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Last updated 2015/10/31 |
Ayako Uehara (上原彩子) |
Haruo Uesugi (上杉春雄) | Anatol Ugorsky | Alexander Uninsky |
Ivo Varbanov | Dénes Várjon | Alejandro Vela |
Andrei Vieru | Valery Vishnevsky |
Lars Vogt |
原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 | 原典版 |
東芝EMI TOCE-55695 | 東芝EMI CZ32-9036 | DG/ポリドール POCG-1610 | EPIC LC 3066 [LP] |
Gega New GD117 | Laser Light 14 146 | 私家版 |
Harmonia Mundi HMC 901616 | Manchester CDMAN106 |
EMI TOCE-9652 |
London 2005/5/12-13 |
埼玉 1987/9/10-12 | Hamburg 1991, 7&10 | 1955 ? |
Sofia 1997/07 | Budapest 1992/5/11-13 |
-2015 |
1996/9 | 1992-3 |
Frankfurt 1991/7/16-18 |
第1プロムナードを聞くだけでこれまでのどの演奏とも違う
もの を感じさ
せてくれる。テュイルリーや雛の踊り、サミュエルなどでの表現はこれまでにないものがあり、説得力があり、成功している。また、
つねに崩れない和音の美し
さは特筆できる。全体にゆっくりめに進むのがややもどかしいところもあるが、終盤は圧巻。特にキエフの大門の最初の入り方には感
動。それはまるで激しい雷
雨のあとのやさしい日差しのような鮮やかな対比。まさに絵から絵へと目を移すことによって情景ががらりとかわるような見事さであ
る。おすすめできる。 上原彩子は1980年の生まれ。ヤマハで 育った ピアニスト。 2002年のチャイコフスキー国際コンクールに優勝。日本人初、女性でも初という快挙を為し遂げた。個人的には、このCD前 にみやまコンセー ルで彼女の「展覧会の絵」を聞くことができた。そこではキエフの入り方はさらにゆっくりめで静かでそれはそれはすばらしかっ た。 |
古城やビドロなど本来、陰のある楽曲が妙に明るい感じになってしまっていたり、やや単調になっているのはやや残念だが、
全体 としてい
い意味で若々しい演奏で新鮮である。ひとつひとつの音が明確で歯切れがよく、妙な癖や解釈もなく原曲の良さに正面から取り組んで
いるように思えるからであ る。 上杉春雄は1967年生まれ。この録音は20歳の時のもので、当時、北大 医学 部に在学しつつの 音楽活動であったからすごい。なお、同時収録の「ペトルー シュカ」はストラビンスキー自身によるピアノ曲へのトランスクリプションでこれも興味深い。 |
非常にていねいな演奏。特にピアニッシモがうまく、耳をたてて聴き入ってしまう。全体に優しい音で、ビドロや雛の踊りあ
たり ではやや 物足りない。しかし、叙情的な面がうまく引き出され、透明感のある水彩画のような仕上がりはなかなかよい。 アナトール・ウゴルスキー(1942-)はレニングラード(現サンクトペ テル ブルグ)の生ま れ。 |
静かに語るような演奏。ややとうとつとした語り口だが、悪くはない。 アレクサンダー・ユニンスキー(キエフ1910-1972 ダラス)は1932 年のショパンコンクール第2位。ロシアでの同期にホロヴィッツやブライロフスキーがいる。 |
ブルガリアの首都・ソフィアでの録音というと、リヒテルの
演奏 がすぐに 浮かぶ。だからというわけではなか
ろうが、第1プロムナードはいかにもリヒテル風。幻想的なグノム、力強く、しかし物悲しいビドロ、続く内省的な第4プロムナード
などは印象的。同時収録曲 も興味深いものが多い。 ヴァルバノフはブルガリアのプレヴェンで1972年に生まれ た。 |
軽やかにプロムナードが始まる。グノム、古城、ビドロとい
ずれ もいい。 音が やわらかくて鮮明、タッチも和音も正確で端正な演奏。 ヴァリヨンは1968年ブダペストの生ま れ。 日本コロンビア COCO-78489 Capriccio 71 047
Gilvert Levine 指揮によるラヴェル版「展覧会の絵」とカップリングされた再プレ
ス 盤。
|
常識的なスピードで適切な弾き方でプロムナードが始まる。グノムもなかなかよい。なんで私家
版? と思うほどである。ビドロの演奏が興味深い。通常の解釈なら重く、足取りがふらつくような表現で終始するのだが、ここ
では澄み切った音で旋律を紡いでいく。後半に近いところになって、まるで峠にさしかかったように重く弾き、そしてそのあと、
デクレッシェンドしていく。うん。これでよいのかもしれない。ずっと重く弾く必要はないのだ。バーバ・ヤーガ、キエフもよ
い。普通の解釈だが、平凡な演奏ではない。よく研究されていて、細かなところまで神経がよく行き届いた演奏である。おすすめ
できる。 アレハンドロ・ヴェラはメキシコ・コアイラ州のピエトラス・ネ グラスの出身。2014年に来日公演をしており、2016年にも予定されている。 |
出だしのプロムナードはリヒテルばりの早さで入るが、全体
とし ては標準 的な速度で進む。軽快で歯切れがよい。 アンドレイ・ヴィエルはルーマニアの首都ブ カレ ストの音楽一 家に生まれた。 |
ややたどたどしさのある、いびつな形をしたプロムナードで
始ま るが、グ
ノムで流暢な演奏にかわり、それが作為的に行われたものであることを知る。叙情的な演奏。同時収録の四季もかなりいい。おすすめ
できる。 |
和音であっても常にひとつひとつの音に個性が与えられ、複
数の メロディ が絡み合うように聞こえてくる。また、ひとつひとつの音の美し
さは特筆すべきであろう。ビドロなどでこれら特性がよく生かされている。 フォークトは1970年生まれでドイツ出身。1990年のリーズ国際ピア ノコ ンクールで2位と なり知られるようになった。この時、バーミンガム市響を率い て参加していたラトルがフォークトを1位に推したと伝えられているが、決定は覆られず2位に甘んじたといわれている。ブ レンデルにも通じる繊細な音の使い 手 |
(time 37'48) | (time 37'38) | (time 36'17) | (time 29'49) |
(time 31'14) | (time 33'19) | (time 36'50) | (time 33'21) | (time 34'08) | (time 35'58) |
併録:ピアノ協奏曲第1 番(チャ イコフスキ−) | 併録:ペトルーシュカからの3楽章(ストラヴィンスキー) | 時収録:ペトルーシュカからの3楽章(ストラヴィンスキー) | 併録:スペイン狂詩曲、パガニーニの3つの主題(リスト) | 併録:涙、瞑想、はげ山 の一夜、 ソロチンスクの市、ゴパーク(いず れもムソルグスキー) | 併録:3つの間奏曲、ピ アノ小曲 集(ブラームス) | 併録:バッ ハのトッカータ ハ短調 BMW911 | 併録:春の祭典(2台の ピアノの ための編曲。ストラビンスキー) | 併録:四季(チャイコフ スキー) | 併録:ピアノソナタ 1990(コ マローワ)、ドゥムカ(チャイコフスキー)、四季(チャイコフ スキー) |
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