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休八写真館資料室

Canon の系譜



ここでは、私の主観も交えて、レンズとカメラの系譜をまとめてみたいと思います。

■1.IV型以降のキャノン・レンジファインダー機


発 売年
機 種名
シャッ ター
ビュー
ファインダー
フィ ルム
そ の他
最高速
セルフタイマー
ダイヤル
巻き上げ
巻き戻し
IV 型
1951
IV
1/1000

2 3段 変倍
ノブ
ノブ
 
1952
IVS
1/1000

2 3段 変倍 ノブ ノブ ボディの 完全ダイ キャスト化
  1952 IVSb 1/1000
2 3段 変倍 ノブ ノブ 標準レン ズの変更
  1954 IVSb 改 1/1000
2 3段 変倍 ノブ ノブ シャッ ター表示が 倍数系列に変更
V 型 1956 VT
1/1000 あ り
2 3 段変倍 ト リガー 埋 込ノブ アクセ サリー シューにパララックス補正機能あり
  1957 L2 1/500   2 3 段変倍 レ バー 埋 込ノ ブ  
  1957 VT deluxe
1/1000 あ り 2 3 段変倍 ト リガー ク ランク  
  1957 L1
1/1000
2 3 段変倍 レ バー
ク ランク グッド デザイン 賞受賞
  1957 L3
1/500   2 3 段変倍 レ バー 埋 込ノ ブ
シンク ロ接点の 省略
 
1957 VL
1/1000 あ り 2 3 段変倍 レ バー ク ランク ハーフ ミラーを 金メッキから銀メッキに変更
 
1957 VL2 1/500 あ り 2 3 段変倍 レ バー 埋 込ノ ブ  
VI 型
1958 VIT
1/1000 あり 1 3段 変倍 トリ ガー クラ ンク  
  1958 VIL
1/1000 あり 1 3段 変倍 レ バー クラ ンク  
  1959 P
1/1000 あり 1 等倍
レ バー クラ ンク アクセサ リー シューのパララックス補正を省略
7 型
1961 7
1/1000 あ り 1 4 段変倍 レ バー ク ランク セレ ン式露出 計内 蔵。アクセサリーシューを省略
  1965 7S
1/1000 あ り 1 4 段変倍 レ バー ク ランク CdS 式露出 計内 蔵。アクセサリーシューを装備


■2.マニュアル一眼レフ


Rレンズ FLレンズ FDレンズ New FDレンズ
1959 1960 1962 1964
1960
1966
1971
1973
1976
1978
1979 1981
1982
1983
1984
1985
1986
1990
R シリーズ flex RP
R2000
RM














F シリーズ




FX

FP

Pellix

FT QL
Pellix QL
F-1
FTb

FTb-N
EF
F-1N

New F-1





A シリーズ









AE-1
A-1
AV-1

AE-1P

AL-1





T シリーズ













T50 T70 T80 T90 T60

Fシリーズは、基本的にメカニカル・カメラ。FXから露出計を内蔵しており、FTからTTLになります。

Aシリーズは電子化を 進め、プログラムAEを実装しました。Tシリーズはさらに自動化を進め、初めての液晶表示やフィルムの自動巻き上げ・巻き戻しなどを実用 にしたカメラです。

なお、1985年にミノルタからαー7000が出て、AF化の大ブームが起こりました。1987年、キャ ノンはFDマウントを排し、EFマウントのAFカメラへと大転換しました。

■3. フィルムEOS


第1世代
第2世代 第3世代
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
ハイエンド機







1N




1V





ミドル機

620
650



630
10

100
5



55

3

7



7s
エントリー機

750
850

700
1000



Kiss


New Kiss

Kiss III

Kiss IIIL
Kiss 5
Kiss Lite
Kiss 7
特殊機


RT
EF-M



IX-E
IX50







第1世代は基本技術の確立をめざした導入期、第2世代はアートコード、ストロボ内蔵、視 線入 力などの導入に よる実験的な展開期、第3世代はさまざまな面での完成期、と見ています。

EOS-1の更新が世代交代とも一致しま す。ただし、2000年の EOS D30 からデジタル機のリリースが続き、2003年の EOS 10D と Kiss Digital によって、EOSといえばデジタル一眼というイメージが定着していきました。


■4.デジタルEOS


ハ イエンド機
ミ ドル機
エン トリー機
ミ ラーレス機
画 像処理
プロセッサ

full
APS-H
full
APS-C
APS-C
full
APS-C
レンズ
マウント

EF
RF
EF-M




EF-S

第1
世代
2000



D30 (325)



2001

1D (415)





2002
1Ds (1110)

D60 (630)



2003



10D (630) Kiss digital (630)

DIGIC
第2
世代


2004
1Ds MkII (1670) 1D MkII (820)
20D (820)


DIGIC II

2005

1D MkIIN (820) 5D (1280) 20Da (820) Kiss digital N (800)

2006


30D (820) Kiss digital X (1010) 

2007 1Ds MkIII (2110) 1D MkIII (1010)
40D (1010)


DIGIC III
2008



Kiss X2 (1220)
Kiss F (1010)


第3
世代



5D MkII (2110) 50D (1510)


DIGIC 4
2009
1D MkIV (1610)
7D (1800) Kiss X3 (1510)

2010


60D (1800) Kiss X4 (1800)

2011



Kiss X5 (1800)
Kiss X50 (1220)


2012 1DX (1810)
5D MkIII (2230)
6D (2020)

Kiss X6i (1800)
M (1800) DIGIC 5
2013


70D (2020) Kiss X7i (1800)
Kiss X7 (1800)

M2 (1800)
第4
世代

2014


7D MkII (2020)


DIGIC 6
2015

5Ds (5060)
5Ds R (5060)

8000D (2420)
Kiss X8i (2420)

M3 (2420)
M10 (1800)
2016
1DX MkII (2020)

5D MkIV (3040)
80D (2420)



DIGIC 6+






M5(2420)
DIGIC 7
2017


6D MkII (2620)

Kiss X9 (2420)
Kiss X9i (2420)


M6 (2420)
M100 (2420)
2018





R (3030)
Kiss M (2410)
DIGIC 8
2019



90D (3250)
Kiss X10 (2420)
Kiss X10i (2420)
RP (2620)
M6 MkII (3250)
M200 (2410)

2020
1DX MkIII (2010)




R5 (4500)
R6 (2010)


DIGIC X

各モデル名の下の括弧内は、撮像素子の画素数(万画素)です。世代は次のように分類しています。

第1世代
300-600万画素 - 基本技術を確立しフィルム性能に追いつくことをめざした時期
第2世代
1000万画素 - 高解像度化でフィルム性能を 超え始めた時期
第3世代
1000-2000万画素 - 解像度が35mm フィルム性能を越えた時期。動画性能とISO感度も向上。
第4世代
2000-5000万画素 - 解像度が中判フィルムカメラ並みになった時期。動体撮影機能も向上。


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