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2009/02/14 |
Carl Stone | Tetsuto Yoshida (吉田哲人) |
Carl Craig & Moritz von Oswald |
Matthias Arfmann |
arr. Carl Stone | remixed by 吉田哲人 |
Recomposed by Carl
Craig & Moritz von Oswald |
Recomposed by
Matthias Arfmann |
EAM Discs 201 | Avex AVCW-12455 |
DG 00289 4766912 8 |
DG 00289 477 5579 |
1987-1989 | ? |
? | Berlin & Hamburg
2005/5 |
Mac+シンセ+サンプラーで作られたミニマル音楽。全
4曲のうち、2曲目 Hop Ken
がプロムナードのモチーフで作られている。最初はトランペットのような音で、途中は二湖と馬頭琴のような音で、断片的なプロム
ナードが何度も何度も繰り返
し奏でられる。ただ、それだけなのだが、まるで頭の中になんども浮かんでくる記憶断片のようであり、雑踏で聞こえてくる人々の会
話の断片のようでもある。
また、単純な繰り返しであるものの、少しずつ音程が変えられるため、全体としてゆっくりとメロディラインのようなものが浮かび上
がってくる。途中、グノム
やサミュエルを思わせるような音の交錯が入り、終盤でキエフの大門になる。プロムナードを軸として全体を構築しており、緻密で巧
妙。不思議な音楽だ。天才 の技だ。マニアックだが、お薦めしたい1枚。 |
さまざまなクラシックをDJらが自由にリミックスしたオム
ニバ スCD。 展覧会の絵のクレジットがあるが、実際にはプロムナードのみで、Swingle Singers
によるスキャット・コーラス(ダバダバ・・・の繰り返し)のリミックス版。Swingle Singers
はバッハのアレンジで有名だが、まさかこういう物があるとは思いもしなかった。 Swingle Singers の「リモージュの市場」のスキャットはアルバム "Getting Romantic"に収録されている(紹介はこちら)。 |
movement 3
でサミュエルのトランペット部分が、movement 8
でキエフの終盤部分がリミックスされている。旋律はかなり断片的で、それをミニマル的に何度も何度も繰り返す。この反復は時には
神経質すぎて聞き続けるの がつらくなるが、move. 3
はボレロと旋律が重ねられていて結構面白いと思う。素材はカラヤン+ベルリンフィルの1986年2月の音源だが、もとのメ
ロディがわからないほどに断片化されており、何もカラヤン+ベルリン・フィルでなくてもいいような気がした。 丁寧な作りの紙ジャケット。音源を豊富に持 つ DGならではの 企画ではあるけれど、「どうしちゃったのDG」とまず 思ってしまう。リミックスというとゲリラ的な音楽のイメージがあり、超大手のDGが正面から取り組むのはなんだか奇妙だ。 まぁ、音楽が良ければOKだけれ ど。 |
これもカラヤン+ベルリンフィルの音源を使ったリミックス
音 楽。 Craig & Oswald
に比べると素材の旋律がだいぶ残っていてわかりやすい。7曲目がグノムを使ったリミックス
曲。単なるリミックスでなく、音源の良さを活かしつつ、独自の旋律やリズム音もうまくいれていて、バランスとセンスの
よさを感じた。併録のいずれもなかなかよいが、グノムはその中ではちょっと今ひとつのできだろうか。アルバムとしてはおすすめで
きる。 自分的には「どうしちゃったのDG」の第二 弾。 2005年に 録音したものを、2008年暮れにリリースなので、よほど周到に準備したのか、DG内部で紛糾したのではないだろうか。な お、CDを予約してた いた のだが、販売中止とのこと。やむなく、DG webshopか ら、MP3で入手した が、後にオーストラリ アの web shop からCDで入手できた。やはり、MP3よりもCDの方が音がいい。しかし、いったい、どういう顛末だったのだろうか。 |
(time 13'03) | (time 3'55) | (time 3'55) | (time 3'58) |
併録:Wall me do, Shing Kee, Sonali (いずれも Stone) | 併録:多数 | 併録:全8曲。 | 併録:シェラザード、惑星・火星、新世界よ
り、など 全11曲 |
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