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Last updated
2014/03/09 |
Akira
Wakabayashi (若林 顕) |
Alexander Warenberg |
Daniel Wayenberg |
David Allen Wehr |
Alexis Weissenberg | Alexis Weissenberg | Talman Welle |
Earl Wild | Hans-Christian Wille |
Rolf-Peter Wille | Llŷr Williams |
原典版 | arr. Rimski-Korsakov |
原典版 | 原典版 |
Rimski-Korsakow 版 (?) | Rimski-Korsakow 版 (?) | 原典版 | 折衷版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 |
Denon 33CO-2299 |
Brilliant Classics
99679 |
Ducretet Thomson KLTC-109 [LP] |
Connoiseur Society CD 4252 | Angel TOCE-6639 | Orfeo C-869-122-B | [MP3] | Ivory Classics 70903 | DG 2535 016
[LP] |
Philips 426-736-2 | Signum
SIGCD226 |
Shirane 1988/2/3-4 |
Rotteldam -2015, Kyu/12 |
1962 ? |
NY 2001/3/22-23 |
Paris 1971/7/7-8 | Zartburg 1972/08/07 | 2011 | London 1966 | Munchen
1980/4/2 |
Aufnahme, 1990/8 |
Monmouthshire 2009/11/20-22 |
出だしの3曲は輪郭が明瞭でテンポも適切で聴きやすい。そ
れなのに、古 城やビドロでは音がくぐもりすぎてしまってなんだか惜しい気がした。 若林は1965年東京出身。これがデビュー 盤でもある。 |
も
やが立ちこめる中を歩くような幻想的なプロムナードで始まる。結構、
おもしろい始まり方だと思ったのだが、続くグノム、第2プロムナード、古城でもずっと同じ曲調でやや物足りない。しかし、面
白いのは後半で、ビドロや第
3、第4プロムナード、キエフなど、原典版に馴れた耳には新しく聞こえる演奏が続く。ワイゼンベルグの演奏よりもごく自然な
感じのコルサコフ版になってい る。おすすめできる。 アレクサンダー・ワーレンベル グは1954年、 サンクトペテルスブルグの生まれ。父母ともにヴァイオリニスト。 |
技巧もパワーもある。特にビドロは格別。うまい。細かなところでは粗さもあるが、情感がよく
込められてい て、一気呵成に音楽が作られていく。一聴の価値あり。 ワイエンベルグ(1929-)はオランダのピアニストで作曲 家。 |
繊細な演奏。静かな声で物語を聴いているような気持ちにな
る。おだやか な気持ちになりたい時におすすめの一枚。 デビッド・アレン・ウェールはニュー・ ジャージーのプリンス トン出身。HPはこ ちら。 |
音が鮮明であり、軽やかである。それだけでこれほども印象がかわるものかとまず思う。また、各曲のテンポは理想に近いよ
うに感じる。 なお、ライナーには、リムスキー=コルサコフ版
(1886)を使用していると書いてあったが、独自の解釈が多くて、わかりにくい。ビドロなどでは出だしの左手の和音を
スタッカートを利かせており、おもしろい。 アレクシス・ワイゼンベルグ(1929- 2012) はブルガリア出身 で、現在はフラン ス国籍。1947年にデビューし名声も得たが、 1956年から9年ほど演奏活動から退いていた時期がある。この間にレパートリーを増やし、さまざまな本を読んでそ れぞれの曲や作曲家について学んだとい う。この録音は復帰後のもの。 EMI 7243 5 73752 2 1
バウド+パリ管によるラヴェル版とのカップリングによる再プレス。
|
ザルツブルグ音楽祭での演奏録音。43歳だからピアニストとしては脂がのっている。時々、
独自のアレンジ−独自の音や反復など−を入れて弾く。バーバ・ヤーガなどの強奏部の炸裂ぶりは、ピアノのハンマーで耳を打た
れるような迫力がある。個性的で強く惹かれる演奏。ワイゼンブルグ、やっぱ
り、すごい。ヴィルトォーゾはかくありなん。楽譜以上の演奏をするピアニスト。オススメできる。最後の最後まで楽しめ
る。 終わったあとの拍手に加えて地響きが。興奮した聴衆が足で も拍手(足踏み音)している。ワイゼンブルグも気をよくしたのか、自分で曲名を告げて、アンコールを弾く。これ がなんと5曲も続く。ライナーには2012年に亡くなったワイゼンベルグへの追悼文があった。 |
グノムや古城でスタッカートをうまく使っているところがある。テュイルリーの出だしの音はか
なり甲高く聞こえるが、これはカワイピアノの特性だろうか? ビドロはなかなかいい演奏だと思う。第5プロムナードはテンポ
が少し早すぎるか。 バーバ・ヤーガの出だしは絶妙。 タルマン・ウェッレはシアトルでピアノレッスン教室をしている 男 性。 |
第5プロムナードがないのはラヴェル風。古城は1オクターブ上で奏でるハープのようなアルペジオをいれておりコルサコフ
風。いい意味
で楽譜の束縛から離れ、自由な解釈で演奏を行っている。ひとつひとつの音はきわめて明瞭でタッチの確かさがあり、気品も感じ
られる。またメロディの奏で方 も緻密で好感が持
てる。ビドロやキエフなど後半になるとちょっとやり過ぎの感も出てくること、キエフで集中力がとぎれるのか音がそろわなくな
るところがありと若干の難があ るが、一聴の価値はある。 ワイルドは1915年、アメリカ・ペンシルバニア・ピッツバー グの生まれ。 |
どこのメーカーのピアノだろうか、硬質な音だ。いずれも十
全な演奏だ が、ビドロだけは片足だけをひきずるような描写で独特の演奏。 |
めりはりの効いた演奏で、たたみかけるような
ところもある。併録の四季が平凡な演奏だったため、やや意表を突かれた。古城はややテンポを乱しながらの
演奏でこれも面白い。まどろみの中の像なのか、今は無い、過去の像を示しているのか。雛の踊りもすごい。かなりのテンポで走
りながら、いろいろと手を入れている。サミュエルの終わり方、ちょっと音が乱れるが、わざとかもしれない。キエフの終盤、左
手を1オクターブ低く弾いたり、アコーギグをしたりで、結構なこだわりを見せる。 |
アゴーギクというのだろうか、やや間をもたせる弾き方をす
る。キエフの 終盤でおもしろい奏法が出る。 |
(time 32'49) | (time 32'49) | (time 32'15) | (time 31'21) | (time 30'57) | (time 29'13) | (time 31'34) | (time 31'30) | (time 32'08) | (time 29'36) | (time 35'34) |
併録:ピアノソナタ ロ短調(リスト) | 併録:ラフマニフなど多
数(2枚 組CD) |
併録:なし | 併録:前奏曲集から4曲 (いずれ もラフマニノフ)、幻想的ピアノ小曲集 作品3から5曲(ラフマニノフ) | 併録:ペトルーシュカからの3楽章(ストラヴィンスキー) | 併録:クー プランの墓(ドビュッシー)、幻想曲(シューマン)、アンコールに小曲を5つ。2枚 組。 | 併録:なし | 併録:四季(チャイコフスキー)、即興曲(メドナー) | 併録:水の戯れ(ラヴェ
ル)、ピ アノ・ソナタ(ヒサステラ) |
併録:チャ イコフスキーの四季 | 併録:版画(ドビュッ シー)、婚 礼、エステ荘の噴水、アヴェ・マリア「ローマの鐘」(以上、リスト) |
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