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2014/04/07 |
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アニメ:手塚治虫&虫プロ | アニメ:手塚治虫 &虫プロ |
Alexandre Alexeieff | CG: 松浦季里 朝倉民枝 |
Desert Productions | Animusic 2 |
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秋山和慶 w/東京交響楽団 |
秋山和慶 w/東京交響楽団 |
Alfred Brendel | NHK 音楽ファンタジー "ゆめ" vol. 3 |
"Bravo Music" |
"Animusic 2" |
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arr. 冨田 勲 | arr. 冨田 勲 | arr. Rimski-Korsakov | arr. 上野千佳 | ? |
? |
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パイオニア
PILA-1057 [LD] |
パイオ ニア PIBA-3084 [DVD] | Geneon GNBA-1097 [DVD] | 日本ク ラウン CRBD-2012 [DVD] | Sony SCPS 11013 [DVD] | Animusic AM1152 [DVD] |
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1966 | 1966 | 1972/1980 |
1994? | 2001 | 2005 |
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ディズニーの「ファンタジア」を意識して作られたオムニバ
ス・アニメだ が、ひとつひとつに主人公がいて、社会風刺に満ちている。機
械文明批判、富や名声に固執する人への批判、戦争批判などだ。今でも通用するテーマゆえに、今見ると、その切り
口、掘り下げ方、表現に古さと甘さを感じて しまう。 音楽は冨田勲。 電子音とオーケストラ、コーラスなどを自由に組み込んでいて、音のアニメーションとでもいうべき仕上がり。特に合唱の使い方 や曲の崩し方がうまい。原曲を ベースにしているはずだが、ラヴェル版と似ている部分もあって、第5プロムナードも省略されている。しかし、必聴ものだと思 う。この編曲は演奏しなおして 録音・発売する価値があるのではないだろうか。 4度改訂さ れているが、このLDにあるのは1969年のベニス映画祭むけの第3版。ムラヴィンスキーの指揮するラヴェル編を ベースにしてア ニメを制作し、実際には秋山和慶&東響で演奏された。しかし、ラヴェル編は まだ著作権が生きており、それが高額であったことが判明したことから、第3版では、これを差し替えることに決定。急 遽、冨田勲に依頼し、わずか1週間で編 曲 してもらったというもの。版の違いなどをまとめたのはこちら。 展覧会の絵の制作に関わった真佐美 ジュン氏のブログはこ ちら。 同内容のビデオは下記。 パイオニア
PIVS-1119 [VDO]
手塚ビデオ TZV-001 [VDO] |
手塚治虫の作製した実験アニメーション全てをひとつにまと
めて刊行され
たDVD。「展覧会の絵」については秋山和慶&東響の演奏風景の実写を組み込んだエンディングも組み込まれていて興味深い。
このエンディングは第1版のみ
に使われたもので、ラヴェル版が使われている。DVDになって、画質が良くなり、感動もひとしおだ。
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ブレンデルのピアノに合わせて、ピン・スクリーン法のアニ
メーションが 展開する。第1プロムナード、グノム、古城、テュイルリ、
ビドロを「展覧会の絵」(10分)として1972年に発表。続きは、雛の踊り、サミュエル・ゴールドベルグを「3つの主題」
(7分)として1980年に発
表した。莫大な時間と労力を要する技法であり、これを二人だけで作製しているのだが、曲数を減らしたり、曲を短くするといっ
た方法をとらず、丹念に作り続 けた。多分、すべての曲を作り上げたかったはずであっ
たが、妻の死、自身の死によって、ついにそれはかなわなかった。何ともいえない哀愁のこもった影絵のようなアニメーション。
命のともし火のような映像。一 度は見てほしい。 ピン・スクリーンとはアレクセイエフによっ て発案されたアニ メーションの技 法。50万余の針が整然と並んで刺さっているボードの両面から、一本一本の針を突出または陥入させて模様を作る。そし て、このボードに光をあててできる陰 影をコマ撮りしてアニメーショ ンにするという手法である。いわずもがな、きわめて手の 掛かる手法で、妻であ るクレア・パーカーと二人で作製し ていたが、50年間でわずかに5作品、総時間で40分ほどであった。 |
わずか2分半にまとめるため、第1プロムナード、バーバ・
ヤーガ、キエ フの大門という3曲のみの構成であるがそつなくまとめ られており、CGと相まって 結構、楽しめる。 標題を活かし、美 術館の回廊を歩きながら、1枚1枚のアニメーションの絵を見るというストー リー。1枚ごとの絵にコミカルな動きやファンタジーがあって、面白い。センスの良さがよくわかる。現在、松浦季里は 七音社 で「パラッパラッパー」や「ビブ リホン」などのプレステ・ゲー ム、朝倉民枝は グッド・グリーフ で、 TV用のCG作品を作り続けてい る。 1992-96年頃の放送シリーズのひと つ。シンセサウンドと CGアニ メーションの組み合わせは当時、 けっこう話題を呼んだ。シンセの方は結構楽しめたが、CGアニメが曲の内容とまるで違うストーリーや画材であること が多く、違和感を感じることがしばしば であった。 また、絵のセンスもお粗末であることが多く、とても名曲に釣り合ったものとは思えないことが多かった。この頃のCG は絵を動かせるだけで評価されていたの かもしれない。幸いにも「展覧会の絵」のCGは センスがよく嬉しい。 |
「バーバ・ヤーガ」と「雛の踊り」が入っている。CGも好感の持てるもので、音楽にあわせての動きがあり、違
和感がない。楽しい。 ソニーの家庭用ゲーム機・プレイステーション2のゲームソフ ト。指揮者になった つもりで、テンポ、強弱、パートの指示の3つを出しな がら、課題曲(全部で34曲)を演奏する。うまく演奏できると「ブラボー」の評価を受け、次の課題へと進むことがで きる。ストーリも操作もシンプルで、名 曲ぞろいだ。 ゲームに馴染まない人間でも、クラシックが好きならきっとはまるだろう。 |
Cathedral Picture
というタイトルで、プロムナード、バーバ・ヤーガ、キエフの大門の3曲が架空の自動演奏楽器(MIDI
の音と完全対応している)で演奏される。ドラム、ベース、シンセの組み合わせが基本で、特にドラムの叩き方がカール・パー
マーのドラムを連想さ せる。ELPへのトリビュートといえるのかもしれない。楽器の動きがきわめて巧みでMIDI
といい、CGといい引き込まれるものがある。おすすめできる。 Animusic は Wayne Lytle によって作られたアメリカの制作会社。MIDI をベースにした音楽とCGによる3Dアニメーションを組み合わせた Animusic と称するアニメーション・シリーズを発表している。いずれも、いろいろな音楽を自動演奏の架空の楽器が演奏するもの。見 所はその懲りようで、架空の楽器な ら ではの面白さが満載だ。 |
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(time 33') | (time 33') | (time 17') |
(time 2'30) | (time --) | (time 6'07) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
併録:なし | 併録:ある街角の物語、 人魚、森 の物語など全13作品+ボーナス映像 | 併録:はげ山の一夜、道すがら、鼻、メイキ
ングや関 連映像多数 |
併録:ワルキューレの飛 行(ワー グナー)など計10曲 | 併録:多数 | 併録:多数 |
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