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2013/04/05 |
Alice Ader |
Pierre Aeger |
Valéry Afanassiev | Pierre Akoka |
Leif Ove Andsnes |
Leif Ove Andsnes | Susumu Aoyagi (青柳晋) |
Katya Apekisheva |
原典版 | 原典版 | 原典版 | 原 典版 | 原典版/ホロヴィッツ版 | 原典版/ ホロ ヴィッツ版 | 原典版 | 原典 版 |
Fuga Libera
FUG 566 |
Big Blue
Records B1922 |
Denon COCO-9046 | Polydor 2599 007 [LP] |
EMI 6 98360 2 |
EMI 9 67005 9 [DVD] |
日本ク ラウン HTCA-6005 |
Onyx 4085 |
Paris 2009/10/19-23 |
Poland
(?) |
Frankfult 1991/6/3-4 | 1978/1 | Risør 2009/6 | Risør 2009/6 | 2003/2/18-20 | Bristol 2010/8/9-10 |
ムソルグスキーのピアノ全曲集で2枚組CD。どの曲も穏やかでそれでいて芯のある演奏。楽曲
解釈 もどれも
いい。ややゆっくりと進むが、ほどよい緊張感のある演奏で心に響くものがある。落ち着いた演奏で、バーバ・ヤーガの出だしなども
興味深い。 アリス・アデル(Paris 1954-)は、フランスのピアニスト。ジャケットの表紙はムソルグスキーの肖像画を描いたレーピンの作品のひとつ。ゴ パークを踊るウクライナの男の絵 で、彼の晩年の作品であるらしい。 |
和音の弾き方にムラがあるのだが、それが独特の情緒にもなっていて、プロムナードなどが面白
い仕 上がりに なっている。サミュエルの終わり方がド
レドシになっていてリムスキー=コルサコフ的だが、その他は原典版を踏襲。 |
人形、俳優、ピアニストによって演じられる短い劇が曲間にはいる形式で進行したようである。ピアノ演奏は並外れてゆった
りと したテン
ポであるが、これが案外いい感じである。曲間劇は入っていないにもかかわらずの最長記録。1996年には東京でも演劇もまじえた
形式で公演した。 ヴァレリ・アファナシエフ(1947-)はモスクワの生まれ。 小説 なども書く才 人であり、この曲でも演奏だけでなく、演出もてがけ、戯曲風に仕立てている。 |
グノムがいい。単調になりがちな曲だが、よく考えて構成し
てい る。ビド ロは雨の中を進む牛車のイメージだろうか。左手の旋律が雨だれのような音にも聞こえてくる。 |
出だしはリヒテルそのもの。リヒテルにぞっこんだったという逸話を思い出した。しかし、解説
を読 むとホロ
ヴィッツの演奏にも影響を受けたようで、ところどころでホロヴィッツ版が出てくる。しかし、原典版とホロヴィッツ版の折衷には、
少々、消化不良というか、
踏み込みの甘さを感じた。アンスネスの美点である音色のやわらかさが、輪郭の鮮明さや激しい情動のようなものを表現するのに向い
ていないのもあるかもしれ ない。演奏は悪くはないし、心地よいのだが、何か足りないものがある。 レイフ・オヴェ・アンスネス(カルメイ 1970-)は、ノル ウェーのピアニス ト。コンクールなどでの受賞歴はないが、さまざまなオケと協奏している。 |
ノルウェーの町、リソルで行われる室内楽祭で開かれた前衛画家の Robin Rhode
とのコラボレーション・コンサートの様子。メイキング・ビデオの要素もあって、コンサートに向けてロードがいろいろな作品を
作製 していく様子が描かれる。
中でも、造船所で作りかけの大きな船をプールがわりにして、ピアノを中に設置、だんだんと水没させていく画像はショッキングだっ
た。水に沈める前にアンス
ネスがピアノを弾く。ピアノの音が造船所に響き、作業にかかわっている人々が皆それに聞き入る。そのピアノが沈められていく。当
日はピアノを演奏するアン スネスの後ろで、こうしたロードの作品が次々と投影されていた。 このDVDはデラックス版(布製ハードカバーの写真集、CD、 DVDのセット) のもの。コラボの企画は面白いと思うが、写真集にあるロードの作品が私にはよくわからない。コンサートで投影された作品 も。ロードと共にコラボをするアン スネスの感覚も。どんな意味がそこにあったのだろうか。 |
繊細で表現力が豊かでうまいと思う。全体にやや軽やかな感じでまとめられていて、ところどこ
ろド ビュッ シーの曲のように聞こえるところがあったりして面白い。卓抜したテクニックとセンスが光る。おすすめできる。 1969年生まれの青柳は父の赴任先のニカ ラグ アで生まれ、 5歳からアメリカでピアノを始めた。今、注目を集める国内ピアニストのひとりである。 |
早いテンポでプロムナードが始まる。リヒテル型の展開だ。グノムもなかなかよいリズム感で進
む。タッチも正確で、音の陰影もよく、弱奏もきれいで、古城なども甘美になりすぎず、好印象。プロムナードがどれも早弾きに
なっているのが面白い。ゆっくりともの悲しく演奏されるカタコンブは聞きどころ。続くバーバ・ヤーガと終盤のキエフの大門も
秀逸。特に新しい弾き方や解釈があるわけではないが、曲の理解度と演奏の完成度が高く、録音も良好。おすすめできる。 カトヤ・アペキシェヴァは、モスクワ生まれ。音楽家の一家に育 ち、グネーシン音楽学校で学ぶ。 |
(time 38'21) | (time 36'27) | (time 44'20) | (time 32'33) | (time 32'01) | (time 93'00) | (time 34'27) |
(time 36'43) |
併録:ムソルグスキーのピアノ曲16曲、はげ山の一夜 (チェルノフ 版) | 併録:なし | 併録:ピアノ小品(ムソルグスキー) | 併録:ロミオとジュリ エット(プ ロコフィエフ) | 併録:乳母と私、最初の罰、夢、クリミアの南岸で(以上ム ソルグス キー)、子供の情景(シューマン) | 併録:なし | 併録:亡き王女のためのパヴァーヌ、夜のガスパール(いず れもラ ヴェル) | 併録:前奏曲 op.34 (ショスタコービチ) |
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