ソフィア・ライブとのカップリング。
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel arr. Maurice Ravel
naive V5068
London/ポリドール POCL-2902 SONY Records SRLM 953 [LD]
Pierre Verany VDC-1401
Casino Austria LID 1994/1
ABC classics 465 681-1
CDK music ARI 300
テイチク TECC-18051 BBC BBCL4259-2
CBS/日本コロンビア OS-318 [LP]
Toulouse 2006/07
Chicago 1980/5 Tokyo 1990/4/15
Moscow 1988/9/22-23 Bregenz 1994/5/17 Melbourne 1997/9/25-27
Moscow 1974/03/22
Moscow 1989/3/27 London 1999/10/28
Cleveland 1963/10/3
時々音程のはずれかけている楽器がいたり、音の出だしや終 わり がそろわ なかったりで、ちょっと残 念。同時収録のチャイコフスキーの交響曲第4番は悪くないので、得手、不得手があるのか。

ソキエフは北オセチア出身。2006年よ り、こ のオケの客演 指揮者をつとめる。
全体に音が明るいのがよい。いずれのパートもよく揃っており、 表現力も豊かである。中でも金管の鮮明さとパーカッションのうまさは特筆。おすすめできる。シカゴ響には、ライナー盤、ショル ティ盤、ジュリーニ盤と あるがどれも甲乙つけがたい名演ばかり。

ショルティ(1912-97)はハンガリー出身で、シカゴ響の 第8 代首席指揮者 (1969-91) 。同時期にジュリーニが首席客演指揮者となっており、ライナーによって鍛え上げられたシカゴ響は、ショルティに機能性 を、ジュリーニに表現力を与えられた と言われている。このCDでは、まさにこうしたシカゴ響のうまさが存分にひきだされている。
最初にショルティによる解説があり、これがなかなか興味深 い。 というの も、自らピアノを弾きながら原曲と比較してくれるからである。そして、この解説部で使われるオケの映像は、リハーサルのものであ り、これまた興味深いので ある。本編の演奏も無論、さすがの出来で、おすすめできる。

ショルティは、1938年以降、スイスで亡 命生 活を送るが、 その時期、ピアニストとして生活の糧を得ており、1942年のジュネーブ国際コンクール・ピアノ部門で優勝もしている。余談 であるが、ショルティが解説時 にピアノの譜面台に置いているのはドイツ・ウルテキスト社の楽譜(ウィーン原典版)。
ていねいでオーソドックスな演奏。ビドロの美しさは格別。 キエ フの大門 もなかなかよい。

ペイ・ドゥ・ラ・ロアール交響楽団(OPPL)は、フランスのロワール地方の5つの県とナントとアンジェの2都市で共同 運営 されている楽団。マルク・スー ストロは、1978年からOPPLの音楽監督。


Marc Soustrot & O. P. Pays de la Loire/
                展覧会の絵 / Pictures at an exhibition

Pierre Verany PV730008

卒のない演奏。どの楽器もしっかり音が出ているし、録音も良い。ただ、ヴァイオリンのボーイ ング が揃って いないところが気になった。演奏が終わって、まばらに拍手が始まる。ライブだったことにやっと気づく。

ORF-SO はオーストリア(現ウィーン)放 送交響楽団。ピンカス・ス タインバーグ(アメリカ 1945-)は1989-96年、同楽団の首席指揮者を務めた。

このCD は入手が難しく、オークションなどでも高め。演奏は悪くないが、高値の理由がわからない。
シカゴ響を思わせる演奏。また、ラヴェル版でありながら、 シュ ミイレの 最後をドレシシと原典版に沿った演奏にしているのも面白い。

メルボルン響は1940年にオーストラリア 放送 協会によって 設立された。岩城宏之が1973年から音楽監督を務め、1998年から亡くなるまで桂冠指揮者であった。マークス・ステンツ (独)は、2000年からこの オケを指揮しているようだ。
1989年録音とは全く異なる抑制 の利いた演奏。あらためてこのオケと指揮者の良さを感じることのできるCD。ロシア風の演奏、

スヴェトラーノフ(1928-2002)はピアニスト、作曲者 でも ある指揮者。 「赤い扇風機」を指揮台にとりつけて、指揮をすることで有名でもある。

Evgeni Svetlanov
                  & USSR S. O./ 展覧会の絵 / Pictures at an exhibition

CDVE 04254

同音源をリヒテル演奏のピアノ版とカップリングした再プレス盤。ロシア人同士の 組み合わせは珍しい。しかもとっておきの二人だ。
モスクワで1989年に開かれた「ムソルグスキー生誕150年記念コンサート」のライブ録音。全体にテンポが早 く、同じくロシアのピアニスト、リヒテルの演奏を思い出させる。管楽器はうなり、打楽器は炸裂する、いかにもロシア風の演奏 。

ソビエト国立交響楽団は、現在のロシア国立交響楽団。スヴェト ラー ノフ (1928モスクワ-)が1965-1992年の長きにわたり音楽監督・主席指揮者をつとめた。
はつらつとしたプロムナードで始まる。トランペットだけではなく、オケ全体が若々しい。しか し、 グノムで 一転して死を暗示するような暗い旋律を奏でる。古城も静かな演奏。プロムナードはムソルグスキー、絵はハルトマン、生きている者 と死んでいる者の対比がそ こに表現されているようだ。そして、その落差が大きいものの、決して乖離することなく、調和へと向かうという構成が見事だ。ビド ロはテンポが絶妙。終盤の 鐘とパーカッションが効果的だ。オケが USSRでないためか、スヴェトラーノフのロシア色がいい形で封印され、昇華されている。でも、最後の最後にスヴェトラ節炸裂で 終わる。やっぱり面白い。 おすすめできる。
後のCDと比べてこちらの方が音がよいように感じる。各所でハープの音がよく響いて印象的。クラリネットも美しい。全体 にす ばらしい 演奏で胸がすく。ジャケットの美しさも特筆もの。おすすめできる。

セル(1897-1970)は、ハンガリー出身で後にアメリカに帰化。クリーヴ ランド管の第4代首席指揮者(1946-70)。理事 会の協力をとりつけ、彼は就任早々、楽団員を大幅に入れ替え、定員も104名にまで増員して、オケの強化を行い、世界的 なレヴェルへと育てていった。

(time 33'32) (time 33'26)
(time 33'23) (time 33'42) (time 34'01) (time 33'58) (time 35'25)
(time 30'35) (time 34'23) (time 31'08)
併録:交響曲第4番 (チャイコフ スキー) 併録:クープランの墓(ラヴェル)、海-3つの交響的スケッチ(ドビュッシー)
併録:解説(ショルティ による) 併録:はげ山の一夜(ム ソルグス キー)、中央アジアの草原にて(ボロディン) 併録:交響曲第48番「マリア・テレジア」(ハイドン) 併録:死の島(ラフマニ ノフ) 併録:だったん人のおどり(ボロディン)、はげ山の一夜 (ムソルグ スキー)

併録:追放されるコリツィン公の出発、歌曲集「死の歌と踊り」、はげ山の一夜、モスク ワ河の夜 明け(いずれもムソルグスキー) 併録:死の島(ラフマニノフ)、練習曲「絵」(ラフマニノ フ−レス ピーギ編曲) 併録:ダフニスとクロエ第2組曲(ラヴェル)

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